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ブックマーク / islecape.hatenadiary.com (22)

  • 「過剰な批判は逆効果」ということについて - そこにいるか

    人工知能学会の表紙は女性蔑視? - Togetterまとめ http://togetter.com/li/607736 上記の記事については、たまたま比較的早い段階で目にし、その後の展開(と炎上)が予想されたので、主張を絞りつつ2ツイート(※・※)ぶん言及し、それで終わらせるつもりでいた*1 *2 。 その後、RSSなどで入ってくる反応やその後の展開をちょいちょい流し見るに、僕の立場からするといくつか気になる意見もあったが、それに対しても少なからぬ人々が異論・反論を主張していたため、僕自身はそのままフェードアウトしてもよいだろう、と思っていた。過去の経験から人を苛つかせる能力にはそれなりに長けているようなので、ここでわざわざ油を注ぎにいくこともないだろうと。 その折、以下の記事を見た。 あの程度で「性奴隷を作りたがってる」とか言ってるんじゃねーよ http://anond.hatelabo

    「過剰な批判は逆効果」ということについて - そこにいるか
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2013/12/29
    "我々は、自身に向けられた抗議や違和感の表明を、攻撃としてではなく、自らと自らの社会に与えられた将来の再検討の機会と捉えるべきである"
  • (CD-Rの処分に)CDシュレッダーは必要ない(処分対象が百枚単位でなければ) - The cape of an island

    記録型のCD、DVD、Blu-rayなどといった円盤メディアに記録した内容情報を秘匿したまま十枚かそこら処分する場合、わざわざ専用のシュレッダーを買わなくてもいいんじゃないの? という話をします。 (何十枚、何百枚あるという場合はおとなしく買った方が身のためです) ※追記:なんと、以下に書く方法が有効だったのはCD-Rだけでした! のんびりCD-Rだけ処分していたので気づきませんでしたが、id:sisyaさんののブックマーク http://b.hatena.ne.jp/sisya/20130404#bookmark-139271630 を拝見してDVD-Rで試していないことを思い出し、以下の方法をこころみたところ、DVDは構造上もうちょっと面倒くさいことになってました(処分可能ではあったものの、へたすると破片が飛び散るなど危険)。ブルーレイはまだ未検証です。ということで、CD-Rの処分にC

    (CD-Rの処分に)CDシュレッダーは必要ない(処分対象が百枚単位でなければ) - The cape of an island
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2013/04/04
    追記アリ
  • 「中国嫁」の落穂ひろい(一年ぶり二度目) - そこにいるか

    前回の記事 「中国嫁の差別性」によせて http://d.hatena.ne.jp/islecape/20110801/yome を書いてだいたい10日後のislecapeです。コメントなどで意見をいただくことももうないようなので、まとめに取りかかろうと思います。 あらすじ 今回の件について三行……は無理だったので、三段落で簡単に解説すると、 まず「中国嫁日記」というタイトルのエッセー漫画があって、この"中国嫁"という題名で「中国+嫁」という組み合わせであるとか「嫁」という言葉そのものに引っかかりを覚えるという意見がありました。そのように、引っかかりの原因を"そこに内包された差別性"などと指摘する意見と、それに対する反応を見ながら、僕は、 「(エッセー漫画ということもあり)Webで可視化された作者の普段の言動も勘案してしまうと、そもそも全体としてちょっと危なっかしい感じもあるけれど、題名・

    「中国嫁」の落穂ひろい(一年ぶり二度目) - そこにいるか
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2011/08/11
    "無名のブロガーである僕がちょっと「世間」の趨勢に疑義を呈することが「言葉狩り」であり、態度を改めなければならないというなら、かえってこの社会は何も表現できないのではないか"
  • 「表現の自由は他者を傷つけることも当然視する」と主張した人を批判していた人へ - そこにいるか

    ※冒頭付記(副詞、指示代名詞、こなれない表現など可能なかぎり元の文から意図を外さないよう修正。誤字脱字訂正。一部文言追加。最終更新日時・2011年1月14日午前2時9分) 僕も日の現在の人権状況について懸念は感じています。また、そうした現状についてまったく考慮することなく「表現の自由」を主張してそれで済ませようという場合、「表現の自由」が差別構造の現状追認、もっといえば差別構造の温存・推進に働く点は否めないとも思います。しかしそれでも僕は「ヘイトスピーチの規制にも反対」と書きました。ここではそのことについて考えてみます。 まず、彼の「倫理観」ですが、これについては僕は何も言うことがありません。 理由はふたつ。 1:彼がどのような論を展開していたか、ブログがプライベートモードになった今となっては確認できないため 2:人が「関係性」の中で生きる存在である以上、その倫理観の表明と行使とは他者に

