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ブックマーク / somethingorange.net (21)

  • 南京事件否認論の恐怖。 - Something Orange

    前回のメールマガジンで南京事件否認論について書いたところ、感想のメールをいただきました。南京事件の実在に対して否定的なご意見でした。私信であり、ちょっと公開して良いものかどうかわからないので、引用は控えますが、要点は「南京事件は一次資料が少ないから信用できない」ということだと思います。 ぼくは南京事件について議論するつもりはありませんが、以下、簡単にこれに反論してみたいと思います。というかまあね、南京事件を証明する一次資料は普通にあるよ、って話なんですが。 たとえば、ぼくの手元にある『南京事件資料集』。二冊組の分厚いなのですが、ここに収録されているのはほとんどが南京事件の一次資料です。「1 アメリカ関係資料編」、「2 中国関係資料編」と分かれていますが、いずれにしろ南京事件の実在を示していることに変わりはありません。 というか、この資料集を読んでいると「実在したか、しないか」などというレ

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  • どうしたら友達ができますか。 - Something Orange

    今日は『乙嫁語り』の新刊を読めて良い日だった……。と、余韻に浸りながらもいまは時間があるので、ひさしぶりに記事を書いてみようと思います。どうせとりとめのない内容になるでしょうが、まあ、それはそれで良いかな、と。まとまった内容にしようと思うとまた書けなくなっちゃうもんね。 で、まあ、友達作りの話でも。 海燕さんとのオフ会なんかが典型で、あれって、公民館の何もない部屋で、延々十時間以上ダラダラしゃべっているだけじゃないですか。。。。けど、それが楽しいんですよね。その楽しさは、たぶん初めて来た人とかには、さらにその奥があるのですが、ようは海燕さんととかてれびんとか、なんちゅーか、キャラクターが相互理解されている人が配置されていると、、、なんというのかな「居場所感」がすごくあるんですよね。ぜったい、僕が面白くない!ものしか紹介できないてれびん(笑)とか、なんちゅーかな、長く付き合っていると『キャラ

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  • 大人向けキャラクター小説とは何か。 - Something Orange

    Twitterで散々書き散らしたのだが、大人向けのキャラクター小説を読みたいなあ、と思う近頃である。ここでいう大人向けというのは、子どもに読ませるのはちょっと……と思われるくらいダークだったり、シリアスだったりする傾向のことだ。 具体的な作品例としては、『Fate/Zero』とか『マルドゥック・スクランブル』をイメージしている。かたや同人から出てきた異色作、かたや数々のライトノベル出版社から出版を断られた問題作、というわけで、このような作品はいまの出版事情ではイレギュラーなようなのだ。 しかし、ぼくはもっとこの手のアダルトなキャラクターエンターテインメントを読みたいのである。はっきりいって、ライトノベル的なものは好きだけれど、いまのライトノベルではいかにも物足りない。キャラ萌えはいいのだが、ライトノベルの物語も人物もいかにも子どもっぽすぎる。 それでも、以前はぼくの嗜好を満足させるような作

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  • ライトノベルじゃないライトノベル32作。 - Something Orange

    世間では何だかライトノベル32選なるものが流行っているらしいですね。32選ってどう考えても多すぎるだろう、と思わなくもありませんが、既にその数幾千冊にもふくれあがったライトノベルのなかの32作ですから、まあ、意味があるといえなくもないかもしれません。 で、この手の企画が大好きなぼくとしてはいそいそと羅列しようかと思ったのですが、既に後塵を拝した身としてはいまさらに作品を並べ上げることもためらわれます。そもそも最近のライトノベル、全然読んでいないしね。 というわけで、ライトノベル32作を並べるのはあきらめて、「ライトノベルじゃないライトノベル」を並べることにしました。つまり、ライトノベルと一般小説の境界線にあって、何かの拍子に定義論が盛り上がるとき、「これはライトノベルだ」「いや、違う」と話題になるような作品だけをまとめてみたわけです。 当のことをいうと『たったひとつの冴えたやりかた』とか

    ライトノベルじゃないライトノベル32作。 - Something Orange
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    lotus3000 2011/09/28
  • なぜひとは「昔は良かった」と思ってしまうのか。 - Something Orange

