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criminal lawに関するmahiguのブックマーク (84)

  • 平成24(あ)167 覚せい剤取締法違反,関税法違反被告事件 平成25年4月16日 最高裁判所第三小法廷

    件犯罪事実の要旨は,「被告人は,氏名不詳者らと共謀の上,営利の目的で,覚せい剤を日国内に輸入しようと計画し,氏名不詳者において,平成22年9月,メキシコ国内の国際貨物会社の営業所において,覚せい剤を隠匿した段ボール箱2箱(以下「件貨物」という。)を航空貨物として,東京都内の上記会社の保税蔵置場留め被告人宛てに発送し,航空機に積み込ませ,成田空港に到着させた上,機外に搬出させて覚せい剤合計約5967.99g(以下「件覚せい剤」という。)を日国内に持ち込み,さらに,上記保税蔵置場に到着させ,東京税関検査場における税関職員の検査を受けさせたが,税関職員により件覚せい剤を発見されたため,件貨物を受け取ることができなかった。」というもので,覚せい剤取締法違反(覚せい剤営利目的輸入罪)及び関税法違反(禁制品輸入未遂罪)の2つの罪に当たる。

    平成24(あ)167 覚せい剤取締法違反,関税法違反被告事件 平成25年4月16日 最高裁判所第三小法廷
    mahigu
    mahigu 2013/04/18
    貨物を受け取るため来日した被告人につき,貨物が覚醒剤である認識や発送者と密に連絡した証拠がありながら共謀を否定した裁判員裁判の判決を破棄した原審判決に対し刑訴法382条の適用の一例として評価した例。
  • 平成24(行コ)56 運転免許取消処分取消請求控訴事件(原審・横浜地方裁判所平成22年(行ウ)第74号) 平成24年09月25日 東京高等裁判所

    件は,件運転行為に先立ち,神奈川県警部川崎臨港警察署(以下「川崎臨港署」という。)の警察官から,件免許によって件車両を運転することが可能であるとの教示を受けていたとする控訴人が,件運転行為の当時には,件免許で件車両を運転することができないとの認識を有しておらず,無免許運転の罪についての故意がなかったのであるから,同罪は成立せず,その成立を前提とする件各処分は違法なものであるなどと主張して,被控訴人に対し,件各処分のうち件取消処分の取消しを求めた事案である。

    平成24(行コ)56 運転免許取消処分取消請求控訴事件(原審・横浜地方裁判所平成22年(行ウ)第74号) 平成24年09月25日 東京高等裁判所
    mahigu
    mahigu 2013/04/14
    無免許運転により免許取消処分を受けた者が、予め当該免許で本件自動車を運転できるか警察官の教示を受けていた場合、被処分者には期待可能性がなく、当該処分は過度な手段として効果裁量の逸脱濫用があるとした例。
  • <歩道橋事故「免訴」>遺族表情険しく 「時効」にじむ無念 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

    明石歩道橋事故の判決を前に取材に応じる遺族の(左から)有馬正春さん、下村誠治さん、三木清さん=神戸市中央区で2013年2月20日午前9時14分、山崎一輝撮影 「責任を認めてほしい」という遺族の思いは、時効の壁に阻まれた。子どもや高齢者11人が犠牲になった明石歩道橋事故から11年7カ月。4度の不起訴から一転、業務上過失致死傷罪で強制起訴された元兵庫県警明石署副署長、榊和晄(さかき・かずあき)被告(66)に対する20日の神戸地裁判決は、公訴時効の成立を認め、被告の刑事責任を問わなかった。「過失はない」と主張してきた榊元副署長は主文を聞いても硬い表情のまま。裁判を実現させ、傍聴に通い続けた遺族は「悔しい。納得できない」と無念さをにじませた。【内橋寿明、宮嶋梓帆】 【判決は】歩道橋事故:元副署長に免訴判決…公訴時効認め 神戸地裁 午前10時前、スーツにネクタイ姿の榊元副署長は緊張した様子で入廷

    mahigu
    mahigu 2013/02/20
    業務上過失致死罪につき,他の被告人との共犯の成立を認めず,被告人に公訴時効が成立するとして,免訴を言い渡した事例。
  • 平成23(あ)494 住居侵入,強盗殺人被告事件 平成24年12月17日 最高裁判所第三小法廷

