元小学校教員で2児のママでもある原田綾子さんが提案する「勇気づけ子育て法」を紹介するこの連載。第1回(「2~3歳以降は「ほめ」から「勇気づけ」の子育てを」)では、ほめてばかりの子育てに副作用があることをお伝えしました。 今回は、具体的な親子の会話を通して、「ほめ」「勇気づけ」「勇気くじき」の違いを見ていきます。アドラー心理学に基づく子育てのヒントが詰まった書籍『ほめるより子どもが伸びる勇気づけの子育て』よりお届けします。 子どもがやる気を失う「勇気くじき」 子どものやる気をそいでしまうのが、ダメ出し、批判、いやみを言う、感情的に怒るなど、子どもがやる気をなくす言葉がけです。これを「勇気くじき」といいます。 「勇気くじき」には、以下のようなものがあります。 ●子どもに罰を与える(恐怖で動機づける) 「テストの点が悪いから、ゲームの時間はなしよ!」 ●子どもを感情的に怒る(怒鳴る) 「こら!
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