ユナイテッドアローズは1989年、現取締役会長・重松理ら当時ビームスに勤務していた有志によって創設されました。新しい時代に向けた、新しい価値観を創造する、新しいセレクトショップの設立。スタートにあたり重松理は、株式会社ワールドの代表取締役社長・畑崎廣敏氏にバックアップを求めます。あのとき畑崎氏が即断即決、そして厳しいことを言わずただ見守っていてくれたおかげで、今日のユナイテッドアローズがあるのです。 じつは新卒時に、ワールドの入社試験に落ちているんです。(重松)重松:三ノ宮の財団オフィスにお邪魔するのは初めてです。駅から山側へ大きく開かれた窓からの眺望が素敵なところですね。畑崎:ここへ来てから4年やね。前に会うたんは一昨年や。竹田社長の交代式典のときやったね。重松:そうでしたね。ところで今年ワールドさんは創業55年とのこと。ユナイテッドアローズは、まだその半分にも達してませんが25年を迎え