RPブーはジューク/フットワークのオリジネイターだと、いまはそう知れ渡っていますが、若干の間違いがあります。彼の登場以前に、DJスピン“Bout It”(97年)、DJクレント“3rd World”(98年)と、現在のジューク/フットワークのプロトタイプとも言える楽曲が世に送り出されていました。ではRPブーは何が凄いのか、なぜ仲間たちからこれほどまでに賞賛を浴びているのか――それは、シカゴ・ハウス時代から脈々と受け継がれてきたハウス・ミュージックの概念を根底から覆す手法を編み出したからだと考えます。それが顕著に表れた作品が誕生したのは99年。 この曲はDJクレントの“Back Up Off Me”。ジュークの歴史に残るアンセムのひとつですが、実は曲の後半に誰も知り得なかった秘密が隠されていることを最近発見しました。この曲の2分35秒あたりから、突然狂ったような変則ビートになりますが、この部
『Theater 1』というJuke/Technoユニットがいる。 このTheater 1は日本のJuke/Footwork界を牽引してきたD.J.FulltonoとCRZKNY*1の二人が結成したユニット。突然現れて、まるでベーシック・チャンネルのように匿名性の高い良質なリリースを不気味なまでにコンスタントに続けており、私はすっかり魅了されてしまっている。 Music | Theater 1 毎回タイトルに「x/12」とあるからには12リリースされる予定なのだろうと想像出来るが、現時点ですでに6EP12Tracksがリリースされており、アルバム1枚分の上質なミニマリズムあふれるJuke/Technoトラックを彼らのBandcampで聴くことが出来る。 カテゴライズなんて無粋と思いながらも、この「Juke/Techno」という紹介の仕方にとても大きな存在感があると感じている。 私がこの音に
「160TO120」というDJ-Mixのスタイルの一つにハマっている。 キッカケはBooty TuneフルトノさんのこのTweetだった。 個人的に実験してる160TO120スタイルの最中を、いつも遊びに来て下さってる力石さんが撮影していただいてた。TRAXMAN - Slip Fall と Phuture - Acid Tracksのブレンド。 https://t.co/CjxpEEvaUy — D.J.Fulltono (@djfulltono) 2015, 3月 30 なんとも不思議なリズム。アシッドな四つ打ちを聴いていたかと思ったらいつの間にかリズムがチチチ・チチチとJukeっぽい3連にすり替わっている。マジックを見ているかのようだ。 通常、テクノやハウスのDJでは2曲の異なる曲を1つの同じBPM(テンポ)で合わせて繋げることで、2つの曲をスムーズに1つの流れ・曲のように聴かせるの
今回は初の海外出張スペシャル! 去る4月29日に韓国・ソウルはCakeshopで行われているナイスなパーティー〈PHANTOMS OF RIDDIM〉にD.J.Fulltonoがゲスト出演した際、編集部スタッフも遊びに行きがてら無理やりお邪魔。そこで同企画のレギュラー・メンバーであり、2014年に大阪で開催された日本と韓国のDJが集った〈Far East Jukin'〉でFulltonoと共演経験もあるソウルのDJ/プロデューサー、CONG VUとの対談取材を行いました。連載担当としても、個人的に念願の取材でございます(ありがとう)。 CONG VUことチョン・セヒョンは、実は404(サーコンサー)という2人組ロック・バンドのギター/ヴォーカルとしても活動しており、2013年のファースト・アルバム『1』は日本盤もリリースされ、来日公演も行っています。なので韓国インディーに興味のある人なら知
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