国立感染症研究所は21日、全国約5千の医療機関の定点調査で、最新の1週間(8月10日〜16日)の1施設あたりの患者数が1.69人(報告患者数7750人)となり、流行開始の目安となる「1人」を超えたと発表した。全国で受診した患者はこの1週間で約11万人と推計している。 都道府県別で報告が多いのは、沖縄県(29.60人)、奈良県(2.96人)、滋賀県(2.48人)、福島県(2.45人)、東京都(2.14人)、大阪府(2.14人)、茨城県(2.11人)、高知県(2.10人)、埼玉県(1.91人)、長野県(1.83人)など。季節性が混ざっている可能性もあるが、ほとんどは新型インフルとみられる。 前週(8月3日〜9日)は0.99人(報告患者数4630人)で、舛添厚生労働相は19日、流行期に入ったと宣言している。