日常×華麗×アート、共演 11年春夏パリ・オートクチュールコレクション2011年5月6日 印刷 Check シャネル バレンティノ グスタボ・リンス クリスチャン・ディオール ジョルジオ・アルマーニ・プリヴェ イリス・ヴァン・エルペン マキシム・シモン 3本の矢は折れない。1月下旬に開催された2011年春夏パリ・オートクチュールコレクションは、そんな格言を思わせる三つの柱を示した。デイリー(日常的)な服、ドラマチックな晴れ着、オブジェとしてのアートな服。共存するその三つのバランスに、転換期を迎えたモードの今後が暗示されているようだ。 まず一つ目の柱である「デイリー」。日常的に着られるシンプルな形だが、素材や細部は極めて上質な服だ。その筆頭がシャネルだった。 いかにも肌触りが良さそうな手織り風ツイードの上着とミニ丈スカート、デニムなどの極細パンツの組み合わせ。派手さはないが、シフォンのパンツ
〈2011秋冬パリ・コレクション〉凛と ハンサムウーマン2011年4月22日10時32分 印刷 Check シャネル コムデギャルソン エルメス イヴ・サンローラン ヨウジヤマモト ルイ・ヴィトン ミュグレー(モデルはレディー・ガガ) 3月初旬に開かれた2011年秋冬パリ・コレクションでは、国際社会の不安が続く中で、それでも前進しようというメッセージなのか、光や輝きが服や演出でも強調された。明るく希望があった60年代調が多く、凜(りん)とした「ハンサムウーマン」が新しい女性像として提案された。 霧が立ち込める暗い森の中の長い一本道。そんな見立てのランウエーを、シャネルのモデルたちは、その両端の白く輝く扉へと凜として進んだ。着ているのは、遠めにはこのブランドとは思えないほどマスキュリン(男性的)なパンツルック。 定番の上品なツイードジャケットは、紳士服のようなパンツスーツに羽織った。カクテル
パリコレ11年秋冬ハイライト Part5。3月8日、パリ・ファッションウィークでシャネルやヴァレンティノ、モンクレール・ガムルージュ、アレキサンダー・マックイーンらがショウを行なった。 本物の氷山が登場したり、噴水がセッティングされたりと、そのステージ演出が話題となるシャネルだが、今シーズンは、煙が立ちこめる溶岩がフロアにちりばめられた。コレクションは、まさに溶岩を思わせるダークグレーのパンツスーツでスタート。続いて、ツイードのマントやラウンドシルエットのホワイトジャケットが登場し、足もとはタイトパンツにレッグウォーマー、エンジニアブーツがコーディネイトされた。今シーズンは、ハードで力強いイメージのシャネルだが、ショウの終わりには、ブラックレースのシアーなドレスが登場し、フェミニンでセンシュアルな華やぎを添えた。フロントロウには、アレクサ・チャンやリリー・アレン、イネス・ド・ラ・フレサンジ
秋冬NYコレクション 素材の冒険 懐かしのチェック2011年2月28日10時28分 印刷 Check タクーン ラグ&ボーン トム・ブラウン デレク・ラム プロエンザ・スクーラー マーク・ジェイコブス アレキサンダー・ワン タータンチェックや手編み風ニット、異なる素材のパッチワーク。2011年秋冬ニューヨーク・コレクション(2月10〜17日)には、素朴さやユーモアが漂い、心身共に温まる服がそろった。一方で、形や素材の冒険を続ける、革新的ブランドもあった。(安部美香子) ◇ 子供の頃に誰もが親しんだ懐かしいチェック柄が、さまざまに展開された。 極端に拡大した赤青のギンガムチェックをコートやドレスにしたのは、タイ出身デザイナーのタクーン。米西海岸発のバンド・オブ・アウトサイダーズは、軽快なアメカジスタイルにチェックのシャツを採り入れた。 柄もの同士、またはニットやレザー、ファーといった異素材を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く