現場マンションの前に花束を供えて手を合わせ、涙を流す女性ら=1日午後、大阪市西区南堀江1丁目、藤田さつき撮影現場のマンション前で手を合わせ、亡くなった姉弟の冥福を祈る家族連れ=1日午後、大阪市西区南堀江1丁目、藤田さつき撮影 自宅マンションに長女(3)と長男(1)を置き去りにし、死体遺棄容疑で逮捕された下村早苗容疑者(23)=大阪市西区=は自身の過去を「不良で、寂しい子ども時代」と知人に語っていた。進学した東京の高等専修学校では下宿生活を送り「真の愛情や友達を知った」とも。卒業後は地元で就職、結婚、出産……。平穏な日々は離婚後、暗転した。 下村容疑者は三重県四日市市で中学まで過ごした。父親(49)は県内の高校の体育教諭で、ラグビー部の監督。下村容疑者は、部の指導に熱心だった父親とふれ合う時間が少なかったのか、知人に「寂しかった。小中学校での友達はあまり多くない。不良で、弱かった」と語っ