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ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (83)

  • とある「外国人労働者」の悲劇:日経ビジネスオンライン

    今回のケースについて、朝青龍の行動は、やはり擁護できない。 したいのはヤマヤマだが、私の力量では無理だ。擁護しきれない。 一緒に火だるまになってあげることぐらいはできるかもしれない。 が、それはしたくない。 私にも生活がある。 しみったれた生活だが。許せ、ドルジよ。 報道されていることのどこまでが真実で、どこから先が尾鰭なのかは、正直なところまだわからない。尾鰭とは別に、私が知らない手足や羽があるのかもしれない。それもよくわからない。 が、ともかく、真相がどうであれ、朝青龍が場所中に泥酔して暴行事件を起こしたところまでは、はっきりとした事実だ。とすれば、引退は、残念だが仕方のない結末だった。そう考えざるを得ない。 今回は、朝青龍をめぐる一連の出来事を、一歩引いた視点から見つめ直してみたい。 朝青龍個人については別のところで書いてしまったのでもう書かない。それに、様々な人々によって、言うべき

    とある「外国人労働者」の悲劇:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2010/03/20
    そう。マネジメントだ。別の言葉で言えば心遣い。あるいはホスピタリティ。「管理」ではない。それは冷凍食品を扱う時に使う言葉だ。 品格について語る者は品格を失う。
  • 百貨店で不景気を語るなかれ:日経ビジネスオンライン

    平日の百貨店を一時間ほど歩くと、それだけで確実に意気消沈する。 空気全体が、店員のため息でできているみたいな、そういう独特の湿っぽさを胸一杯に吸い込むことになるからだ。 景気対策上、都心にああいうものを放置しておいてはいけないと思う。いや、マジで。 百貨店を一巡りした私の脳内は、不況感で満たされる。だから、一階の化粧品売り場の脇を抜けて店外に出る頃には、もともと抱いていたはずの購買意欲は、雲散霧消してしまっている。それほど、百貨店の負の内圧がもたらす景況感は、真っ逆様だ。スペースマウンテンの乗り心地。暗く、低く、底の見えない感じ。どこまでも落ちていく怖さ。 今回は百貨店の、過去と現在と未来について考えてみたい。 つい先日、久しぶりに最寄りのターミナル駅のデパートを訪れた。 とあるドイツ製のボードゲームを入手するためにだ。 ついでにソフトダーツ用の部品を補充したいとも考えていた。 入店して、

    百貨店で不景気を語るなかれ:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2010/03/05
    「安いものを見つける」ハンティング中のような興奮が理性を酔わせるのだ。百均にはじめて入ったときの驚きと高揚感は、獲物がうじゃうじゃいるポイントを見つけた猟師の気分と、たぶんよく似ている。
  • 「孤独死」はそんなに大きな問題か 「いのちを守りたい」連発への違和感、偽善に惑わされまい:日経ビジネスオンライン

    かつて、谷垣現自民党総裁は、「絆(きずな)」を掲げて総裁選を戦った。昨年末には「今年の漢字」として鳩山首相は、まさしく、この「絆」の一字を「私の好きな一字」として選定した。 1月29日、鳩山首相は施政方針演説において「いのち」を連発した。「いのちを大切にする政治」を目指すのだという。 1月31日、NHK番組「無縁社会」が放映された。一人静かに息を引き取る「孤独死」が急増しているのだという。 「きずな」、「いのち」と「縁」、3者にはある共通点がある。 「無縁社会」の背景に流れるもの 1月31日夜、NHKの番組「無縁社会」が放映された。「一人で息を引き取る」イコール「無縁」「悲惨」とくくられていた。 高齢者が一人寂しくひっそり孤独死しているケースが急増している、身元不明の遺体が多く無縁仏として埋葬されている、あなたもそうなるかもしれませんよ、と言わんばかりである。 特に強調されていたのは、離婚

    「孤独死」はそんなに大きな問題か 「いのちを守りたい」連発への違和感、偽善に惑わされまい:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2010/02/17
    政治家に守ってほしいのは、われわれ国民の生活なのであって、いのちなどではない。
  • 今後の住宅市場を考えれば、「ロケーションのよい中古物件」がイチバン:日経ビジネスオンライン