    まあ、じっさい良かったからなんだろうけれど。ただし、そのひと個人にとっては、というだけの話。 ああ昔は良かった、最近の若いものはダメだ、というノスタルジーは非常に普遍的なもので、ふしぎなことにダメだダメだといわれていた時代の人々が年長の世代になると、最近の若者は――と言い出す。 古代の石碑にも「最近の若いものはうんぬん」と書かれていた、とかいう話がまことしやかに語られたりしているくらいだ。いったいどうしてこういうことが起こるのか。 客観的に見れば、どう考えても人類の文明は進歩していて、また豊かになっている。「昔よりいまのほうが良く、未来はさらに良くなる」というのが冷静な結論のように思えるのに、どうしてみんな「昔」を懐かしく思い出し、礼賛するのか。 それは実は簡単な話であって、「時代」と「時期」を錯覚しているのだね。ひとがなつかしく思い出すのは70年代とか80年代とかいう「時代」ではなく、「

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    lotus3000 2011/07/29
  • https://somethingorange.net/entry/20110727/p2

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    lotus3000 2011/06/23
  • なぜぼくは偉そうで性格が悪いのか? あるいは親切にかかるコストの問題。 - Something Orange

    先日の記事について儀狄さんとスカイプで話した内容が、なかなかおもしろかったので、人の許可を取って記事にする。ぼくが骨惜しみしない人間だったら、話した内容を的確にまとめてみせるのだが、面倒なので、該当箇所をコピー&ペーストしてしまおう。 なお、この会話は誤字などを直し、会話が前後した部分を修正してあるほかは、基的に話したときそのままである。話はぼくが「乱暴な言葉づかいの人間は差別する」といった、その話題から始まる。 儀狄:ただ、このての排除ってのは怖いですよ。 海燕:まあね。 儀狄:例えば、「東京都が職員採用試験に乗馬を導入し、乗馬が一定のレベルに達していない人はいくら他の成績が良くても落とす」ってやるのは、たぶん特定層の優遇だと思う。 海燕:うむ。 儀狄:同意しました? 其の理由は何ですか? 海燕:乗馬をする能力をもつ特定層を優遇していることには間違いないんじゃないですか。 儀狄:『乗

    なぜぼくは偉そうで性格が悪いのか? あるいは親切にかかるコストの問題。 - Something Orange
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    lotus3000 2010/09/05
  • 業を肯定すること。 - Something Orange

    先日の記事にいただいたid:lisagasuさんのブックマークコメントがうれしかったので、反応してみます。 海燕さんが「いじめいじめられるほうにも責任が」なんて考える人ではないのはブログの読者ならわかることです。私は海燕さんの文章の、人と物語をどこまでも肯定する姿勢が好きです。これからも楽しみにしています ありがとう(泣)。 こういうあたたかいお言葉をいただくと、ウェブログをやっていて良かったと思います。正直、続けることが辛くなることもあるわけですが……。 仰るとおり、ぼくが物語を読み、語るのは「人と物語をどこまでも肯定」したいからです。じっさいにそうできているかどうかは心もとないところですが、その想いが伝わっているのなら、こんなにうれしいことはありません。 しかし、ぼくが使う「肯定」という言葉のニュアンスを正確に伝えることはむずかしいかもしれません。それは必ずしも「正しいと認める」とい

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    lotus3000 2010/07/23
  • Something Orange -  レイプ・イン・ベルリン――『1945年・ベルリン解放の真実』

    1945年・ベルリン解放の真実―戦争・強姦・子ども 作者: ヘルケザンダー,バーバラヨール,Helke Sander,Barbara Johr,寺崎あき子,伊藤明子出版社/メーカー: パンドラ発売日: 1996/09メディア: 単行購入: 1人 クリック: 116回この商品を含むブログ (3件) を見る 性愛の温かい感情というもの、愛情にせよ、ちょっと惚れたというだけの感情にせよ、そういう感情は彼女の人生を豊かにするものでした。性的な親密さへの欲求ももっていました。それは、「幸せ」だったのです。 それなのに、いまでは、そんなことを思い出しただけでぞっとします。体をふれあいたいという欲求は、もはや永久に取り戻すことができなくなってしまったのです。 おもしろかった。異常な迫力に満ちた一冊である。 「1945年・ベルリン解放の真実 −戦争・強姦・子供−」というタイトルからもわかるように、著者は

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    lotus3000 2010/07/20
  • ナウシカの決断は正しかったのだろうか? - Something Orange

