開店したはるやま新宿南口店。紳士服大手各社は地価下落を好機に、都心部への出店を強化する=東京都新宿区で、宮崎泰宏撮影 郊外の幹線道路沿いを中心に展開している大手紳士服や外食チェーンが、大都市中心部への出店を加速させている。地価下落で賃料が大幅に安くなった都心部への出店で顧客層を広げ、消費低迷下での生き残りを図るためだ。便利な立地を最大の強みにしている百貨店側も、低価格商品の本格投入で対抗する。【窪田淳、宮崎泰宏】 ◇郊外店が新宿、銀座、秋葉原に 郊外型の紳士服専門店チェーン、はるやま商事(岡山市)が8日、東京・新宿にオープンさせた「紳士服はるやま」新宿南口店。同社が15年ぶりに都内に開いた店舗は、京王百貨店やルミネなどの大型商業施設から徒歩3分のビル街に位置する。 店舗面積は約210平方メートルと郊外店の3分の1程度だが、スーツの平均価格を従来店より2~3割安い2万円台に設定し、低価格を前
◇07年は「ラグジュアリー」と「エシカル」 好景気と言われながら「格差」の実感がより広がったとも言われる07年。ファッションでも、この「格差」がキーワードとなった。時代を映す鏡でもあるファッションの、この1年の流れをまとめた。 ★格差 「ラグジュアリーブランド」(ラグジュアリーは「ぜいたく」という意味)と呼ばれる海外高級ブランドによる、新店舗のオープンが今年も東京、大阪、名古屋で相次いだ。ここ数年続いている流れだが、「ラグジュアリーブランドの在り方に変化が見えてきた」と指摘するのは、ファッション週刊紙「WWDジャパン」編集長の山室一幸さん。その象徴が「ブランドタワー」の広がり。ビルの数フロアを使ったショップではなく、ビルまるごとが一つのブランドのショップという大型店だ。 11月にオープンした「アルマーニ 銀座タワー」や「ブルガリ銀座タワー」が代表格で、レストランやカフェ、スパといった空間ま
会見に出席した(前列左から)IMALUさん、黒木瞳さん、香里奈さん、西島秀俊さん、加藤夏希さん、(後列左から)真野裕子さん、小泉孝太郎さん、高岡蒼甫さん、能世あんなさん、えれなさん 13日から放送されるドラマ「リアル・クローズ」(関西テレビ・フジテレビ系)の制作会見が1日あり、主演の香里奈さん(25)ほか主要キャスト10人が勢ぞろいした。香里奈さんはファッションや生き方に悩む百貨店の婦人服売り場勤務の女性を演じる。モデルとして活躍した香里奈さんは、小学生のころからファッションに興味を持ったといい、「小学校にヒョウ柄のワンピースを着て登校してました」とおませな子供時代のエピソードを披露した。 「リアル・クローズ」は、槇村さとるさんが「YOU」(集英社)に連載しているマンガが原作。ファッションに興味を持たなかった百貨店勤務の絹恵(香里奈さん)が、婦人服売り場へ異動となり、独自の人生観や仕事観を
開店初日、入場待ちの行列ができたユニクロの「パリ オペラ店」=パリ市内で2009年10月1日、永田晶子撮影 【パリ永田晶子】パリ中心部のオペラ座近くに1日、ファーストリテイリングが展開するカジュアル衣料品店「ユニクロ」の「パリ オペラ店」がオープンした。同店などによると、開店前にフランス人を中心に約800人の行列ができ、その後も入場制限が続いた。 ユニクロの海外店としてはニューヨーク、ロンドンに続く3番目の大型店舗で、総面積約2150平方メートル。目玉商品は同店限定で販売する9.9ユーロ(約1300円)のジーンズと、女性物で39.9ユーロ(約5200円)のカシミヤセーター。 店内では何点もまとめ買いする姿が目に付き、レジ前には長い行列ができた。カシミヤセーター3枚を購入した40代のフランス人女性は「安いし、品質も十分。また利用したい」と話していた。
◇常に危機感、進化続け カジュアル衣料大手のしまむら(本社・さいたま市)が元気だ。最近は主要顧客の主婦層だけでなく、流行に敏感な女子中高生にも支持され、消費不況の中でも10年2月期は増収増益を見込めると強気の計画である。しまむら商品の愛用者を指す「シマラー」という言葉も広がっている。地味なイメージだったしまむらにどのような変化があったのか。強さと魅力を探った。 ■ティーンが後押し 私が、ファッションセンターしまむらホームズ寝屋川店(大阪府寝屋川市)を訪れたのは、8月下旬だった。日曜日の午後とあって、家族連れや女子中高生らでにぎわっていた。同市の主婦(38)は「子供服は量が必要。安いのがいい」と言い、東大阪市の主婦(46)は「安くて質も十分。家の近くにもできるといいのに」と話してくれた。この2人は常連客で、実用性を重視しているようだ。 一方、守口市の中学3年、松本千明さん(14)は、自転車で
