Googleが、太古のディストリビューションであるRed Hat 7.1から、10年新しいDebianベースのディストリビューションへ、ライブアップグレードした話を紹介する。 そのあと、自分の身の回りの環境と比較し、参考にすべきポイントを考察する。 原文は USENIX LISA の投稿論文だ。しかし、中身は論文体というよりは、事例の紹介といった適切かもしれない。 MERLIN, M. Live Upgrading Thousands of Servers from an Ancient Red Hat Distribution to 10 Year Newer Debian Based One. In Proceedings of the 27th conference on Large Installation System Administration (LISA) (2013),
Linux Daily Topics 2016年5月30日ログアウトのたびにユーザプロセスをすべてkillなんて ―毎度お騒がせのsystemd、新バージョンでまた炎上 誕生以来、Linuxユーザの間で好き嫌いが大きく分かれるプログラムの代表にsystemdがある。現在、メジャーなLinuxディストリビューションのほとんどはデフォルトの起動プロセスとしてsystemdを採用しているが、その変更を決めるときはたいてい、どのコミュニティでもひと悶着がつきまとう。たとえば2年前にDebianがsystemdへの移行を決定したときも、開発者の間で意見が二分された状態になり、最後はチェアマンの裁定でsystemdに落ち着いている。また昨年、UbuntuがUpstartからsystemdに移行した際も、多くのユーザや開発者が混乱に陥ったことは記憶に新しい。 そしてそのsystemdがそのアップデートに
パフォーマンスなどの調査をする時に利用する便利コマンドメモ。 これないぞ、あれないぞなどあると思いますがとりあえず本などを参考にまとめたものをピックアップしています。 参考 [24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ‾スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用 (WEB+DB PRESS plusシリーズ) 絵で見てわかるシステムパフォーマンスの仕組み CPU使用率やメモリなど全体の概要把握 top デフォルトでは3秒ごとにOSで利用しているプロセスの数や状態、またOS全体のシステムリソース状況が分かります。 パフォーマンスが悪い場合にOS全体としてどのリソースの利用が多いのか(CPU負荷なのかメモリ利用率が高いのか)などの判断に有用だと思われます。 top - 22:36:56 up 28 min, 2 users, load average: 0.00, 0.02, 0.
最近のsystemd-udevdはlinuxのネットワークインタフェース名を設定します。それにともない特にRHEL界隈でNIC命名規則が複雑になってきたので紹介します。。 問題: linuxカーネルはNICの名前をドライバ初期化順につけるので名前とNICの対応が安定しない。再起動毎に順序がかわる可能性もある。 これに対して過去から最近までいろいろな手法で対策がとられています。 ユーザが明示的に指定する MAC アドレスなどの識別子とインタフェース名を設定ファイルで明示して指定する。こんなかんじ。 DEVICE=eth1 HWADDR=D4:85:64:01:46:9E ONBOOT=yes Predictable Network Interface Name くわしくはsystemd本家のwikiにみっちり書いてますが、ざっくりまとめるとハードウェアの物理的な位置やバス上のアドレスを根拠に
vagrant マシン(CentOS 7.2)の vagrant ユーザーで sudo puppet apply ... しようとしたら、 sudo: puppet: コマンドが見つかりません というエラーが出たのでメモ。 調べたこと root ユーザーになって puppet apply はできる。 [vagrant@app001 vagrant]$ sudo su - [root@app001 ~]# which puppet /opt/puppetlabs/bin/puppet [root@app001 ~]# printenv PATH /usr/local/sbin:/usr/local/bin:/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/opt/puppetlabs/bin:/root/bin はい。PATH は通っていますね。 原因と対処方法 sudo「コマン
はじめに インフラを担当しています。 一人が管理できるホストには限りがあるなと思っていて、補助ツールがなければ10台ぐらいが精一杯かと思っています。 補助ツールを使うことで100台ぐらいまでは行けるんじゃないかと思っていて、そのためのツールを探していました。 普段のサーバ管理でやっていることを書いてみます。 チューニングなどでconfの調整 過去に他のホストで導入した設定の適用 バックアップと復元、移設 これらはetcを管理することで実現できそうですね。 過去にはSubversionを使って手作業で管理していましたが、この辺りを(半)自動化してくれるetckeeperというツールがあるということで試してみました。 インストールと初期設定 yumにもaptにもあります。 CentOSの場合にはepelを入れておきます。
最近、Docker以外のコンテナ型仮想化技術の流れとして、自作コンテナエンジンの時代が来るのではないかと感じている。 自作コンテナエンジンとは、コンテナ型仮想化技術を構成する個々の要素技術を組み合わせ、自分の用途にあわせて最適化したコンテナエンジンのことだ。 他のOSのコンテナ仮想化技術について疎いため、以下ではLinuxに限定して話を進める。 概要 Dockerも含めて、Linuxコンテナはコンテナを構成する複数の要素技術の組み合わせである。自分のやりたいことに対して、Dockerをはじめ既存のコンテナエンジンが複雑すぎるケースがある。そこで、自分の用途にあわせてコンテナエンジンを自作することを考えてみる。libcontainerに代表されるように、Linuxコンテナエンジンを自作しやすい環境が整いつつある。今後は、巨大なコンテナエンジンに対して、UNIX哲学に基づいて制御可能な小さなコ