    「表現の自由は他者を傷つけることも当然視する」と主張した人を批判していた人へ - そこにいるか
  • 黒木ルールに基づく実践(『YOMIURI ONLINEに掲載された「iPhoneで人の情報丸見え」記事について、当事者から。』に関して) - そこにいるか

    このエントリについて: 簡単に言うと、あるブログのコメントに対し(サイトオーナーのことはまるで考えず)問いかけをしたもののコメント欄そのものが削除されてしまったので、声をかけた相手に「なにかある?」と呼びかけようという意図によるものです。非公開をお望みの場合はislecape名義のGmailまでどうぞ。 なお、僕のこの行動は 「匿名」による批判の禁止 http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/keijiban/Rules.html#anonymous に基づくものであり、これこそが来このダイアリー(ブログ)を開設した目的です*1。 いちおう状況説明 YOMIURI ONLINEに掲載された「iPhoneで人の情報丸見え」記事について、当事者から。 http://mobaphoto.blogspot.com/2010/10/yomiuri-onlineiph

    黒木ルールに基づく実践(『YOMIURI ONLINEに掲載された「iPhoneで人の情報丸見え」記事について、当事者から。』に関して) - そこにいるか
  • 雄山「学者どもに翻訳をやらせるなっ!!」中川「ははっ」 - そこにいるか

    以下エントリを未読の方は、ぜひそちらからご覧ください。 翻訳者「25年前に頼まれた翻訳オワタ\(^o^)/」 出版社「え」 http://d.hatena.ne.jp/islecape/20100823/p2 上記エントリの続編として、岩波文庫のあとがきで翻訳者がいかに「怠惰につき出版が遅れてしまいお詫びする」的な謝罪をしているかを調べあげ、2020年に岩波文庫白帯(社会科学系)のあとがきを100冊調べた「遅くなってごめんなさい>< 10年間ずっと気にしてました><」を発表*1し、さらに2030年には岩波文庫青帯(哲学・自然科学系)の後書きを100冊を調べたうえで「遅くなってごめんなさい>< 10年間ずっとry」を投稿する予ry それはともかく前エントリについて補遺をふたことみこと。 ※なお、今回もタイトルはふざけ気味ですが、おもしろおかしく笑わせるようなエントリにはぜんぜんなっていません

    雄山「学者どもに翻訳をやらせるなっ!!」中川「ははっ」 - そこにいるか
  • アンジーのゲーム - そこにいるか

    「私の友だちなんて、もう二週間も行方不明だよ」 ええっ。私はかなり驚いた。老人界では、そういうことはよくあることなのか? 「いやあ、徘徊老人のために警察は動いてくれないしねえ。いつものことだから、家族ももう諦めてるみたいだよ」 「でもさすがに二週間はまずいんじゃ……。例のアナウンス*1はかけたんですか?」 「うんにゃ」 なんでもないことのように、おばあさんは首を振った。自発的楢山節考というかなんというか、老人たちの潔さにたじろいでしまう。もしかしたらこうやって、人知れずどこかへ消えてしまった老人はたくさん存在するのだろうか。死亡届も出されないままで、市役所の戸籍係が、「あれ、この人、今年で百四十五歳だぞ?」と首をひねるケースが多くあるのかもしれない。 三浦しをん『人生激場 (新潮文庫)』*2 百四十五歳どころではなかった。 今や国内最高齢記録は200歳に達した。人類は、まったく意識しないう

    アンジーのゲーム - そこにいるか
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2010/08/27
    死者(?)の代弁者が現れて……
  • 翻訳者「25年前に頼まれた翻訳オワタ\(^o^)/」出版社「え」 - そこにいるか

    塩尻公明さんの悲劇 岩波文庫版ジョン・スチュアート・ミル著『自由論』(原題:"On Liberty")のあとがきに、岩波書店の吉野源三郎がこんなことを書いている。 一九三八年ごろ、三木清、栗田賢三両氏と私とで相談して、岩波文庫に収録すべき哲学関係の文献のリストを作ったことがある。ミルの『自由論』もその中に入っていた。そして、その訳者としては河合栄治郎氏が最も適任だということは、私たち三人だけでなく、当時何人も認めるところであった。 吉野源三郎「あとがき」*1 J.S.ミル『自由論 (岩波文庫)』(塩尻公明、木村健康共訳)*2 吉野は河合栄治郎に学んだことがあり、河合もこの依頼を受諾。しかし自由主義者であった河合が軍部と対立して、いろいろあった結果休職処分となり(平賀粛学)、さらに出版法違反で起訴され法廷闘争を繰り広げることとなるにより『自由論』の翻訳どころではなくなってしまう。けっきょく河

