2011年11月09日00:00 カテゴリ社会・世界情勢 そしてみんなナショナリストになった 5日に有楽町で行われたTPP反対の街頭演説会の動画を流し見していました。 まさに多士済々、超党派と言っていい顔ぶれです。中野剛志さんや田中康夫さんのお話はわかりやすい。みなさん、さまざまな立場や視点から、「日本を守れ」と主張しています。 この一点ではミギもヒダリもないのだ、と思いました。別の会見で、社民党の阿部知子さんと自民党の稲田朋美さんという、政治信条からすればこれまでは両極に位置していたおふたりが並んでいる映像を見たときも、同じ感慨を覚えました。 それは、みんなナショナリストなのだ、という感慨です。ネーション・ステートを前提として発想するのはナショナリズムだ、というあたりまえのことを言うのはしかし、たいへんなことのようです。萱野稔人さんの『ナショナリズムは悪なのか』(NHK出版新書)を読んで