2018年に出版され、大きな話題を呼んだ実録小説『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(通称:『であすす』)。本書の著者である書店員・花田菜々子さんは、2013年からの1年間、実際に出会い系サイトを利用して出会った70名の人たちに「本をすすめまくる」活動をされていた異色の経歴の持ち主です。 「本をすすめまくった1年間の前と後では、自分の人生がはっきり分かれている気がする」と語る花田さんに、本をすすめる活動を経て感じられたことやその際に意識されていたこと、理想とする生き方や働き方などについて伺いました。 「アホだなあ私」と思うような行動をすることが必要だった 花田さんはもともと、SNSなどはあまり積極的に使わないタイプだと『であすす』に書かれていましたよね。Facebookなども使ったことがなかった、と。 花田菜々子さん(以下、花田) そうで
どっかのスチャラカ記者が転勤は参勤交代からの遺伝子とか言ってたけど、現代の転勤は優秀人材の再配分だからね。 転勤や単身赴任が前時代的で非人道的っていう主張は同意するけど。 そもそも会社においては、企画戦略を能動的に実行できるA層の人間と実行部隊でしかないB層の人間がいる。 B層の人間はどこでも採れる(最近の地方ではレベル低下が顕著だが)が、A層の人間は都市部、特に東京でしか採れない。 となると必然的に都市部に生活圏を持つ人間の採用数が増える。 これを全員の思いに応える配置をすると、例えば鳥取や山形なんてところに行きたい人間はレアキャラになってしまう。 とはいっても、鳥取や山形の事業所も運営する必要があり、こういったところに優秀層を再配分するのに必要なのが転勤。 都市部への人工集中が続く限り、企業はその地方の事業運営を諦めるか、それこそ履歴書の出身高校あたりで出身地方をバランス良く採用するし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く