同じテーブルゲームの中でも、麻雀が将棋や囲碁、チェスなどと違うのは、運の比重が圧倒的に大きいことです。プレイヤー各々でその按配に意見はあるでしょうが、私は7:3で運だと思っています。麻雀では、自分に隠されている情報が卓上に溢れているために、運の比重が大きいのです。 将棋や囲碁は、どのように駒を動かしたり石を置くかについて、ルールに則っていさえすれば各プレーヤの自由ですが、そのルールさえ知悉していれば相手が何をするか予測できますし、それを考えるための要素は全てプレイヤーの目の届くところにあるのです。例えば将棋なら、駒は全部で40枚ですが、それは初めから全て盤上にありますし、相手の駒を取ったり自分の駒が取られても、その行方ははっきりと晒されています。 ですが、麻雀の全136牌の内、初めから所在がわかっているのは自分の手牌の13枚(親なら14枚)+ドラ表示牌1枚の、計14(15)枚でしかないので