    2009年の新設住宅着工戸数は78万8410戸にとどまった。新築供給が80万戸を下回ったのは1964年以来、45年ぶりのことだ。これまで、40年以上も100万戸を超える大量供給が続いていた。だが、雇用不安や所得減少、世帯数を大幅に上回る住宅ストックの現状などを考えれば、かつてのような“100万戸時代”に戻ることはないだろう。 こうした時代の地殻変動を受けて、2月8日号の日経ビジネスでは、「理想の住まいは私が作る」という特集を組んだ。中古物件をリーズナブルに購入し、賢く理想の住まいを作っている人々のリポートだ。これからの時代、既存ストックを賢く活用する発想が生活者にも企業にも求められる。この動きは、一過性のブームではない広がりを持つ。 今回の特集に関連して、企業経営者や識者のインタビュー、実際に住まいを作った人々のケーススタディなどを4回にかけて連載していく。1回目の今回は東京・吉祥寺の築3

    今後の住宅市場を考えれば、「ロケーションのよい中古物件」がイチバン:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2010/02/08
    買い手需要の高い地域は土地が高いので、建て替えもうまくいかないんですよ。古い物件が残っているのもこういうエリア
  • 【最終回】太陽光発電の「不都合な真実」:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン (前回から読む) 唐突ながら、読者は江戸時代が好きだろうか? 歴史小説映画の数などからすると、幕末動乱を例外として、戦国時代等に比べると一般に人気はいま一つといったところではないか。その理由は、江戸時代はどうも溌剌とした印象が薄くてドラマ向きでなく、息苦しく退屈に見えるからだろう。 江戸時代は当に好きですか? 実際に、江戸時代後半は人口が停滞し、社会活力もなかった。元禄時代ぐらいまでの江戸時代前半は、戦乱時代が終わって新田開発が進み人口増で活気があったが、幕府は技術革新と社会の流動性を厳しく規制し、社会活力より社会の安定・秩序を最優先した。福沢諭吉が憎んだ「親の敵」の封建時代そのものである。 二度と戦乱を起こさせないためだったが、教科書に

    【最終回】太陽光発電の「不都合な真実」:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2010/01/22
    江戸時代は、持続可能社会のモデルのようにも言われているが、人々の栄養状態は悪化/原理的に植物と大差なく、かつ土地利用で競合する太陽光発電で、化石燃料の大半を代替することは原理的に不可能と考えた方が良い
  • 52. 「おもしろいこと」の大半を知らないまま死んでいくことに、少しは焦ろう。:日経ビジネスオンライン

    日直のチノボーシカです。 先週はお休みしちゃってごめんなさい。この連載を始めて1年と1か月、初のお休みをいただくことにした。業がちょっと忙しくて…なんて言い訳するほうがみっともなかったですね。 *   *   * 私は今年の9月、生まれて初めて馬という生き物に乗った。長野県は飯田にある乗馬クラブでのことだ。 元来私は、なにごとにつけても億劫がりで引っ込み思案である。なにか新しいことを始めるにさいして心理的障壁の高い、頭の硬い人間である。要するに無趣味な人間である。 しかもスポーツ。私は人生でいちばんハマったスポーツが水泳というインドア人だから、ますます気が乗らなかった。 だから、周囲の乗馬経験者から「乗馬って楽しいから、きみもやったらいいのに」と言われても、「いや、めんどくさいし、だいいち奴らは自転車やバイクと違って自分の意志を持ってるから怖いし」などといって、さんざん逃げてきたのである

    52. 「おもしろいこと」の大半を知らないまま死んでいくことに、少しは焦ろう。:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2010/01/11
    「私は現在までの自分の体験に満足している。いま聴いている音楽、いま読んでいる本、それだけで私は満ち足りている」それをやってしまったら、そのときの私の顔は恐らくひどく醜い。
  • 理系クンが書くマニュアルが読みづらい理由:日経ビジネスオンライン