    件は,大阪市a区内の紳士服店で男性店主を殺害し金品を強奪する強盗殺人事件(以下「前件」ともいう。)を犯した被告人が,更に現金を強奪しようと企て,その13日後の平成13年8月28日に同市b区内の薬局に侵入した上,当時84歳の女性店主に暴行を加えたところ,激しく抵抗されたことから,この際殺害して現金を強奪しようと決意し,首を強く絞め続けて窒息死させて殺害し,金品を強奪した,という事案である。

    平成23(あ)494 住居侵入,強盗殺人被告事件 平成24年12月17日 最高裁判所第三小法廷
    mahigu
    mahigu 2013/02/19
    前件強盗殺人にて無期懲役刑が確定し服役している被告人に対し,同事件のわずか13日後に起こした強盗殺人事件につき,服役後の情状を加味して判断し,無期懲役の量刑を維持した例。
  • 平成22(あ)402 殺人,殺人未遂被告事件 平成24年12月3日 最高裁判所第一小法廷

    件は,被告人が,同居していた実母において,被告人のを長年にわたり泥棒呼ばわりをし,常軌を逸した嫌がらせをするなどしていじめ続けたことから,これを自分に対する嫌がらせでもあると考え,更に貯金の預け替えを勧めた郵便局長をも泥棒呼ばわりするに至って,これ以上実母と同居することは耐えられないなどと思い詰め,実母を殺害して自殺しようと決意し,さらに,同居の長男,近くに住む長女夫婦及びその幼い子二人についても,殺人犯の家族という汚名を着せられて生きていくのは耐えられないだろうし,不びんであるなどと考えて,同人らをも殺害しようと決意し,平成17年2月27日,(1) 被告人宅において,自室で就寝中の長男(当時33歳)の頸部にネクタイを巻き付けて,同人が目を覚ました後も強く絞め付け,窒息死させて殺害し,続けて,自室で就寝中の実母(当時85歳)の頸部にネクタイを巻き付けて,同人が目を覚ました後も強く絞め付

    平成22(あ)402 殺人,殺人未遂被告事件 平成24年12月3日 最高裁判所第一小法廷
    mahigu
    mahigu 2013/02/05
    家族に対する殺人5件,殺人未遂1件の事案につき,無期懲役の量刑が維持された事例(横田裁判官の詳細な反対意見がある。)(岐阜中津川家族殺害事件)
  • 平成24(わ)280 殺人 平成24年10月26日 横浜地方裁判所 第4刑事部

    約7か月前に起こした殺人事件について,妄想型統合失調症の影響により心神喪失状態であったとして不起訴とされた上,医療観察法による入院決定を受けた者が,入院3日後に指定入院医療機関の入院患者を殺害した事案について,前件当時より統合失調症の症状が改善し,自らの意思と判断で犯行に及んだ部分が残っていたなどとして,心神耗弱状態であったと認められた事例

    平成24(わ)280 殺人 平成24年10月26日 横浜地方裁判所 第4刑事部
    mahigu
    mahigu 2012/12/19
    7か月前の殺人に関し心神喪失として医療観察法による入院決定を受けた者が,入院3日後に他の患者を殺害した事案につき,統合失調症が改善し一部自らの意思判断で犯行に及んだとして,心神耗弱状態と認めた事例
  • 平成24(あ)23 傷害,強盗,建造物侵入,窃盗被告事件 平成24年11月6日 最高裁判所第二小法廷