sed コマンド 2015/05/13 文字列を全置換したり、行単位で抽出したり、削除したり、いろいろなテキスト処理のできるコマンド。処理内容はコマンドラインパラメータで指定して、非対話的に一括処理できる。 sedで書ける処理であれば、処理内容にもよるが、perlのワンライナーで書くよりも速いことが多い。 sedというコマンド名は Stream EDitor の略らしい。 基本的な使い方 2021/01/17 標準入力をなにかしら処理して標準出力に出力するので、パイプとして使える。まあたいていのUNIXツールはパイプとして使えるのだが。 ファイル名を指定すればそのファイルを読み込んで処理して標準出力に出力する。 ファイル名を指定してオプション -i を使えば、そのファイルを読み込んで、結果をそのファイルに上書きする。ファイル自体を編集したい場合には便利。(-i はGNU sed限定) 処理
2016/04/21 Alpine Linux Meetup #1
システム復旧時やOSのインストール,ハードウェアのテストなど,普段とは異なるOSやLinuxディストリビューションでブートしたい場面がありますね.そんなときに,1本のUSBメモリでいくつかのOSをブートできるようにしておくと大変便利です.以下では,UEFIのISOブート機能を活用して,1本のUSBメモリでSystemRescueCD,CentOS,Ubuntuの3種類のLinuxディストリビューションをブートできるUSBメモリを作成します.この3種類以外にも,Arch,Fedora,Gentoo,Mint,Knoppix,OpenSUSEなど,様々なディストリビューションに対応しています(詳細は参考リンクを参照ください). まずはUSBメモリ(ここでは/dev/sdb)にDOSパーティションを1つ作成し,FAT32でフォーマット. mkdosfs -F 32 /dev/sdb1/mnt/u
シェルスクリプトにおいて、複数のコマンドを連結して処理するときに、「;」「&」「&&」「||」が使えるですんが、それぞれがどのような動きするかまとめてみました。 ;(セミコロン) 前のコマンドが終わり次第、次のコマンドが実行される。(3つ以上のコマンドを連結してOKみたい) #command1 を実行し、実行後 command2 を実行する。 command1 ; command2 &(アンパサンド) ;(セミコロン)は前のコマンドの完了を待っていたが、&は待たない。 #command1 を実行しながら、command2 を実行する。 command1 & command2 && 前のコマンドがうまく終了した(終了ステータスが0)なら、次のコマンドを実行。そうでないなら次のコマンドは実行しない。 #command1 が 0 を返した場合、command2 を実行 command1 && c
概要 自分が使っているのはUbuntuだ。そして、恐らく殆どのLinuxにおいて言えることだと思うが、これらの特徴とは、カスタマイズ性の高さという部分にある。それは、MacについているGrowlのような、バルーンでお知らせする親切なアイツについても、同じことがいえる。今回は、それらアラートについて、調べたところをここで公開する。 はじめに Ubuntuの場合、自分でバルーンアラートを表示したい場合、notify-sendというコマンドがある。このコマンドは便利なので、ついつい色々なことを知らせるように、このコマンドを酷使してしまう。だが、これらの表示が気にいらかった場合、このアラートそのものの方式を変えたいと思うだろう。 実際、Arch Linux Wikiにあるページによれば、通知サーバーを変更することが可能であることの旨が書いてある。実は、これをきっかけに色々と試したので紹介と雑感を紹
@yoheia gdb -p LWP で特定のスレッドだけ止められますよ。— Tsukasa Hamano (@hamano) 2016年3月29日 @hamano "gdb -p LWP" でサクッとできました!ありがとうございます。 $ ps -u grid -lLf|grep css $ gdb -p 3449 -> LWP:3449 のステータスが t になりました— yohei-a (@yoheia) 2016年3月29日 @yoheia gdb -iex="set non-stop on" -iex="set target-async on" -p プロセス して cont -a してから特定プロセスを interrupt してもいいですね。こちらのほうが自由にスレッド間を行き来できていいかも。— Tsukasa Hamano (@hamano) 2016年3月29日
ありとあらゆるモノがインターネットに接続されるIoT時代の到来を目前に、コイン大の極小・極薄端末が「VoCore」を使えば、自分で機械に組み込んでLinuxベースでプログラムすることで、いろんなモノをIoTデバイスに仕立てることができます。 VoCore | A coin-sized Linux computer with wifi http://vocore.io/store/index これが横25.4mm×縦25.4mm×厚さ3.4mmの極小コンピュータ「VoCore」です。コイン大のサイズにCPU・メモリ・Wi-Fiモジュールなどが組み込まれています。 CPUは「RT5350F(PDFファイル)」(360MHz)、メモリは32MBのSDRAM(133MHz)、8MBのSPIフラッシュメモリストレージ、Wi-Fi(2.4GHz、802.11n)チップを搭載し、USB2.0やイーサネッ
マイクロソフトのハンセルマンのBlog: Developers can run Bash Shell and user-mode Ubuntu Linux binaries on Windows 10 Ubuntuの中の人のBlog: Ubuntu on Windows — The Ubuntu Userspace for Windows Developers この2つのBlogで実態が明確になったのでまとめてみます。 使用可能になるOSまもなくリリースされる予定のWindows 10 ”Anniversary” アップデートで使用可能になります。このアップデートで、開発者向けの機能として追加されます。 機能の追加で、Windowsの設定で開発者モードを有効にすると使用できるようになります。これでネイティブなユーザー モードのLinuxシェルが使えるようになり、bashを起動するとWind
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