◇第98回東京箱根間往復大学駅伝競走往路(2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ) 青学大が5時間22分6秒で2年ぶり5度目の往路優勝を飾った。チーム史上最高の2位と大健闘した帝京大と2分37秒差。3位の駒大とは3分29秒差で、距離にして1キロ以上の大差がある。総合優勝に向けて、青学大が圧倒的に優位だが、全区間が20キロ超の箱根駅伝は、何が起こるか分からない。原晋監督は「油断せずに復路優勝し、完全優勝を目指していきたい」と慎重さと強気の両面を見せた。 大会史上初めて、16人の登録選手全員を1万メートル自己ベストが28分台のランナーでそろえた青学大は分厚い選手層を誇る。復路の流れを決める6区には前回3位の高橋勇輝(4年)を擁する。前々回の2区で日本人1年生最高タイムで快走した岸本大紀(3年)を7区、前回4区4位と堅実に走った佐藤一世(