「親日台湾」という言葉に違和感 日本に住んでいると、初対面の人から「出身はどこ?」と聞かれるときがある。それなりに日本語を巧みに操っているので、ほとんどの場合、相手は日本の地名が返ってくるのを想定している。そこで「台湾」と答えるとちょっとしたカミングアウトになるのだ。 ありがたいことに、「台湾」と答えて嫌がられることはあまりない。逆に、「私、すごく台湾が好き!」と言ってくれる人が多かった。東日本大震災以降、「台湾は親日国」という印象がかなり定着したように思われる。実際に台湾を旅行した日本人も「台湾人は日本人に優しい」と口々に言う。各分野での民間交流が進んでいることもあり、日本では今、ちょっとした「台湾ブーム」が起こっているようだ。嫌われるよりかはもちろん好かれる方がいいので、台湾出身者としてはこの状況をありがたく思っているが、一方、「親日台湾」といった言葉を耳にするたびに、少しばかり違和感
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