    この人とは思考や行動、視点がまったく噛み合わない! なぜだ? という現象、どなたもご経験おありと思う。同様に、製品の仕様、販売の現場、サービスについて「いったいなんでまたこうなるんだ」という経験も然り。作り手と買い手のコミュニケーションのギャップはなぜ生まれるのか。それを解く鍵はどこにある? ・・・という大テーマを、今回は極めてライトに考えてみたい。 お相手は『ワタシの夫は理系クン』を上梓した渡辺由美子さん。「自分が結婚した相手は、もしかして変わっているのでは・・・」という、ありがちといえばありがち(?)な悩みを、旦那さまの思考法を「理系クン」と名付け、解析し、コミュニケーション方法を編み出すまでを抱腹絶倒で描いた快作だ。 こので展開されるテーマを、自らも「理系クン」だと自覚する福地健太郎さん(科学技術振興機構 研究員)、そして「名乗れるほどハイレベルじゃないけど、他人事とは思えない」と

    理系クンが書くマニュアルが読みづらい理由:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/12/21
    いわば「無意識の経験値」とでもいうのがあるんです。その対象を普段からどれくらい気にして見ているかによって、経験値が違うという。興味関心が薄い分野は、男女関係なく「無難」に落ち着くんですね。
  • 先進国ではなぜ、少子化するのか:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン (前回から読む) 既に述べたように、英国でも他の国でも産業革命後まず死亡率が低下し、その後100年~数十年たって今度は出生率が下がり始める。現在、大方の先進諸国では、出生率は人口維持水準以下の2.0未満である。死亡率がなぜ下がったのかは既に説明したが、ではなぜ出生率が遅れて大きく下がったのだろうか? 「戦国時代は寒冷化による料争奪サバイバル戦争だった」で紹介したトッドは、女性識字率50%超が出生率低下の分水嶺としているが、具体的理由については様々な理論が言われている。幼児死亡率が下がったので、親が老後の保険としての子供を多く必要としなくなったことや、都市化による生活環境や家族観の変化など、どれもそれなりに説得力があるが、特にここ半世紀ほどの

    先進国ではなぜ、少子化するのか:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/10/31
    過去1万年の人類史は極論すると、いわば悪貨(農業)が良貨(狩猟採集)を駆逐したグレシャムの法則史ということになる。
  • 30. あなたが採用されたことの立証責任は、あなたに課されている。:日経ビジネスオンライン

    日直のボウシータです。 「働く大人」の文学ガイドということで、この連載では、とくに「働く」ということの周辺をめぐって、小説やその他の文学作品がどういうことをしてきたか、を紹介している。そのなかでもとくに、組織のなかの、俗に言う「歯車」として働くことを、大きくクローズアップしている。 それはなぜかというと、一匹狼とか、腕のよさでのしあがっていくとかいったタイプの「働く」なら、医者や弁護士や芸術家や私立探偵を主人公=ヒーローとした物語が山のように書かれていて、いまさら取り上げるまでもないからだ。 フィクションの物語が「働く」というとき、好んで取り上げるのがそういう一匹狼タイプの話であり、たまに組織で働く人が出てきても、刑事だったり教師だったりと、もうドラマの定型ができあがってしまっている。 そうではなく、「下手をすればほかの人と取り替えられてしまうかもしれない立場」を描いてこそ、現代の日で「

    30. あなたが採用されたことの立証責任は、あなたに課されている。:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/06/12
    カフカ指数という言葉をご存知だろうか。2006年にフランス政府が導入した指数で、役所になにかの申請をしたときにどれくらい時間がかかったかをもとにして、100段階で各部署を評価するものだ。
  • ある甘党の、女々しき男:日経ビジネスオンライン

    彼はデザイナー。40代。ピンクとライトグリーンのチェックのシャツがいかにもそれらしい。 もともとおしゃべりなようで、しかもインタビューでは、仕事のことになるとさらに饒舌で、メモと私の頭が追いつかないほど、いろんなことをしゃべってくれました。 「あなた、どんな携帯使ってるの。見せて」 はい、と私はテーブルに携帯を置きます。周りは中高年の女性ばかりの喫茶店。午後3時、という時間指定が間違っていたのかもしれません。騒がしい。 「このデザインはねぇ…」 ダメ出しされました。好きなんですけど。 彼の携帯も同じキャリアのものでしたが、デザインは全く違い、彼の使っているものの方が、優れていると言う話でした。 彼は甘党で、話が終わるまでに、二杯(と数えるのか)、パフェを空に。話もほぼ尽きて、コーヒーを飲みながら彼は私に言います。 「あなた、この仕事楽しい?」 楽しいですね。と私。男性の話を聞くのが、好きな