    昨日のラジオで『風の谷のナウシカ』の話をしたのですが、まあ、これも凄い漫画ですよね。全編通しておもしろいことは間違いないんですが、なかでもその深遠なる思想が開陳される最終巻の凄みは類を見ないでしょう。 風の谷のナウシカ 全7巻箱入りセット「トルメキア戦役バージョン」 作者: 宮崎駿出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2003/10/31メディア: コミック購入: 92人 クリック: 775回この商品を含むブログ (343件) を見る この巻で、様々な冒険のすえ世界の真実を知ったナウシカは、世界を影から支配する「墓所」にたどり着きます。この「墓所」は実は新人類の揺籃たるべく作られた聖地なのですが、ナウシカはその新人類の可能性を否定し、「墓所」を焼き払ってしまいます。 このとき、ナウシカと「墓所」の管理人とのあいだに繰り広げられるやり取りは漫画史にのこるものでしょう。 「娘よ、お前は再生への

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    lotus3000 2010/05/28
  • 『ナウシカ』や『ガンダム』の「その先の物語」とは何か。 - Something Orange

    ■善悪二元論の物語。■ いまこの記事を書き始めようとしているわけだが、この冒頭の時点で既に長くなる予感がしている。それはもう、ペトロニウスさん(id:Gaius_Petronius)の一部の記事並に長くなる気がする。原稿用紙20枚くらいは軽く行くんじゃないかなあ。 なぜなら、テーマの照らし出す範囲が広範で、多岐にわたるからだ。書いても書いても終わらないという気がしてならない。まあ、いいや、そんな愚痴を書けば書くほどむやみと長くなるので(平和大明神(id:kim-peace)に「文章が無駄に長い」といじめられるぼく)、まずは書きはじめることにしよう。 ちなみに議論のたたき台を目指すつもりなので、批判点は色々あると思う。トラックバックで突っ込んでくれれば嬉しい。 テーマは、ペトロニウスさんやLDさんがいうところの「先の物語」。「先の物語」とは何か。ぼくが理解しているところでは、それは「善悪二元

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    lotus3000 2010/05/12
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    lotus3000 2010/05/09
  • 高河ゆんの未完伝説。 - Something Orange

    Togetterを見ていたら、「【募集】明らかに途中で終わってむちゃくちゃ残念or続刊出て欲しい漫画」というまとめを見つけました。 題名どおりの内容で、期待を集めながらも未完に終わった(ように見える)作品がそれはまあ山のように並んでいます。あきらかに打ち切りのものもあれば、事情不明のまま終わったものもあり、「ああ、こんな漫画あったなあ」と思い出しながら見ていくと、諸行無常の気分に浸れます。 ところで、川原泉の『バビロンまで何マイル?』が挙がっているけれど、これは一応完結していると見るべきなんじゃないかなあ。まあ、文庫を読まないと未完なんだけれど。 で、ぼくの場合、未完放り出しの帝王といえばやっぱり田中芳樹が思い浮かぶわけですが、あの人は小説家なので、漫画家でいえばやはり高河ゆんですかね。 単行が出た長編に限ってもえっと、『恋愛』、『源氏』、『夜嬢帝国』、『サフラン・ゼロ・ビート』、『クロ

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    lotus3000 2010/03/30
  • 二次創作が原作を超える可能性はあるか? - Something Orange

    いまさらながらPS2の『コードギアス LOST COLORS』をプレイしている。 コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 出版社/メーカー: バンダイ発売日: 2008/03/27メディア: Video Game購入: 1人 クリック: 60回この商品を含むブログ (35件) を見る 『コードギアス』第一期と第二期の間に出された作品で、ロロなどのR2キャラも一部登場する。基的に第一期の物語を追いかけていくのだが、そこに記憶喪失の主人公が介在することで物語は新たな展開を見せる。 ルルーシュと同じ絶対遵守のギアスを持つこの主人公が何者であるか、謎と答えをかいま見せながら進む物語はかなりおもしろい。『コードギアス』未見の人には全く勧められないが(何が起こっているのかわけがわからないと思う)、ファンなら遊んでみて損はない出来だといえるだろう。 ただ、システム周りがいまひとつ、ふた

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    lotus3000 2010/03/29
  • 男が少女漫画を読むということ。 - Something Orange

