秋田県の郷土料理である「きりたんぽ鍋」は、もともと山仕事をしていた人たちが食べていた鳥鍋が元になっているので、山菜であるセリをきりたんぽ鍋の具材に使います。しかし、セリ特有の香りが苦手という方もいらっしゃると思うので、本記事では、きりたんぽ鍋でセリの代わりになる野菜を紹介します。まずは、秋田名物きりたんぽ鍋に入れる具材の種類から確認していきましょう。 きりたんぽ鍋の具材は7種類 一般的に知られているきりたんぽ鍋の具材は、きりたんぽ、鶏肉、ゴボウ、ネギ、舞茸、セリ、しらたきの7種類です。しかし、きりたんぽ鍋の本場の秋田県大館市に伝わる「山田流きりたんぽ鍋」には、以上の7種類の具材の中で使わないものがあります。山田流きりたんぽ鍋では、しらたきを使用しません。その代わりに湯がいた里芋を使います。 山田流きりたんぽ鍋とは、大館市出身で秋田県文化功労者、そして初代秋田三鶏保存会会長でもある故山田定治