    ある甘党の、女々しき男:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/06/11
    5年たったら、この話をどこかで書いてくれませんか。
  • 女々しい流、男がクルマを買わなくなった理由:日経ビジネスオンライン

    未曾有の、100年に一度の不景気と言われます。サブプライムローンの破たんと円高とで、メーカーから見れば優良市場だった米国での消費が滞り、では国内はどうかというと、うちはもういっぱいいっぱい、いやうちの方がもっと厳しいと、景気悪い選手権開催中のような有様です。 ホントのことかもしれませんけど、ちょっとは明るい話も聞きたいな。 と言いつつ暗い話で始まっていますが、車が、売れていないんだそうですね。 「そりゃ売れないだろうねえ」 と即答したのは取材先で知り合った、バブルに踊った経験のある40代男性。大学では自動車部に所属。 ちょっと車に乗ってみないかとのお誘いにほいほい乗って、私は今、助手席にいます。 最近あまり見ないタイプの、スポーツカーと言うのでしょうか。 いいぞ!ドライブ! 車が売れないのは、やはりそれは、若い人口が減って市場が縮小しているからでしょうか。 失われたン年は、今後、どんどん延

    女々しい流、男がクルマを買わなくなった理由:日経ビジネスオンライン
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    ma-rusuke 2009/06/11
    カーナビ乙
  • 男だったら、天下国家を語れるべき?:日経ビジネスオンライン

    岡 女々しさという言葉には、あまりいいイメージはないと思うんだけど、でも、女々しいやつの方が、ものを作るには向いているはずなんですよね。やっぱり雄々しい人は、何かを書いたり作ったりはしないと思う。 小田嶋 竹を割った人たちは、あまりね。だって、すぱすぱ言っちゃうからね。 岡 TUGBOATにだっていないよ、そんな竹を割ったような人は。みんなそれぞれで、もちをついているもんね(笑)。 小田嶋 だからしょうがないんだよね。ある種、それで飯をっているんだもん。 岡 だから、そういうことがだめだ、って、思わなくていいような気がするんだよね。とりわけ中学生や高校生の男の子だったりするならば、もう。 もちをつくことを恐れるな! 小田嶋 レトリックみたいなものの出発点って、自分が個人的に嫌だったり、つらかったり、女々しく反芻していたりすることだから。それを違う形で表現したいな、ということが修辞だったり

    男だったら、天下国家を語れるべき?:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/06/05
    義と書いてゲイと読む 葉隠で秘める恋の相手は主君 男って本当、『ゴッドファーザー』が好きよね
  • 完全変態まで、しばらくさなぎで休みなさい:日経ビジネスオンライン

    クサナギ容疑者の事件については、ご案内の通りだ。賢明なる読者諸兄は、細かい事情についても、既に大筋を把握しておられることと思う。なにしろ大騒ぎだったから。 一夜明けて、詳細が判明してみれば、なあに、たいしたヤマではなかった。酔っ払いが裸で騒いだという、それだけの話だ。 仮に同じことをやらかしたのがそこいらへんの営業マンであったのなら、保護連行説諭の上釈放でおしまい、これにて一件落着の微罪だ。一晩留め置かれたところで、まず送検までは行かない。起訴なんてなおのこと。そりゃたしかに通報があった以上、警察官とて出動せざるを得ないだろうが、ふつう、逮捕に至ることはない。その程度の事例だ。 もちろん、身柄を貰い下げにやってきた課長にはアブラを絞られるだろうし、事務所に戻れば戻ったで、半月やそこいらは職場のオモチャになる。当然だ。あるいは、むこう一年か二年は、なにかにつけて当てこすりの対象になるかもしれ

