ニューヨーク在住のKAYO W. FOSTERがフランスを旅行して、日本人とフランス人の「品格」の違いが非常に興味深かったと連絡をくれました。日本でも約10年前、「国家の品格」という本がベストセラーになり、一時期な社会現象にまでなりましたが、あれから私たちは日本人としての「品格」を取り戻しつつあるのでしょうか。 私がアメリカ留学中に読んだ本の中で最も印象に残ってるのが「若き数学者のアメリカ」と「遥かなるケンブリッジ」という本で、両方とも数学者である藤原正彦さんによって書かれています。 「遥かなるケンブリッジ」の中で藤原さんは次のように述べています。 ↑藤原正彦さん 「毎度のことだが、私は外国に出ると、途端に熱烈な愛国者になる。日本にいる時は、日本や日本人の悪口ばかり言っているのに、国外に出るや、一切の批判を許せなくなる。昭和天皇のことをヒロヒトなどと呼ばれるだけで、たとえ相手に軽辱の気持ち