米Microsoftのビル・ゲイツ氏(50)が、2008年7月で同社の第一線から退く。Microsoftが6月15日発表した。引退後も会長職にはとどまり、主要開発プロジェクトの顧問を務める。 ゲイツ氏の現在の肩書きであるチーフソフトウェアアーキテクトの職は、最高技術責任者(CTO)のレイ・オジー氏(50)が直ちに引き継ぐ。もう1人のCTOであるクレイグ・マンディ氏(56)は、新役職の最高調査/戦略責任者に就任し、調査およびインキュベーション事業を担う。両氏ともゲイツ氏と協力して円滑な引き継ぎを目指す。 ゲイツ氏は第一線を退いた後、世界の医療/教育問題の改善を目指す慈善団体Bill & Melinda Gates Foundationのために費やす時間を増やす意向だという。 ゲイツ氏は1975年、ポール・アレン氏とともにMicrosoftを創設した。1986年には上場を果たし、2000年まで
マイクロソフトは6月12日、一般ユーザー向けにベータ2の配布を始めた次期OS「Windows Vista」の説明会を開き、ビジネス用途でのメリットをアピールした。Windows Vistaは機能を増したグラフィックスが特徴の1つ。だが、高度なグラフィックス機能を使うには高性能なPCが必要。数年にわたり計画的にPCを利用する多くの企業では低スペックなPCを使い続ける例もあり、スペックの制限からWindows Vistaへの移行をためらうことも考えられる。マイクロソフトは説明会で高度なグラフィックス機能を使わなくてもVistaの主要機能が利用できることを強調し、ビジネスユーザーの取り込みに力を入れる姿勢を見せた。 マイクロソフトは6月8日、一般ユーザー向けにVistaベータ2を配布するWindows Vista カスタマ プレビュー プログラム(CPP)を開始した(関連記事)。同社のWindo
発表以来、当然(?)ネット上で話題を呼んでいる"Google Spreadsheet"。ただいま招待制ベータテスト中ですが、招待依頼を出したところ、あっさり招いてもらえました。で、以下がそのスクリーンショット(クリックで拡大): ご覧の通り、日本語も問題なく受け付けてくれます(ただしファイル名を日本語にすると、.xls あるいは .csv でエクスポートする場合にファイル名が文字化けします)。関数もけっこう充実していて(300種類弱ぐらい?)、ざっと見たところ普通に使うものは網羅されている感じでしょうか。残念ながら、時間がないので目玉の「シート共有機能」「チャット機能」は試していないのですが、「100%EXCEL」とは言わないまでも、「50%EXCEL」ぐらいは実現できていると思います。EXCEL と決定的に違うところは、グラフ・ピボットテーブル・マクロぐらいではないでしょうか(それが重要
次期Windows OS「Vista」に標準搭載される「Internet Explorer 7(IE7)」(日本語版)のベータ2が連休明けの9日公開された、という表向きの話はデジタルARENAのニュース「マイクロソフトがInternet Explorer 7 ベータ2を公開」を読んでいただくこととして、こちらはWeb業界には気になる、Web表示の互換性の問題に踏み込んでみよう。 まず、単純な話、IE7って使いものになるのか。なる。最初はメニューが見えないので戸惑うけど、Altキーを押せば出てくる。RSSリーダーの機能だってFirefoxとどっこいどっこい程度には付いている(笑)。マクロソフトの看板アプリケーションに抜かりがあるはずはない。 ところが、IE7で表示したとき、レイアウトが崩れてしまうサイトがいくつかあった。例えば、このコラムを書いている12日現在、「はてなダイアリー日記」はIE
「Microsoft Application Compatibility Toolkit 4.1」に含まれる「Compatibility Administrator」 マイクロソフトは4月26日,2週間前に出したばかりのセキュリティ更新プログラム(MS06-015,KB908531)をリリースし直した。当初のパッチを適用すると,日本ヒューレット・パッカード(HP)やNVIDIAが提供するソフトウエアで不具合が発生した。マイクロソフトはこの問題に対処するために,パッチをリリースし直したのである。 MS06-015のパッチは主に,エクスプローラのセキュリティぜい弱性を修正するためのものである。ただし,パッチを適用すると,エクスプローラ上でユーザーによって起動されたプログラムを検証する「Verclsid.exe」というプログラムがOSに追加された。 このVerclsid.exeと,HPやNVID
■ [9] FlashなどをIE仕様変更に対応させる Microsoft社(MS)が、Eolas社の特許を侵害したとして提訴された訴訟でMSが敗訴した影響が大きな広がりをみせようと しています。MSは来春、これに対処したブラウザをリリースする予定ですが、このブラウザは、 「object、embed、および applet タグが読み込まれるたびに確認ダイアログを出す」というユーザーに苦痛を強いる ものになりそうだからです。 W3Cなどもこの判決には危機感を持ち、2003年10月23日に無効の申立書を提出しており、米連邦取引委員会も2003年10月30日 特許異議申立ての新たな手続きを提案するなどIT特許をめぐる環境も大きく動きつつあるので、このIE仕様変更が先行き どのように決着するかはまだ確定とは言いきれない状況でもあります。 とはいえ、MSはすでにこの仕様変更IEのベ