    完全変態まで、しばらくさなぎで休みなさい:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/06/04
    クサナギ容疑者と同じSMAPの構成員
  • 風俗嬢以外の女性と会話する自信がありません:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン <今週のボク様> 年齢:30歳 仕事:雑誌編集者 年収:450万円 学歴:関東地方の国立大学卒 住まい:一人暮らし 兄弟構成:弟2人(ともに未婚) 「僕、卒業したらエロが作りたいんです!」と言い続けていた後輩がいる。川上耕司(仮名、30歳)は、大学に合格して上京した日に池袋のヘルスで風俗デビューし、学生時代は「エロエロセブン」というコードネームで呼ばれていた。身長170cm、体重80kg。身につけるのは青、赤、黄など原色のスウェットかTシャツ。大きなドラえもんみたいな風貌でいつもニコニコしている。しかし、口から出るのは下ネタばかり。僕たちウブな大学生にはそれがとても面白く、川上は男たちのヒーローだった。 いつも陽気でエッチな“ドラえもん”、

    風俗嬢以外の女性と会話する自信がありません:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/03/26
    エロ本はもう完全に斜陽産業
  • イラっときたら「礼儀正しいパンク」でいこう~『人はなぜ怒るのか』 藤井 雅子著(評:朝山 実):日経ビジネスオンライン

    近所の中華料理屋でのことだ。背中というか、ふくらはぎあたりに、不快な振動を感じていた。 後ろを振り返ると、小学生にあがったくらいの男の子が、足をブランブランさせていた。の踵が彼の椅子に当たり、背中合わせのワタシの椅子に響いてくるのだとわかった。なるほど。 コツン、コツン。 振動が止まない。止んだと思ったら、またはじまった。だんだん、向かい合わせのツレの話も上の空。イライラ。コツン、コツン。イラッ。コツン、イラッ! 椅子を引いてみたが、効果はない。止む気配もない。 コツン。注意してやろうと、振り返ると、4人がけのテーブルの、男の子の対面に座っていた若い母親が立ち上がり、「お父さんが、ここがいいっていうから来たんじゃないの」 何があったか知らないが、ここにいまいることが彼女を立腹させていたらしい。「もう!」と言うなり、幼い娘の手をひいて、店を出ていった。 テーブルには、男の子と、その祖父と思

    イラっときたら「礼儀正しいパンク」でいこう~『人はなぜ怒るのか』 藤井 雅子著(評:朝山 実):日経ビジネスオンライン
  • バレンタインとカタクチイワシ:日経ビジネスオンライン

    2月14日は「煮干しの日」だ。 ご存知だったろうか。 私は3年ほど前に知った。 当時、私は、禁煙用の代用品を模索していた。 タバコをやめた反動で、際限なく菓子類をべる習慣が身に付いていたからだ。 で、禁煙→間→肥満→減→ストレス→不眠→という危険なサイクルの途上にいた。そのやっかいなスパイラルは、喫煙を再開しない限り逃れ難いように思われた。 そんな時に、スーパーの店頭で出会ったのが煮干しだ。 私が手にとった生用の無塩カタクチイワシのパッケージの裏面には 「2月14日は煮干しの日」 というキャッチフレーズが記されており、かたわらには粋なタッチの煮干し娘のイラストが添えられていた。 「おお」 私は、早速買い求め、以来、折りに触れてしている次第だ。 おかげで、肥満は必ずしも解消していないが、には陥らずに済んだ。 ありがとう煮干し。 煮干しの日は、全国煮干し協会という財団法人が定め

    バレンタインとカタクチイワシ:日経ビジネスオンライン
  • ピンチ脱出の鉄則【1】平気でミスをする後輩が許せない:日経ビジネスオンライン

    Q 平気でミスをする後輩が許せない 業績回復のため皆が必死な中、平気でミスをする後輩が許せません。そのたびに怒鳴りつけているため、後輩からかなり嫌われています。先輩として、うまく後輩を叱るにはどうすればいいでしょうか。 後輩がミスをしたら叱るのは当然です。私も部下を怒る時はものすごい怒り方をします。「このバカヤロー、二度と会社に出てくるな」。これほど怒るのは年に数える程度ですが、中にはボロボロ泣く人もいます。それでも社員は私に心を開いてくれています。 第2次世界大戦で戦死した山五十六元帥の言葉に「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」というのがあります。部下や後輩にリーダーとして仕事を教える際の心得を説いた有名な言葉です。読者にも実践している人がいるかもしれません。でも、意外と「褒める」ことは抜け落ちている。 叱る前に褒める  後輩が大きな失敗をした。つまら

