近頃、CMなどでつながりやすくなったことを積極的にアピールするソフトバンクモバイル。電波改善の切り札として用いたのが「ビッグデータ」だという。ソフトバンクモバイルはビッグデータをどのように活かして成果を上げているのか。また、その戦略にはどのような課題があるだろうか。 ビッグデータを携帯電話事業に積極活用 ソフトバンクの孫正義社長がビッグデータを用いた戦略について語ったのは、データベースなど多くのソフトウエアを扱う米オラクルが主催した「Oracle CloudWorld Tokyo」というイベント。同社CEOのラリー・エリソン氏と友人関係にあることから、同イベントの基調講演に登壇した。 ここで孫氏が語ったのが、オラクルのクラウドサービスを用いた戦略だ。この中で孫氏はビッグデータの活用について特に時間を割いていた。ソフトバンクグループの主要ビジネスとなっているソフトバンクモバイルの携帯電話事業