    他の者が被害者に暴行を加えて傷害を負わせた後に,被告人が共謀加担した上,更に暴行を加えて被害者の傷害を相当程度重篤化させた場合,被告人は,被告人の共謀及びそれに基づく行為と因果関係を有しない共謀加担前に既に生じていた傷害結果については,傷害罪の共同正犯としての責任を負うことはなく,共謀加担後の傷害を引き起こすに足りる暴行によって傷害の発生に寄与したことについてのみ,傷害罪の共同正犯としての責任を負う。

    平成24(あ)23 傷害,強盗,建造物侵入,窃盗被告事件 平成24年11月6日 最高裁判所第二小法廷
    mahigu
    mahigu 2012/11/27
    暴行に途中から加担しそれまで生じていた傷害を相当重篤化させた場合は,先行行為の利用が想定し難く承継的共同正犯は成立しない。この事実認定は可能な限り重篤化の程度等を特定すれば足りるとの千葉補足意見あり。
  • 平成21(あ)1985 収賄,競売入札妨害被告事件 平成24年10月15日 最高裁判所第一小法廷

    県知事とその実弟が共謀の上,実弟が代表取締役を務める会社において,土地を早期に売却する必要性があったが,思うように売却できずにいる状況の中で,県が発注した建設工事受注の謝礼の趣旨の下に,受注業者の下請業者に当該土地を買い取ってもらい代金の支払を受けたという事実関係の下においては,売買代金が時価相当額であったとしても,当該土地の売買による換金の利益が賄賂に当たる。

    平成21(あ)1985 収賄,競売入札妨害被告事件 平成24年10月15日 最高裁判所第一小法廷
    mahigu
    mahigu 2012/11/26
    知事実弟が経営する会社が,会社再建のため早期の土地売却収入が必要だったにもかかわらず売却できない状況下で,工事受注謝礼の趣旨で土地を買い取ってもらったという事実下では,土地換金の利益は賄賂に当たる。
  • 平成24(あ)878 業務上横領被告事件 平成24年10月9日 最高裁判所第二小法廷

    1 家庭裁判所から選任された成年後見人が成年被後見人所有の財物を横領した場合と刑法244条1項の準用の有無 2 家庭裁判所から選任された成年後見人が成年被後見人所有の財物を横領した場合に成年後見人と成年被後見人との間の親族関係を量刑上酌むべき事情として考慮することの当否 1 家庭裁判所から選任された成年後見人が業務上占有する成年被後見人所有の財物を横領した場合,成年後見人と成年被後見人との間に刑法244条1項所定の親族関係があっても,同条項は準用されない。 2 家庭裁判所から選任された成年後見人が業務上占有する成年被後見人所有の財物を横領した場合,成年後見人と成年被後見人との間に刑法244条1項所定の親族関係があることを量刑上酌むべき事情として考慮するのは相当ではない。

    平成24(あ)878 業務上横領被告事件 平成24年10月9日 最高裁判所第二小法廷
    mahigu
    mahigu 2012/11/26
    成年後見人の後見事務は公的性格を有するから,成年後見人の横領につき刑法244条1項の準用はなく,その量刑事情としても考慮すべきではない。
  • 判決要旨の言っていることがよくわからない - 泣きやむまで 泣くといい

    先日のブログ記事で触れた「受け皿がないから刑務所に長くいてもらおう」判決。多くの人が「判決文はどこで読めるのだ」と思っていたところ、判決要旨がネット上で読めるようになった。どなたかわからないが、アップロードしてくださった方(山眞理さん?)に感謝。 判決要旨 http://www.jngmdp.org/wp-content/uploads/20120730.pdf 特に問題となるのは要旨の終盤部分である。引用したい。 第2 具体的な量刑 1.そこで被告人に対する具体的な量刑について検討する。被告人や関係者等を直接取り調べた上で件行為に見合った適切な刑罰を刑事事件のプロの目から検討し、同種事案との公平、均衡などといった視点も経た上でなされる検察官の科刑意見については相応の重みがあり、裁判所がそれを超える量刑をするに当たっては慎重な態度が望まれるというべきである。 しかしながら、評議の結果、

    判決要旨の言っていることがよくわからない - 泣きやむまで 泣くといい
  • オウム:「櫻井千鶴子」も実在 住民票不正取得か- 毎日jp(毎日新聞)

