中学の頃ハンドボールをしていたんですが、当時はフェイント職人として3年のときはレギュラーの地位を確保しており、2年のときもたまにスポット的に投入されたりしておりました。期待される任務は「引っかきまわせ!」ということで。 ハンドボールのフェイントというのは、他のスポーツのフェイントとはちょっと違うところがあると思っていて。それがなにかといいますと、「直前の直前まで何の予備動作もなく突然動き始めることが可能」というところなんですね。昆虫的な。ボールを指で簡単につかめる関係上(しかも指先に松脂まで塗るため)ドリブルの途中で動きを変えずに突然ボールを掴んで手首のスナップだけでパスしたり、ドリブルの動作のまま突然地面に叩きつけるシュートを放ったりできる。 そんな中で「フェイントの伝道師」という二つ名を頂いていた中二病全開期のわたくしがいちばん得意にしていたフェイントは、いま名づけるとすれば「メタフェ