新年の挨拶に代えて:マイクロソフトの戦略転換とRay Ozzieのメモ 公開日時: 2006/01/04 23:17 著者: 渡辺聡 本連載もあと四半期で2周年となります。何気なく始まったところから、気がつけば思わぬ長丁場になってしまいました。 これからもこれまでと変わらず、世にただ流されるのではなく、一本筋の通った視点を届けるべく綴っていきます。 ご愛顧頂いているみなさま、日頃お世話になっているみなさま、本年も宜しくお願いいたします。 さて、どこから始めたものかと仕事頭への切り替え準備で幾つかのサイトを見ていると、昨年話題を読んだマイクロソフトのRay Ozzie(Grooveの印象が強いので”マイクロソフトの”という冠がつくのは少々違和感がある)、が社内向けに向けたメモがZdnetで邦訳されていた。小特集としてコーナー化されておりUIEvolutionの中島氏、テックバイザー
我々が普段から意識せずに使っているWindows OSが、昨年2005年で栄えある20周年を迎えた。今回はそのWindowsが歩んできた20年の歴史を、以下のような構成にて順序だてて紹介して行く。なお、資料「Windowsの20年 - 歴史年表」をこちらに用意したので、本稿を読みすすめるにあたり参考にして頂ければ幸いだ。 第1章 Windows前夜と1.0/2.0 Windowsの誕生 Windows 1.0は単なるランチャだった 第2章 本格的な日本上陸を行ったWindows 3.0/3.1 GUIを本格化するWindows 3.0 Windows 3.1とDOS/Vマシン Windows 3.1とネットワーク 第3章 現在のPC文化を創り出したWindows 95/98/Me 斬新ながらも不安定なWindows 95 本格的なコンシューマOSとなるWindows 98
GoogleがFeed APIを公開するかもというのは、けっこうデカい記事。 Niall氏の予測では、例えばGoogle自身もGoogleデスクトップがFeed APIと連動してデスクトップ自体をRSSリーダー的に利用できるようにするだろう、と言っています。 以下、MSの動向との関係を考えてみる。 先駆けていたMSの動き FeedのAPIについてはMSが先駆けてこんなスローガンを出して、 こんな絵を描いていた。Windows Vistaのお話。 (上記2スライドは、PDC05 "RSS in Windows Vista" Amar Gandhi, DAT 320, RSS Enthusiast & Group Program Manager, Microsoft Corporationからの引用。「Microsoft Team RSS Blog : Team RSS at PDC '05」
今日のタイトルは先日書いた「Google との競争をどう生き残れば良いのか」をもじったものですが、Microsoft がターゲットとしている市場の広さは Google の比ではなく、多くのソフトウェア企業にとってより現実的な脅威となりえます。 比較的最近の記事を中心に、この問題を考えてみました。 ○ 企業規模の視点から見た Microsoft のターゲット市場 まず Microsoft が主にターゲットとしている市場はどこか、という問題を顧客企業の規模という切り口から見てみます。 まずは大規模企業向け市場に対する Microsoft の考え方。 2005/11/16 S・バルマーが語る「マイクロソフトだからできること」 - CNET Japan この CNET によるインタビュー記事では記者の「大企業市場では、IT支出に占めるMicrosoftのシェアは1.5%にも満たないというデータがあ
「Windows Live」と「Microsoft Office Live」の正体はいかに?では、特に「Office Live」の方は思ったほど革新的ではないかもしれないと書きました。 しかしそこで触れなかったもう一方の Windows Live の本質を注意深く見てみると、Windows Live が(さらには Microsoft Office Live が)持つ本当の「革新性」が見えてきたような気がします。 キーワードは「プラットフォーム」です。 ○ MSN から生まれ、それとは別のものに発展する Windows Live 2005/11/02 [速報] マイクロソフト、オンラインサービス「Windows Live」「Office Live」を発表 - CNET JapanMSNブランドの下で提供されるWindows Liveは、インターネットベースの個人向けサービスで、電子メールやブ
筆者のPDC暦は2000年からだが、2000年におっかなびっくり行ってみた「.NET PDC」で味を占め、2001年に大きな期待とともに行ってみた「Hailstorm PDC」(※2)でがっかりし、2003年の「WinFX PDC」(※3)で再度期待の芽が出て、という段階を踏んできた。 そういうわけで、今回のPDCは期待半分ながら、もう半分はがっかりさせられることをも覚悟しながらの参加だった。実際、がっかりさせられる兆候はあった。PDC 2003の段階で、すでにそこにある技術だったはずのVisual Studio 2005は、2005年の半ばを過ぎてもまだ出荷の声が聞こえない(本稿執筆時)。PDC 2003で華々しくデビューしたWinFXとAvalon、Indigo、WinFSの計画は、その後縮小や延期を重ねている。 かのDon Box氏は、自身のブログの2004年末のエントリで2005年
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