「加齢臭」を消したい──。ミドル・シニア世代のニーズに応える肌着が人気だ。繊維を特殊加工することで臭いの原因物質を元から絶ち、汗ばむ季節でも気にならない。衣料販売の現場では、デフレ下でも値崩れしない高付加価値品として注目されている。 40代以降に共通する悩みである「加齢臭」。この臭(にお)いを抑える機能をうたった肌着がヒットしている。スポーツウエア大手のゴールドウインや繊維素材メーカーのセーレンなどが昨年以降、消臭Tシャツやブリーフなどを相次いで発売し、男性を中心に支持を集めているのだ。イオンやイトーヨーカ堂、ユニーなど大手流通も、同種の効果を掲げた肌着のPB(プライベートブランド)商品を投入している。 しばしば「古本やチーズのような臭い」と説明される加齢臭は、中高年にとって大敵だ。春の訪れとともに気温が上昇し、通勤などで汗ばむ機会が増えれば、臭いも発生しやすくなる。 加齢による体質変化が
広野 彩子 日本経済新聞社NAR編集部次長 朝日新聞記者を経て日経ビジネス記者、2013年から日経ビジネス副編集長。日経ビジネスオンラインでコラムの執筆・編集を担当。入山章栄氏の著作『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』を担当。 この著者の記事を見る
人物紹介 菊地 眞弓:レースクイーンやミスコン荒らしなど「バブルでGO」を満喫した20代を経て、今や贅沢に飽きてほとんどモノを買わなくなったアラフォー女子 WITH三波 毒夫:流通の現場に出向き、同業者や取引先と情報交換するのが3度のメシよりも好きという謎の中年男。「WITH」は、「お客様とともに」を意味する たまたま出会った2人が「世の中に、気づき・幸せ・役立ちを与える」で意気投合。今日も流通の最前線を歩きます。 菊地 眞弓(以下、菊地) 三波さん、シワやシミのお手入れ、どうしていますか? (菊地はじーっと、三波の目元を観察) WITH三波 毒夫(以下、三波) 唐突になに? やめてよ。 (三波は顔をそむけるが、菊地は構わずにじーっと目元を観察し続ける) 三波 だからやめようよ、その視線(汗)。男は焼けた肌に年相応のシワがカッコイイの。その人の生き様を反映してね。 菊地 本当は、シワは少し
数cm四方の画面を通じて、衣料や小物が飛ぶように売れる。その勢いは日本にとどまらず、中国や台湾市場にも新風を吹き込む。数年後にはアジアナンバーワンのファッションサイト構築を目指す。 ジャケット、パンツ、ベルトの「レディーススーツ3点セット」が3980円、「フラワーバレーシューズ」が1680円、レースやリボンがあしらわれた「エナメルバッグ」が1980円――。 「高感度で低価格」を売りにした服やファッション小物を販売し、1日に約500万件のアクセスを集める通販サイトがある。大阪府にあるベンチャー企業、夢展望が手がける「夢展望」だ。 現在、自社サイトをはじめ、「夢展望プリンセス館楽天店」など国内だけで9サイトを運営する。会員数は190万人、夢展望で商品を購入したことのある人の数は70万人に上る。丸井グループが運営するショッピングサイト「マルイウェブチャネル」とほぼ同じぐらいの会員数だが、大きなリ
前回は、自分達の職場にある様々な問題を、データを集め、記録を取ることによって、顕在化する事をお勧めした。現状がどうなっているのかを認識して初めて、改善する事ができ、その結果、ボーナス年3回も可能になるのである。 今回はさらに、二、三の表やグラフを用いて、それらが業務改善に実際に簡単に使えることを例示したい。 度数分布表とヒストグラム 例1 得られたデータを整理する時、よく使われる表に表1のような度数分布表がある。 度数分布表というのは、データが一定の尺度によって測られた時に、そのデータを集計するための表である。例えば、ある学校の6年生の学童の背の高さを図った記録とか、ある地域の住民の所得の分布だとかを、集計する時に用いられる。統計で用いられる多くの分布の元は、表1のような度数分布表からできている。 表1は、ある工場で仕入れ先から仕入れている部品の軸の長さの分布である。この表があると、平均が