    殺人容疑などで逮捕された菊地直子容疑者が「『櫻井』の偽名は97年ごろから高橋克也容疑者と使っていた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。さらに、菊地容疑者が名乗っていた「千鶴子」さんは実在し、東京都新宿区役所で住民票を不正取得した疑いがあることも分かった。克也容疑者が偽名に使っていた埼玉県の「信哉」さんと「千鶴子」さんの間に縁戚関係はなかった。 2人の偽名生活は実に15年にも及ぶ。 昨年10月まで約10年間潜伏していた川崎市幸区のアパートに2人で入居する際にも、高橋容疑者は偽名で契約していたが、契約関係書類の連帯保証人や同居人欄にも不正に他人の名前を記載していた疑いも浮上している。

    mahigu
    mahigu 2012/06/08
    刑法の問題作れそう。
  • 郵便物の誤配を放置したら逮捕された\(^o^)/ : 2chコピペ保存道場

    mahigu
    mahigu 2012/04/09
    誤りを明確に指摘できないのが情けない。①横領の故意(所有者排除意思)がない。②信書隠匿罪(263条)が軽く処罰している趣旨から遺失物横領は成立しない(←まちがい(大判T6.10.15))。
  • 時事ドットコム:はねた男性の正当防衛認める=「身を守るため」と無罪−大阪地裁

    はねた男性の正当防衛認める=「身を守るため」と無罪−大阪地裁 はねた男性の正当防衛認める=「身を守るため」と無罪−大阪地裁 男性会社員=当時(39)=を車でひいて死なせたとして、傷害致死罪などに問われた自動車部品会社元役員梅淳一被告(44)の裁判員裁判の判決で、大阪地裁(遠藤邦彦裁判長)は16日、同罪について無罪とし、道交法違反(ひき逃げ)罪で罰金5万円を言い渡した。検察側は懲役5年を求刑していた。  梅被告は昨年1月、大阪・ミナミの繁華街で運転中、クラクションを鳴らした相手の男性から走って追い掛けられた際、男性をひいて死なせた。被告は殺人未遂容疑で逮捕され、傷害致死罪で起訴された。  検察側は「傷害の故意がなかったとしても誤ってはねた」と主張し、自動車運転過失致死罪を、予備的訴因として起訴内容に追加。弁護側は無罪を主張していた。  判決は、被告に男性をわざとひく意思はなかったと判断。

    mahigu
    mahigu 2012/03/17
    過失の正当防衛を認めた裁判例。
  • 平成23(わ)116 殺人被告事件 平成24年02月07日 鹿児島地方裁判所 刑事部

    殺意の有無と,正当防衛又は誤想防衛の成否が争点となった殺人被告事件で,殺意を肯定した上で,殺害行為は,急迫不正の侵害に対して自己の権利を防衛するために行われたものではあるが,防衛行為としてやむを得ない程度を超えており,過剰防衛が成立するとした事案

    平成23(わ)116 殺人被告事件 平成24年02月07日 鹿児島地方裁判所 刑事部
    mahigu
    mahigu 2012/03/15
    過剰防衛認定の一例(裁判員裁判)
  • 平成23(わ)355 窃盗(認定罪名:窃盗教唆) 平成24年02月09日 松山地方裁判所 刑事部

    窃盗(間接正犯)の訴因に対し,被利用者の道具性(非知情性)が認められないとして,教唆犯にとどまるとされた事案

    平成23(わ)355 窃盗(認定罪名:窃盗教唆) 平成24年02月09日 松山地方裁判所 刑事部
  • 平成21(あ)1900 著作権法違反幇助被告事件 平成23年12月19日 最高裁判所第三小法廷

    被告人がファイル共有ソフトであるWinnyをインターネットを通じて不特定多数の者に公開,提供し,正犯者がこれを利用して著作物の公衆送信権を侵害した事案につき,著作権法違反幇助罪に問われた被告人に幇助犯の故意が欠けるとされた事例

