日本のテレビ番組を録画して海外に転送するサービスが違法かどうかが争われている裁判で、最高裁は20日、「サービスは適法」とした2審判決を取り消し、知的財産高等裁判所に審理を差し戻しました。 「日本デジタル家電」は、録画した日本のテレビ番組をインターネットを通じて海外で視聴できる「ロクラク」と呼ばれるサービスを提供しています。「テレビ朝日」など民間放送9社と「NHK」は、著作権法違反にあたるとしてサービスの差し止めなどを求めて裁判を起こしました。1審は著作権の侵害を認めたものの、2審はテレビ局側の逆転敗訴でした。20日の判決で、最高裁は日本デジタル家電が事業として番組を無断で録画しているかどうかを判断するため、「録画機器の管理状況をさらに調べるべきだ」として、「サービスは適法」とした2審判決を取り消し、審理を知財高裁に差し戻しました。判決を受け、テレビ局側は「主張が認められ、適切な判断が下さ