11年春夏・東京コレクション総括(下) ポップからエレガンスへ2010年11月8日10時16分 印刷 Check まとふ ソマルタ アグリ・サギモリ フェノメノン ミス・アシダ ケイタ・マルヤマ ユキ・トリイ 日本製ならではのこだわりのある生地、吟味した仕立て。若手のパワーが盛り上がる一方で、東京コレクションに大人も着られる服が充実し始めている。ベテラン勢はもちろん、若手や中堅がこれまでのポップさやゆるさ、ストリート感覚とはひと味違う、エレガントな「東京らしさ」を打ち出している。(竹端直樹、編集委員・高橋牧子) 和の美を服に取り込み続ける、まとふ(堀畑裕之、関口真希子)のテーマは「かさね」。様々な色の取り合わせで、早春から晩夏までの季節の移ろいを表現した。「花冷え」に「蝉時雨(せみしぐれ)」「逃げ水」……。春から夏にかけて撮影した風景の色を分解して、天然素材による伝統の染色技術を使った様々