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 新聞や雑誌には「もはや消費することは時代遅れ」といった記事があふれ、書店には「クルマ買うなんてバカじゃないの?」という刺激的な帯のついた本が並び、高級海外ブランドの日本撤退のニュースも珍しくなく、見わたせば「消費」は「デフレ」「節約」「巣ごもり」の陰にかくれてしまったようにも見えます。 しかし、果たしてそれは本当でしょうか? まったくの出鱈目というつもりは毛頭ありませんが、事実以上に、「そうしたニュースが欲しい」と感じる空気が今の世の中にあるのではないでしょうか。 それは「消費は時代遅れだ」という情報=「商品」への需要であり、それに対して情報という商材の供給者であるメディアはビジネスチャンスを逃さず、しっかり対応している。そうした部分を割り引
(前回から読む) 第1回と第2回のコラムで、全ての企業に共通する基本活動は お金を集める→何かに投資する→利益をあげる という3つであり、その活動の実態がPL(損益計算書)、BS(貸借対照表)、CS(キャッシュフロー計算書)に表れていると申し上げました。 今回は小売業のユニクロと丸井を例にとって財務3表から両社の事業特性と最近の事業の変遷を分析してみます。この原稿の中ではユニクロと丸井という名前を使いますが正式な会社名はそれぞれ株式会社ファーストリテイリングと株式会社丸井グループです。ではさっそく両社の連結の財務諸表を分析してみましょう。 BSとPLの形から見えてくること 図1は両社のPLとBSを同じ縮尺で図にしたものです。ユニクロは2009年8月期の決算データ、丸井は2009年3月期の決算データを使っています。
(前回から読む) 第1回と第2回のコラムで、全ての企業に共通する基本活動は お金を集める→何かに投資する→利益をあげる という3つであり、その活動の実態がPL(損益計算書)、BS(貸借対照表)、CS(キャッシュフロー計算書)に表れていると申し上げました。 今回は小売業のユニクロと丸井を例にとって財務3表から両社の事業特性と最近の事業の変遷を分析してみます。この原稿の中ではユニクロと丸井という名前を使いますが正式な会社名はそれぞれ株式会社ファーストリテイリングと株式会社丸井グループです。ではさっそく両社の連結の財務諸表を分析してみましょう。 BSとPLの形から見えてくること 図1は両社のPLとBSを同じ縮尺で図にしたものです。ユニクロは2009年8月期の決算データ、丸井は2009年3月期の決算データを使っています。
ポーター氏 それは単に、ユニクロさんが賞に応募してくれなかったのではないですか(笑)。 柳井氏 いや、実は少し前に応募したんですよ。ところが審査に漏れた。審査員の方々が我々を信じてくれなかった(笑)。 ポーター氏 今回の特徴は、受賞4社のすべてがサービス業であることです(ユニクロのほか、情報通信業のプロパティデータバンク、衣料品小売業のポイント、生花販売業のパーク・コーポレーション)。日本は歴史的に製造業が強かった。しかし、グローバル展開を強力に進め、競争力のあるサービス企業が出始めた。ユニクロは世界中に店を開こうとしており、仏パリ、英ロンドン、米ニューヨークのような都市でも成功している。日本が転換点にある絶妙なタイミングでの受賞だと思います。 経済の70%占めるサービス業 ――繊維業は歴史が長い。柳井社長は業界を復活させたかったのですか。
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン ドバイに始まりギリシャに飛び火した欧州の問題が顕在化してくる中で、これまで買われ過ぎてきたユーロは鮮明に売られ始めました。また信用不安が再燃したことから商品や新興国市場の株式などが売られ、世界のリスク資産を回避する動きも出始めました。そう遠くない将来に、リスクを回避する動きがさらに大きなうねりになるかもしれないという懸念を強めているところです。 その中で先週末、世界の注目を集めてきたCOP15(国連気候変動枠組み条約締結国会議)では2013年以降のポスト京都議定書の方向性だけを定めた「コペンハーゲン合意」が採択されました。「大山鳴動、ネズミ一匹」で、実質的な結論は先送りされてしまいました。京都議定書の枠組みにCO2(二酸化炭素)排出大国の米中
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く