「ユニクロ」のトートバッグが入ったブランドムック「ユニクロ 2009FALL/WINTER COLLECTION」(宝島社)が15日に発売される。トートバッグが付いて880円。書店のほか全国のユニクロの店舗でも販売。また、10月1日のパリ・オペラ店オープンを記念し、同店の来店者に3万個が無料配布される。 ブランドムックは、デザイナーや新商品などブランドの情報を掲載したムックで、バッグや傘などブランドのロゴ付きのアイテムの付録が人気を集め、8月に発売された女性向けブランド「Cher(シェル)」のブランドムック第3弾は、発売4日で約23万部を売り上げている。 今回のムックには、モデルの杏さんや歌手の青山テルマさん、タレントの南明奈さんらをモデルに、写真家の蜷川実花さんが撮影したファッションページを掲載。ユニクロの店舗がある各国都市名が銀色の文字でプリントされたトートバッグ(縦34センチ、横
ユニクロは26日、09年秋冬の新作として、新素材を使った「ネオレザー」と、女性向けの「ボトムスコレクション」を発表した。「ネオレザー」は、本革のような質感を実現した軽量の合成皮革で、手入れ不要、家庭でも洗濯でき、ベスト(2990円)やダブルライダースジャケット(7990円)など低価格の男性向け商品6種のほか、女性向け、キッズ向けも販売する。発表会にはモデルの杏さん(23)、放送プロデューサーのデーブ・スペクターさん(55)がゲストとして登場した。 発表会はショー形式で行われ、杏さんは縦、横、斜めに伸びる3D素材を用いたスキニージーンズで美脚を披露。「脚のラインがきれいに見えて、ああいいな、このスタイリングと思えた。(ユニクロの新商品で)いままで組み合わせたことのなかったスタイルにどんどん挑戦してほしい」とアピールした。杏さんは28日から放送される新CM「ユニクロ コレクション 東京(WO
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR> メーカーの売れ残り商品などを安く販売する「アウトレットモール」が活況だ。国内のアウトレットは34施設。繁華街から離れた郊外の立地にもかかわらず、高速道路の休日割引という追い風も受け、「安・近・短」のレジャーとして定着してきたようだ。【秋本裕子、宮島寛、久木田照子】 7月上旬の平日、茨城県阿見町に同9日開業した「あみプレミアム・アウトレット」では、人気ブランド「コーチ」の店舗前に買い物客の長い行列ができていた。同県守谷市の女性会社員(30)は、「店内に入るだけで30分も待った。狙っていたバッグを4割引きの約4万円で購入でき、待ったかいがありました」と顔をほころばせた。 都心から車で約1時間。「あみ」は圏央道の阿見東インターチェンジに直結し、車に便利な立地だ。衣料品物販店や飲食店など104店舗が軒を連ねる施設内は、一流ブランド店の高級感ある外観と内
カラフルな商品が並ぶゴルフウエア専門店。街でも着られると女性に人気だ=東京・銀座のケイタマルヤマ・オン・グリーンで、秋本裕子撮影 スポーツ用品の中でも、衣料品業界が成長市場として特に期待しているのがゴルフウエア。これまで「中年男性の普段着」のイメージが強かったが、全英オープン出場の石川遼選手ら若手プロゴルファーの活躍で若年層のプレー人口が増え、「若者のファッション」として位置付けられるようになった。 今年4月、東京・銀座にオープンした「ケイタマルヤマ・オン・グリーン」の店内は、花柄やフリルの華やかなウエアが並ぶ。人気デザイナー丸山敬太さんの女性向けブランドを伊藤忠商事とアパレルメーカーが共同で発売した。販売責任者の坂口良子さんは「ウエアが気に入ったからゴルフを始めるという女性も多く、売れ行きは好調」と言う。伊藤忠は秋冬物からスウェーデンの有名ブランド「J・リンドバーグ」の男女ウエアも展開す
◇迫力と緊張感の指揮場面 クラシック音楽の世界を描いた人気漫画が実写映画になる。東宝系で全国公開される「のだめカンタービレ 最終楽章」で、そのウィーン・ロケに同行した。世界最高峰のコンサートホール「楽友協会」では、玉木宏がオーケストラを指揮する場面を撮影。迫力と緊張感あふれるシーンになった。【鈴木隆】 ◇最高のホールにエキストラ870人「感動的な作品にしたい」 映画は2部作。前編では、のだめこと野田恵(上野樹里)が音楽学校で進級を目指し、千秋真一(玉木)は常任指揮者として、低迷する「マルレ・オケ」を立て直す。ウィーン・ロケは冒頭の数ショットのためだが、全体の流れを的確に映し出す重要なシーンだ。 千秋指揮のパリの名門楽団のコンサートを聴くため、のだめが楽友協会に駆け込む場面。上野の頭にテントウムシが止まったり、エキストラとのタイミングが合わなかったりして、テストが続いた。上野は休憩時間も、武
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