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ブックマーク / gordias.hatenadiary.org (6)

  • 誰のための被害者参加制度なのか? - G★RDIAS

    kanjinaiさんも下で紹介しているが、20日に刑訴法の改案が可決され、裁判の「被害者参加制度」が現実化するという方向性が決まった。法学者の白取祐司はフランスの法制度と比較しながら次の点を指摘する。 フランスの刑事裁判は職権主義で裁判長のイニシアチブで審理が進む。検察と被告が直接に攻撃・防御をする、日の当事者主義とは全く状況が違う。また、被害者に認められているのは民事賠償のための主張・立証である。量刑は要求できない。(=死刑は要求できない*1)さらに、フランスの刑務所における報酬は日と比べて高額なので、弁済金をそこから払うこともできるようになっている。(白取祐司「日型『被害者参加』の導入で刑事裁判はどうなるか」『世界』2007年5月) このように、フランスの被害者参加制度は、厳罰化とは来関係のないものである。しかし、現在の日の状況では、甘すぎる司法を追求するために、被害者参加が

    誰のための被害者参加制度なのか? - G★RDIAS
  • 英語の支配の件 - G★RDIAS

    北海道大学の国際集会で感じたことがある。いま、応用倫理関連の共通語は英語である。だから私もずっと英語の勉強は続けている。また英語が共通語になっているおかげで、学会に来ていた欧州や台湾アフリカの人たちともコミュニケーションできるというのはすばらしいことである。 が、同時に、英語帝国主義の問題はやはり避けては通れないという思いも強い。まず、英語が会議の言語なので、まず米国らの英語ネイティブの人たちの話す英語があまりにもスピードが速く、非ネイティブには着いていくのがやっとである。その結果、どういうことになるかというと、議論の基的な方向性が米国人を中心とする英語ネイティブの人々によって決定されてしまうのである。また、彼らの英語が分からないときに、彼らがそれを言い直すということは、こちらがあえて尋ねないかぎり起きない。そして私の経験上、米国から来ている学者の多くは、自分の英語にまわりが合わせて当

    英語の支配の件 - G★RDIAS
    marinee
    marinee 2008/01/21
    情熱大陸見ててこのエントリ思い出したのでブクマ。
  • ほんまもんのまんこ - G★RDIAS

    以前、私が書いた女性器切除についての記事へ、x0000000000さんが切除は「先進国云々じゃなくて、単に『痛いから、いやだ!』というのは、どうなんでしょうね。私だったら、身体への侵襲は、単に痛いから嫌ですけどね…。」というコメントをくださっていて、ずっと考えていた。 というのは、会陰切開を瞬時に連想してしまったからである。多くの産婦人科では、出産時に麻酔なしで会陰をバチンと切るという。*1私(ヘテロ生殖器付き女子)にとっては、もう想像しただけで、「絶対、子どもなんて産みたくない」とびびってしまうのに十分な衝撃。陣痛がものすごく痛いから、切るときは痛みを感じる余裕もないなんて言われても、「とにかく子どもを産むっていうのは、痛いことなんでしょう?!」と恐ろしくなるばかりだ。そもそも、私の体で、別の生き物が育って、会陰を裂いて出て行くなんて、すさまじい「身体への身襲」ではないか。 けれど、出産

    ほんまもんのまんこ - G★RDIAS
    marinee
    marinee 2008/01/12
    ”自由に形を変えて人を受け入れ/みずからを拡げて人を押し出す。”私はそんなことしたくない。 こわい。
  • 私、産みたくありません。 - G★RDIAS

    昨日、会陰切開への恐怖感について書いていると、kanjinaiさんとshohojiさんがこんなコメントを下さった。 shohoji 『切らなかったら、場合によっては引き裂けて、もっと痛い目にあうのではないだろうか。 出産の際には、「痛いからいやだ」とか考える余裕はないし、このくらいの痛さなど、後になれば痛いことなど忘れちゃうものだと思います。』 (2007/07/08 01:25) kanjinai 『会陰切開については、ずっと賛否両論の議論があります。ウェブでも、たとえば、反対:<http: //www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/osan/164sekkai.htm><http://www.sairosha.com/w- plus1ein.htm> 賛成:<http: //www2s.biglobe.ne.jp/~SYYYT/zokuboya/gensou.html>などがあ

    私、産みたくありません。 - G★RDIAS
    marinee
    marinee 2008/01/12
    ”私のまんこは赤ん坊の通り道じゃない。私のまんこは、私のものです。”かっこいい。
  • 堀江有里『「レズビアン」という生き方』 - G★RDIAS

    「レズビアン」という生き方―キリスト教の異性愛主義を問う 作者: 堀江有里出版社/メーカー: 新教出版社発売日: 2006/10メディア: 単行購入: 3人 クリック: 54回この商品を含むブログ (16件) を見る 今年の秋から、来年の春にかけて、同級生が3人結婚する。そのうちの一人の結婚準備期間の幸せっぷりにあてられ、思わず「結婚してもいいかもねー」と恋人に漏らしたところだった。その折りにこのを開くと、頭から冷水を浴びせられた気分になった。 堀江さんは、レズビアン牧師である。堀江さんは、職業牧師の生業である、結婚式をとりおこなう仕事について、こう書く。 多少挑発的に例を挙げると、わたしにはこんな「素朴な疑問」がある。たとえば、「生活のため」という理由づけ――もしくは言い訳――であれ、ホテルなどでの結婚式の司会を行うこと。たとえば、あえて法律婚をしていること、異性愛者の中でも(いや、

    堀江有里『「レズビアン」という生き方』 - G★RDIAS
    marinee
    marinee 2008/01/09
    ”差別構造を問うマイノリティの側に「強い」という形容詞をつけているに過ぎない。” 鋭い指摘。
  • G★RDIAS

    日をもって、G★RDIAS第1期を終了します。 これまでご訪問いただき、また意見交換していただき、ありがとうございました。 またお会いできる日を楽しみにしています。 なおコメント欄は当分のあいだ生き続けています。 G★RDIASメンバー一同 (id:eirene id:font-da id:kanjinai id:x0000000000) 2007年12月27日 今年の新刊書から印象に残ったを紹介したい。宗教に関係するを3冊選んでみた。 キリスト教と音楽 ヨーロッパ音楽の源流をたずねて 作者: 金澤正剛出版社/メーカー: 音楽之友社発売日: 2007/01/18メディア: 単行購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (5件) を見る ヨーロッパの芸術音楽歴史とキリスト教の結びつきについて、やさしく書かれた日語のは、それほど多くないように思う。著者は『キリスト教音

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