    翻訳者「25年前に頼まれた翻訳オワタ\(^o^)/」出版社「え」 - そこにいるか
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2010/08/24
    面白い。実に面白い。
  • もふもふしたウサギが主演する戦争アニメは、ただそれだけで非難に値する - R is for Rumor

    ※2010年8月24日補記:記事は当ダイアリーのものとしては珍しく、大きな反響を呼びました。Webで公開して「これほど多くの人に見られるとは思わなかった」という言い訳をしても通用しないとはもちろん考えていますが、実際そう考えがちになってしまうのは事実です。そのあたりの脇の甘さはご勘弁いただくとして、以下のように反省しましたのでご覧ください。 「もふもふウサギ」エントリの落ち穂拾い(暫定版) 日を改めて、記事の改題と改稿も行う予定です(なお記事の「削除」は行ないません)。 - 以下文 - つい先日、動画投稿サイトYouTubeに以下のようなアニメ作品が投稿された。 戦争漫画家として有名な小林源文氏の作品を3DCGアニメ化した"Cat Shit One - THE ANIMATED SERIES"だ。 簡単にあらすじをいうと、「G.I.っぽい民間特殊部隊員のウサギ二匹が、アラブのテロリス

    もふもふしたウサギが主演する戦争アニメは、ただそれだけで非難に値する - R is for Rumor
  • 流言とデマとTwitter - そこにいるか

    Webに真偽不明の情報を流す行為を「入会地の火遊び」とでも呼ぶのはどうだろう。 そのうちすべてを燃やす。 流言拡散装置としてのTwitter むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが暮らしていました。毎日毎日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。 ある日のこと、おばあさんが川で洗濯をしていると、川上からいくつもの大きな桃がドンブラコドンブラコと流れてきました。おばあさんは大喜びで桃を引き寄せました。しばらくあと、桃に混じって、「この桃は遺伝子操作で異常肥大させた桃です。猛毒があります。絶対にべないでください」などという警告文が流れてきましたが、おばあさんは一刻も早く桃を持って帰ろうと洗濯の続きに夢中になっていたので、気づきませんでした。 桃を持ち帰ったおばあさんでしたが、あまりにも量が多かったため、ご近所にもおすそわけしました。たくさんの桃をもらったご近

    流言とデマとTwitter - そこにいるか
  • ニューヨークよ、おまえもか - The cape of an island

    東京ローカルのテレビ局・東京メトロポリタンテレビジョン(MXTV)のニュースで、米ニューヨークの24時間ニュースチャンネル"NY1(ニューヨーク・ワン)"の報道を字幕つきで流すコーナーがある。話によれば提携局らしい*1。 それによると、ニューヨーク市の公共バスで、経営合理化に伴うサービス低下*2などに怒った乗客が運転手につばを吐きかける事件が多発しているとか。 それだけでもびっくり仰天ニュースのような気がするのだが*3、それよりニュースの主眼が別のところにあったので別の意味で驚いた。 「私も吐かれている」……えっ 報道によると、ニューヨーク市交通局には、職務中暴行を受けることによって有給休暇を取得できる制度があるという。2008年に運賃をめぐるトラブルで運転手が乗客に刺殺されたことがきっかけということで、つば吐きも「暴行」として扱われる。2009年には83人のドライバーが乗客から唾を吐かれ

    ニューヨークよ、おまえもか - The cape of an island
  • 発言と責任 - そこにいるか

    ミルクを渡されて 首をかしげ臭いを嗅ぐ人がいる そのまま冷蔵庫に戻す人がいる 製造元に問い合わせる人がいる そしてこぼす人が出てくる 拭き取ろうとする人はいるが、落ちきるものではない それよりも拭き取っているのがこぼした人でないのはどういうことだ もちろん不注意でなしに、ミルクをこぼす自由はある しかしその結果を引き受ける覚悟はあるのか ましてやぶちまけるなど 多くの状況では、決定的な検証を行う機会はまったくといっていいほど生じない。ある種の流言は、すでに当然のことと受け入れられている観点から見るときわめてもっともらしくみえるために、もはや検証の必要はないとみなされる。怠慢から新しい定義がそのまま受け入れられて合意が形成され、その解釈が反駁も否定もされないというただその理由だけで確認される。人々は、ものごとが一般に信じられているという理由だけでそれを信じ込んでしまう。こうして、ある種の流

