〈2011秋冬パリ・コレクション〉凛と ハンサムウーマン2011年4月22日10時32分 印刷 Check シャネル コムデギャルソン エルメス イヴ・サンローラン ヨウジヤマモト ルイ・ヴィトン ミュグレー(モデルはレディー・ガガ) 3月初旬に開かれた2011年秋冬パリ・コレクションでは、国際社会の不安が続く中で、それでも前進しようというメッセージなのか、光や輝きが服や演出でも強調された。明るく希望があった60年代調が多く、凜(りん)とした「ハンサムウーマン」が新しい女性像として提案された。 霧が立ち込める暗い森の中の長い一本道。そんな見立てのランウエーを、シャネルのモデルたちは、その両端の白く輝く扉へと凜として進んだ。着ているのは、遠めにはこのブランドとは思えないほどマスキュリン(男性的)なパンツルック。 定番の上品なツイードジャケットは、紳士服のようなパンツスーツに羽織った。カクテル
伝統がベース カジュアルに 2011年秋冬メンズ スタート2011年1月25日10時20分 印刷 Check ボリオリ ALBERT ARTS トラサルディのランウェイショー=大原広和氏撮影 エルメネジルド・ゼニア=大原広和氏撮影 バーバリー・プローサム=大原広和氏撮影 プラダ=大原広和氏撮影 ドルチェ&ガッバーナ=大原広和氏撮影 2011年秋冬のコレクション発表が、メンズからスタートした。伊・フィレンツェで行われた世界有数の展示会「ピッティ・ウオモ」と、それに続くミラノ・メンズコレクションでは、伝統的な柄やアイテムをベースにした服づくりが目立った。ただし、数シーズン続くカジュアル化の流れは健在だ。(ミラノ=竹端直樹) ◆ピッティ 79回目を迎えたピッティ(1月11〜14日)。会場でまず目に付いたのは、タータンチェックを使用したコート、ジャケット、シャツの多さだ。数シーズン続く「軽さ」志向
11年春夏・東京コレクション総括(上) 脱草食系 男らしさ回帰2010年11月1日10時21分 印刷 Check ヨシオクボ バナルシックビザール アットイズリール アンリアレイジ ナオシ・サワヤナギ ユイマ・ナカザト ガッツダイナマイトキャバレーズ メンズは「男らしさ」への回帰を模索。レディースは独創性を追求――。10月中旬に開かれた2011年春夏東京コレクションでは、出口の見えない閉塞(へいそく)感を打ち破るため、やりたいこと、やれることを素直に見つめ直す動きが目立った。連載の「上」は、そんな若手の挑戦を報告する。(竹端直樹、安部美香子) ■脱草食系 東コレは、「東京発 日本ファッション・ウィーク(JFW)」の中心企画だ。インターネットの動画配信による発表も含め、約40ブランドが新作を披露。5日間の期間外にも、都内では若手を中心に様々なショーや展示会が開かれた。 目についたのは、メンズ
2011年春夏ミラノ・コレクション 強烈な色 自由に楽しく2010年10月12日10時15分 印刷 Check [1]グッチ [2]プラダ [3]ジル・サンダー [4]ヴェルサス [5]マルニ [6]ドルチェ&ガッバーナ オレンジと紫と緑、ショッキングピンクに赤――。強烈な色のはんらんだった。9月下旬に開かれた2011年春夏ミラノ・コレクションは、伝統回帰から一転、意表をつく大胆な色合わせが目立ち、楽しく、気分を高める色の効果を実感させた。 2011春夏ミラノコレクションのフォトギャラリー 皮切りはグッチだった。真っ赤な口紅のモデルが、サテン地の紫、水色、オレンジなどのパンツやジャケットに金色のベルトで登場=写真[1]。モロッコのマラケシュがイメージ源。細い革でかごのように編んだブーツなど思わず触りたくなる凝った細部も見せた。 リッチなマダム好みの高級感が漂う。ジャーナリストのスージー・メ
着やすさと洗練の両立 2011年春夏 ミラノ・メンズ2010年7月12日10時51分 ジル・サンダー =ジル・サンダー提供 コルネリアーニ ドルチェ&ガッバーナ プラダ グッチ エトロ 写真左:バーバリー・プローサム/写真右:ディースクエアード =ジル・サンダー以外、写真はすべて大原広和氏撮影 冒険より洗練を、主張よりは着やすさを――。先月開かれた2011年春夏のミラノ・メンズコレクションでは、強いデザインや色柄は少なく、堅いドレスアップでも緩い着崩しでもないところで、新しい着こなしを提案するブランドが多かった。(菅野俊秀) ◇ ミラノに先立ち、今年はピッティ・ウオモの期間中にフィレンツェで発表したジル・サンダーが異彩を放った。 小高い丘に立つ夕暮れの、かつての貴族の大邸宅で開かれたショーで見せたのは、ネオンカラーがはじける服の数々。軽い素材でコート、ジャケット、ショートパンツを組みあわせ
2011春夏 伊ピッティ・ウオモ 男の装い、ジャケット決め手2010年7月5日10時49分 [1]ボリオリ [2]ラルディーニ [3]カンタレリ [4]サルトリア・パルテノペア [5]ダヴェンツァ [6]サンタンドレア [7]ハバーサック 主役はジャケットだった。先月、イタリア・フィレンツェで開かれた紳士服展示会、2011年春夏のピッティ・ウオモでは、軽やかでカラフルなジャケットを打ち出すブランドが目立った。脱スーツ、カジュアル化の流れの中で、よりエレガントな男の装いを求めれば、やはり決め手はジャケットになる。(菅野俊秀) ■イージー・シック 日本でも人気のボリオリ=写真[1]は春夏にあえて濃いめの色のジャケットをずらり。素材はカシミヤや、ガーゼのような綿などを使い、背に裏地はなく着やすくても肩周りの仕立ては入念だ。ラルディーニ=写真[2]も麻や綿などのジャケットを数多く出し、エナメルのボ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く