昨年暮れ、菅義偉内閣は2030年代半ばまでに、また東京都は’30年までに「純粋なガソリン車の販売を禁止する」と言い始めた(いずれも正式発表ではない)。「マジですか? 本当に実現できるの?」と、つい思ってしまう。 ならば、「日本のクルマの電動化はまずタクシーやバスなどの公共交通機関から行ったほうが、効率的で現実味がある」と言うのがジャーナリストの小林敦志氏。公共交通機関業界取材のなかから見えてきた、氏の提言がこれらだ。 タクシーは地方からEV化する 日本のタクシーの燃料はLPガスがメインとされるが、それは過去の話になろうとしている。 もともとLPガス自動車の減少に伴い、LPガススタンドの減少が続いていたが、’17年、それまでのクラウンコンフォートなどの後継として、飛躍的に燃費のいいJPNタクシーの登場で、その傾向がさらに顕在化することとなった。 地方の山間部などではすでにLPガススタンド空白
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