(CNN) 香港の「逃亡犯条例」改正案などに抗議する週末ごとの反政府デモは3日、9週目に突入し、警察が催涙ガスを使って鎮圧を図った。 デモは九龍地区の繁華街、旺角から出発。その後、事前に許可されていたルートから外れて大通りを行進した。無許可の区域でのデモは違法な集会に相当する。 対岸の香港島にあるビクトリア公園では、警察を支持する小規模なデモが実施されたが、夕方には解散した。 同日夜には、反政府グループが九龍地区の尖沙咀にある警察署を包囲し、車の窓を割ったり、建物の外で火を燃やしたりした。壁に落書きをしたり卵を投げたり、警官らにレーザーポインターを照射したりするメンバーもいた。 郊外の黄大仙では、警官隊が催涙ガスを使ってデモ隊の排除に乗り出した。参加者らはれんがを投げ付けるなどして抵抗したが、事態は深夜までに収束した。