    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/02/18
    褒めて、食わせて、プレゼント
  • 【2】“建前”を堂々と使いませんか:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン あけましておめでとうございます。以下は、年始の「おみくじ企画」のために書いた原稿ですが、ここにも掲載したいと思います。 今年の運勢は「吉」です。 「今や、日も世界も沈没する船だ」とはしゃぐ、メディアや識者たち。 それに踊らされて、「今は最低の世の中だ」と一緒に大騒ぎしてはいけません。 私たちは「日や世界という船」の「乗客」ではなく「乗組員」です。 一人ひとりが「自分のために」、ひと漕ぎしていくことが大事です。 「絶望」もしすぎず、「希望」も過剰に持ちすぎない方がよいのです。「理想」も小さくて十分です。「現実」を生きていく方が、大きなことなのです。 「大吉」な世の中も、維持し続けるのが大変なだけです。 もちろん「凶」でもなく、「吉」の世の中

    【2】“建前”を堂々と使いませんか:日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/02/17
    まずは「本音」=「良」、「建前」=「悪」という考え方を手放しましょう。建前すら言えないときは、「そうですねえ」などとあいまいにしておいて、建前すら言わないでいればいいのです。
  • 【第53回】問題の多い職場にいて、どうしていいのか分かりません!:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    管理職になったばかりの35歳です。職場では、仕事の問題や人間関係など、トラブルがたくさんあります。だけど、どうしていいのかわかりません。解決に向けてのアプローチはありませんか? 人事ジャーナリストが返信 あなたの職場に限らず、ほとんどの職場には問題があるものです。「上司が仕切れていない」「予算が少ない」「人の出入りが激しい」「人間関係の確執がある」「仕事への姿勢が悪すぎる」など、挙げたら切りがないでしょう。 管理職は職場を統率するのが仕事ですから、これらの問題に対処する必要があります。そのために一定の権限を与えられ、管理職手当を受け取っているのです。 経営者のようにこう突き放してしまうと、何の問題の解決にもなっていきません。ですから今回は、私なりの解決策を述べていきます。 結論からいえば、あなたが代表取締役社長になったとしても、組織のすべての問題を解決することはできません。 今後、会社員を

    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/02/15
    結論からいえば、あなたが代表取締役社長になったとしても、組織のすべての問題を解決することはできません。あくまで「解決できること」に力を注ぎ、「できないこと」はサラリを受け流しましょう。
  • 身体に「ノー」を言わせないためのネガティブシンキングの勧め:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    物事をポジティブに考えるのがよいという人がいる。「ネガティブシンキングの勧め」なんてとんでもないと思う人もいるはずだ。ここでお勧めしたいのは、なんでもネガティブに考えるということではなく、身体に「ノー」を言わせない感覚を身につけるための、手段としてのネガティブシンキングだ。 身体に「ノー」を言わせてしまった人の有名な例は、2007年9月12日の安倍晋三元首相の突然の辞任だろう。文藝春秋誌の寄稿によると、彼は青年時代から潰瘍性大腸炎という難病をかかえていたそうだ。もともと身体が「ノー」と言いやすい悪条件を抱えていて、それが難しい政局でいよいよ無理になってしまったらしい。 人としてはつらかっただろうが、身体が「ノー」というまで自分を追い込んでしまったのでは、社会人として自覚が足りないと言われてもしかたがない。エッセイスト山口瞳は『礼儀作法入門』で、社会人の一番の礼儀は健康維持とまで言っている

    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/02/15
    経験的な観察なのだが、あまりにポジティブな人にはどことなく嘘くさい雰囲気が漂うことがあり、共感を元にした深い信頼が築けないことがある。適度なネガティブシンキングは人間らしさを回復させる。