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    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2010/04/09
    彼らが渡されたのはミルクでなくて、哺乳瓶なんですよ。快不快の原則だけがある。こぼしたものを拭き取る意志も能力もそもそもない。
  • 『シャーロック・ホームズ』ワトスンが強すぎる件についてちょっとひとことふたことみこと - そこにいるか

    ※冒頭補記:ちょこちょこ事実誤認があるようで、その都度訂正を入れてます。ごめんなさい。 表題の通り、3月17日にガイ・リッチー監督、ロバート・ダウニーJr.主演のワーナー・ブラザース映画『シャーロック・ホームズ』を鑑賞した。 ショッピングモール併設のシネマコンプレックスは、平日午後2時半からの上映にもかかわらず満席。公開から最初の水曜「レディースデー」ということもあってか、女性が目立っていたように思う。ロバート・ダウニーJr.とジュード・ロウの威力か。 すでに情報が流れているが、海外では好調な興行成績を記録し、早くも続編の製作が内定しているという*1。 映画は、背後から迫りくる馬車を表現したサラウンドから始まる。編中そうした音の演出が申し訳ていどにちりばめられているのだが、そのあたりの演出論については詳しくないのでパス(でもとりあえず画に関しては「目ざわりでやかましい映像遊び」という意見

    『シャーロック・ホームズ』ワトスンが強すぎる件についてちょっとひとことふたことみこと - そこにいるか
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2010/03/18
    "吹き替え版はホームズが藤原啓治でワトスンが森川智之"……
  • 「私」と「公」のあいだ(Twitterにおける情報選択の困難さについて) - そこにいるか

    Tweak Twitter上で発言をフォロー(購読)している人が増えてきたからか、あるいは、フォローしている人たちがTwitterというメディアに「慣れた」せいなのか、僕の個人的な観測範囲内でもかなり直截的な性の話題が目につくようになってきた。 旧来型の受動系メディアでは、どんな情報の送り手がどういう情報を作るかを100%コントロールすることはできない。そのかわり、飛び込んでくる情報はある程度スケジューリングされており、そのことを考慮しつつ受け手が選ぶことはできる。なら読む前に選べばよいし、テレビならチャンネルを変えればよい。 しかし、Twitterの場合、基的に「この人の発言を追いかけよう」とフォローした人(アカウント)の投稿が一律にずらっと並ぶ「タイムライン」がコンテンツのすべてである。「常に性的な発言をする人を快く思わずフォローしない」ことはできるが、「自分がフォローする人が性的

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  • 東京鮫紀行〜初詣篇(仮) - そこにいるか

    あんまり天気のよくない隅田川…… どうも。鮫です。後ろにボケて写っているのは永代橋です。 正月のうちに、と、一月三日、初もうでに行きました。 七草のいまだに頭が正月気分なので、もっとあとで行ってもよかったんですが、そうなるとこのエントリの投稿が来年のお正月になるおそれもあったため、重い腰をあげました。 もっとも、当は一月一日に行くはずだったんですけど。 ま、とにかく、 初もうで…… 早く景気がよくなりますように…… じゃなくて 東京証券取引所のはす向かいにある兜神社というところです。 ふむ。 兜。 なんで兜なのかはよくわからないのですが(平将門の兜を埋めた塚を祀ったとかなんとか)、とにかく「日橋兜町」という名前の由来になった神社ではあるらしい。 兜岩というのもあります。 ↑これが兜岩なのかな、と思わせておいて、 ↑その右手にあるこっちが物。これまた由来がよくわからないのですが……。

    東京鮫紀行〜初詣篇(仮) - そこにいるか
  • 水戸黄門のもたらす浄化 - そこにいるか

    京都大学人文科学研究所の教授、金文京(57)は、水戸黄門の印籠と同じような存在が韓国中国に存在することに気がつき、趣味で調べにした。 東京生まれ、在日韓国人二世の金は、小さいころから家で韓国文化に触れてきた。印籠と同じように平伏させる道具を持つ暗行御史(あんこうぎょし)が、諸国を回る話を知っていた。 三国志が好きで、慶応大学で中国文学を専攻し、京大大学院へ。研究するうち、水戸黄門と同じく身分を隠して諸国を巡る存在が中国でも古来あったことに気がつく。 「中国でも韓国でも似た話なのに、お互いに全く知らない。その源はなんだろうと調べたら深みにはまって」 (略) 「自分たちでなく、上の、中央の権威を借りて解決する体質が東アジア全体にある。中央集権的な官僚体制の体質です。最高権力者は自分たちのことを理解しているはずだと。周りの人間が悪い、天皇や皇帝は悪くない、と」 金は言う。「水戸黄門はたまた