    はてな匿名ダイアリーで少女漫画の話が盛り上がっている。 「俺、少女漫画好きだよ」と言う男に、好きな作品や作家を聞いて24年組の名前があがってくるとげんなりする。心底がっかりする。24年組は私も大好きだし、素晴らしい作家さんだと思うけども、臆面も無く萩尾望都・大島弓子の名を挙げる人のほとんどが、それ以外の少女漫画を読んでいないんだもの。それどころか、その24年組作家さんの最近の作品も読んでいない。せめて「バルバラ異界」ぐらい読んでから言ってもらえませんかね。 「少女漫画を理解する心の広い俺」 極論である。 この書き手の経験則としては正しいのかもしれないが、一般論としては、「臆面も無く萩尾望都・大島弓子の名を挙げる人のほとんどが、それ以外の少女漫画を読んでいない」とはとても思えない。 しかし、この意見に対し、id:msknskさんは「最近まで、24年組以降の少女マンガについての評論はあまりに少

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  • 人間の四分類と、ぼくが『ラブプラス』にはまらない理由。 - Something Orange

    昨日の夜、スカイプで話した会話が例によっておもしろかった。このところ、次々とおもしろい話ができて、ぼくとしては楽しい。で、例によって、記事としてメモしておこうと思う。 はじまりは例によってフィクションに耽溺せずにいられない人種の話。ぼくら、そういった人種にとっては、重要なのは「事実」よりも「真実」だよね、という話が出た。 この場合の「事実」とは客観的に計量可能なファクトのこと、「真実」とはひとの心のなかにしかない主観的な「当のこと」だ。現実と理想ということもできるだろう。 で、世の中には、ただ単によくできているという次元を超えて、ぼくら幽明の民を惹きつける作品がある。なぜか。そこに「真実」が描きこまれているからだ、という話になった。つまり、そこには「真実なる世界」があるのだ。 この場合の「真実なる世界」とは、すべての願望が満たされる楽園を指しているわけではない。どういえばいいのだろう――

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    lotus3000 2009/12/15
    もうちっと連続しているような。
  • 「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という言葉の意味。 - Something Orange

    先日の「物語夜話ラジオ」がおもしろかったので、インスパイアされて記事を書いてみる。 テーマは「あきらめたらそこで試合終了ですよ」。近頃、この言葉の意味をつくづく実感するようになった。そうなのだ。あきらめたらそれまでなのだ。 以前、ぼくは、この言葉を一種の根性論として理解していた。勝負が見えていてもとにかくあきらめずさいごまで全力を尽くせ、という意味だ、と。 しかし、最近ではもうすこし違う意味に解釈している。ひとは、じっさいには可能なことでも、不可能だと思い込んでしまうことがある。そしてそう認識したとたん、当に不可能になるのだ、ということ。 たとえば、ぼくもそうだけれど、「自分は絵を描けない」というひとがいる。が、目が見えて、手が動かせるなら、物理的な意味では、描けないはずはないんだよね。 ようするにそれは「描けないと思い込んでいる」だけなのだ。もちろん、技術的な巧拙はある。そのままではへ

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  • 『無痛文明論』批判。 - Something Orange

    無痛文明論 作者: 森岡正博出版社/メーカー: トランスビュー発売日: 2003/10/16メディア: 単行購入: 3人 クリック: 63回この商品を含むブログ (55件) を見る 非常におもしろいだったので、もう少し考えてみよう。 無痛文明論とは、もっと気楽に生きたい、不快なことを避けたい、という「身体の欲望」が導き出す「無痛文明」を敵視し、「生きるよろこび」を再生させようとする思想であった。 しかし、『無痛文明論』一巻を読み終えたとき、ぼくは何か割り切れない、もやもやしたものを感じざるをえなかった。知的だとは思う。明察だとも感じる。ただ、そのおしつけがましさが我慢ならないような気がしたのだ。 無痛文明論では、はっきりと苦痛を乗り越え「生きるよろこび」を謳歌する人生が良い、と定義されている。無痛文明に浸りきり、日々怠惰に無自覚に生きることは口をきわめて非難される。 無痛文明に浸ること

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  • 文章を綺麗に見せる九つのテクニック。 - Something Orange

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    文章を綺麗に見せる九つのテクニック。 - Something Orange
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    lotus3000 2009/10/07
    リズムに気を使いながらも、詩的表現を殺す。過剰なメロディがリズムを殺さないように心がけろということかな。