    平成21(あ)1900 著作権法違反幇助被告事件 平成23年12月19日 最高裁判所第三小法廷
    mahigu
    mahigu 2011/12/25
    被告人がWinnyをインターネットを通じて不特定多数の者に公開提供し,正犯者がこれを利用して著作物の公衆送信権を侵害した事案につき,著作権法違反幇助罪に問われた被告人に幇助犯の故意が欠けるとされた事例
  • Amazon.co.jp: 事例研究 刑事法 (1) 刑法 (事例研究 ): 井田良, 田口守一, 植村立郎, 河村博: 本

    Amazon.co.jp: 事例研究 刑事法 (1) 刑法 (事例研究 ): 井田良, 田口守一, 植村立郎, 河村博: 本
  • 5人殺傷:自閉症考慮し懲役30年判決 名古屋地裁支部 - 毎日jp(毎日新聞)

    愛知県豊川市で家族5人を殺傷したとして殺人罪などに問われた岩瀬高之被告(31)の裁判員裁判で、名古屋地裁岡崎支部は7日、懲役30年(求刑・無期懲役)を言い渡した。久保豊裁判長は殺意と責任能力を認定し「凶暴で残虐な犯行で結果は重大だが、幼い頃から自閉症障害を抱えていたのに支援を受けられなかった。無期懲役刑はいささか重い」などと判決理由を述べた。 約15年間ひきこもり生活を送り、知的障害と自閉症のある岩瀬被告の殺意と責任能力の有無が争点となった。判決は▽被告は普段から凶器の包丁を調理に使い危険性を理解していた▽被害者の顔や首を多数回強く刺した▽事件時に混乱した様子がなかった--とし、殺意を認定した。 また事件時に▽弟のが「私は関係ない」と言ったのに対し「関係ある」と答えた▽弟のの逃走を阻止しようとした--などから「状況に対応した行動をとっていた」と指摘。幻聴や幻覚を伴う精神障害ではないこと

  • 懲役60年求刑…強姦致傷・強盗・窃盗罪の被告 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    2010年7月までの約9年間に、静岡県三島市などの路上で女性9人に乱暴し、全員にけがをさせたなどとして、強姦致傷罪などに問われた同県長泉町下長窪、無職小沢貴司被告(35)の裁判員裁判の公判が30日、静岡地裁沼津支部(片山隆夫裁判長)であった。 検察側は01~08年に起きた5件の強姦致傷や強盗、窃盗罪と、09~10年に起きた4件の強姦致傷、強盗罪について、いずれも懲役30年とし、併せて60年を求刑した。求刑が60年に及ぶのは極めて異例。判決は12月5日。 小沢被告は09年3月、窃盗事件で懲役1年執行猶予4年の有罪判決を受け、確定している。刑法の規定では、確定判決を受けている被告が、判決の前と後の事件について罪に問われている場合、量刑を分ける必要がある。1回の量刑では懲役30年が有期刑の最高刑。 検察側は論告で「被告にはゆがんだ性癖や人格があり、相当長期間の矯正教育が必要」などと主張。弁護側は

  • 平成22(わ)5331 傷害致死被告事件 平成23年07月22日 大阪地方裁判所 第6刑事部

    実弟の背後から腕を首に回して締めつけて窒息死させたという傷害致死の事案において,被告人は,実弟から顔面を手拳で殴打されるなどの暴行を加えられて,自己の身を守るため,上記行為に出たものであるが,その際,被告人に実弟の首を締めているという認識があったと認定することはできず,防衛行為が過剰であることを基礎づける事実の認識に欠けていたとして,被告人の行為が誤想防衛に当たることを理由に故意責任を否定し,被告人を無罪とした事例(裁判員裁判対象事件

    平成22(わ)5331 傷害致死被告事件 平成23年07月22日 大阪地方裁判所 第6刑事部
    mahigu
    mahigu 2011/11/17
    誤想過剰防衛が認められた例。自招侵害の成立を否定。