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  • ボタンかけ違ってるよ - そこにいるか

    新聞には読者の意見を掲載するスペースが投書欄以外にもいくつかある。朝日新聞の場合、生活欄には主婦らが日常のひとこまを綴る『ひといき』があるし、中面テレビ欄『はがき通信』には「BLEACHに仲間の大切さを教えられた」などという20代男性の意見が載ったりすることがあって、いろいろ香ばしかったりするのだが、それはさておき。 朝日新聞の生活欄には労働に関する記事も組まれており、ここにも小さな読者投稿欄がある。『職場のホ・ン・ネ』という題で、「理不尽な命令に従わなかったら解雇された」とか「有給休暇の取得を妨害された」とか「夫の残業時間が異常」というような短い訴えが毎週二掲載されている。『ホ・ン・ネ』を載せる欄だから、とそのまま二掲載するよりも、掲載は一にして、残りのスペースで労働基準局を紹介するなり、なんらかのアドバイスを示したほうがいいのではないかと思ったりはしている(別のところにそういうコ

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    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/11/18
    色んなところでみかける光景ではある。
  • 「私は感心した」僕は心配です - そこにいるか

    2009年11月8日付の朝日新聞投書欄に、「社会を冷静に観察する中学生」という投稿があった。中学校の教員によるもので、中学三年生の国語のテストに「鳩山政権の政策をひとつ取り上げ、自分の考えを200文字以内の文章にまとめる」という課題を出したそうだ。 以下、引用: 意外にも、「子ども手当はなくしてほしい」が36人で1位だった。理由は「親は何に使ってしまうかわからない」が最多で、「その場しのぎに過ぎない」「保育所を増やすなど支援を目に見える形にしないと、安心して子供を産めない」と続く。子ども手当の対象者が書いたと思うと、苦笑いしてしまう。 2番目に多かったのは「公立高校無償化に反対」の24人。理由は「中学を卒業したらすぐ働きたい人や職人に弟子入りしたい人がいるかも」「誰もが高校に行きたがるという考えを前提にしているのがおかしい」などシビアだ。 私は感心した。子どもたちは親や社会を冷静に見ている

    「私は感心した」僕は心配です - そこにいるか
  • 子供を連れ歩くことに寛容な社会であるほうがよいのではと思う - そこにいるか

    朝日新聞の投書欄に、「ベビーカーに子供を乗せていたら、周囲から邪魔者あつかいされた、もうちょっとどうにかならないのか」というような意見があった(古紙回収に出してしまい、すでに手元にない*1)。 それに対し、「ベビーカー」が「悪いとは思いませんが」、と前置きしつつ、「あえて混雑するような場所に行って、エレベーターに乗れなかったり、電車で周りから反感をかったりしたことをあげて、少子化が改善されない、と言うのはちょっとおかしい」と批判する投書があった(朝日新聞2009年9月17日付『声』欄「おんぶやだっこを見なおそう」)。おんぶやだっこは「親子の体が密着するので、子供とのスキンシップにもなりました」などと言うのは、埼玉県在住、母親でもある36歳会社員の意見だ。どうでもいいが年齢はいらないんじゃないか。 その埼玉在住会社員は「どうしてもベビーカーでないと、だめなのだろうか」と言い、「近所での外出に

    子供を連れ歩くことに寛容な社会であるほうがよいのではと思う - そこにいるか
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/09/26
    子連れに限らず色々と。
  • 俺たちこそが力なんだよ――はるかアラスカ最底辺から - そこにいるか

    子供のころのある日、家に帰りつくと大いびきが聞こえてきた。もっとも、父がフリーランスだった僕にとっては普通のこと。なるべく邪魔しないように、一人でおとなしくおやつをべていた。 しかし、しばらくすると玄関ドアの開く音がする。なんと父が帰ってきたではないか。じゃ、じゃあ、さっきのいびき声は、ま、ま、ま、まさか泥棒――? 血の気の多い父と鉢合わせしたら(泥棒が)殺されてしまう! ど、どうすれば穏便にことが済むだろう!? とり――とりあえず包丁を隠さないと!! …… 動揺のあまり我ながら発想がかなり飛躍しているが、なにしろ子供だから仕方ない。包丁を隠しながら、「1 しょうたいふめいのそんざい*1 (0)」を父にどう説明すればいいか考えあぐねる僕の苦労など知るよしもなく、彫りの深い顔立ちの若い男性がひょっこり出てきて、父と普通に言葉を交わした。その人は泥棒ではなかった。そのころちょうど住むところが

    俺たちこそが力なんだよ――はるかアラスカ最底辺から - そこにいるか