Google I/Oで大きく取り上げられ、一躍注目の技術に躍り出たHTML5。Google Developer Day 2009でも、「HTML5により拓かれる次世代Web」という田村健人氏によるセッションは大盛況で、椅子が足りずに床に座り込んで聴講する人がかなりの数に上った。 筆者も同セッションに参加し、HTML5の新機能に関する簡潔でまとまった知識を得ることができた。本稿では田村氏のセッション内容を元に、HTML5の全体像をコンパクトにお伝えしよう。 HTML5とは? グーグル ソフトウェア エンジニアの田村健人氏 HTML5は、言うまでもなくHTMLの最新バージョンである。現行のバージョンであるHTML4も、決して小さな仕様ではなかったにもかかわらず、そこにWebアプリケーション向けの機能が大幅に強化された。 あまりに仕様が巨大すぎるため、現在の規格は以下の4つに分けられている。 H
Urchin Software from Google 動作画面 - Urchin Software from Googleのサイトより抜粋 Googleは1日(米国時間)、Googleからの初のリリースへ向けた「Urchin Software from Google」のベータ版公開を開始した。Urchinはサーバにインストールして使うタイプのWebアクセスアナライザソリューション。今のところ3カ月間のフリートライアルライセンスで公開されている。サポートしているOSはFreeBSD 4、FreeBSD 5.3+、FreeBSD 6、Linux with 2.4/2.6 kernel、Windows 2000、Windows XP、Windows 2003 Server。Windows Vistaはサポートされていない。 Googleは2005年3月28日(米国時間)、Webアクセスアナライ
Googleは2007年31日(米国時間)、GWT(Google Web Toolkit)を使って開発が進められている新しいエディタフロントエンドのWebアプリケーション「Google Mashup Editor」について発表した。同アプリケーションはコーディングをほとんどすることなく簡単にマッシュアップを実現することを目的にして開発されているエディタタイプのWebアプリケーション。コーディングするかわりに標準のHTMLタグや拡張タグを記述することでUIの記述やフィードやデータの制御を行う。ドキュメントやフォーラムは公開されているが今のところ限られたデベロッパのみが試用できるようになっている。 Google Mashup Editorで注目すべきは開発フレームワークとしてGWTを採用した点にある。GWTはGoogleで開発されているWebアプリケーション開発用フレームワーク。JavaでWe
アドビシステムズは15日、「Adobe Acrobat 3D Version 8日本語版(以下、Acrobat 3D)」を6月中旬に提供開始すると発表した。この製品は、Acrobat製品群の最上位に位置づけられ、文書ファイルフォーマットとして一般的なPDFファイルに3次元データを付加することができる。なお、通販サイトのアドビストアでは販売予約の受付が既に開始されている。 3次元データは、CADデータやOpenGLから変換してPDF文書内に取り込む。Version 8では、変換可能なCADデータはCATIA、Pro/ENGINEER、SolidWorks、UGS NXなど40種類に及ぶ。OpenGLをサポートしたCADシステムの場合は、PrintScreenキーでキャプチャするだけでデータを取り込める。このキャプチャ機能はWindowsベースのシステムだけでなく、Solaris、AIX、HP
ソース読みの準備 本連載ではこれまで、JavaScriptの特徴的な記法をいくつか紹介してきた。そろそろ世に広まっているJavaScriptライブラリのソースコードを読み解いていくことができるはずだ。 今回からは、少し趣向を変えて、JavaScriptライブラリをいくつか挙げながら、ライブラリ利用方法と、その動作メカニズムについて紹介していこう。 今回は、prototype.jsにフォーカスする。現在のJavaScript人気の立役者といっても過言ではないprototype.jsだが、その中身はどうなっているのだろうか。ソースコードを読みながら、メカニズムはもちろん、JavaScript的なコードスタイルも学んでいきたい。 まずはソースコードを読むための環境を整備しよう。prototype.jsは、作者であるSam Stephenson氏が提供するサイトから取得できる。現在の安定最新バージ
Firefoxは、Mozilla Foundation(日本法人はMozilla Japan)を中心にオープンソースで開発され、無償でダウンロードできるWebブラウザだ。Windows / Linux / Mac OS Xに対応している。複数のWebページを同じウィンドウ内でタブごとに切り換えて表示する「タブブラウジング」や、ブログの更新情報などを受信する「RSSリーダー」といった先進的な機能をいち早く開発してきたことから、Webアプリケーションの開発者(以下、単に「開発者」と記す)を始め、様々な層のユーザーから支持されている。Firefoxの世界シェアは、2007年2月現在、米Net Applicationsによる調査では14.18%となっている。 もう一つ、Firefoxが支持を集める理由として、アドオンによる拡張機能が豊富に提供されていることが挙げられる。拡張機能はMozilla自
mootools - 軽量なAjax/JavaScriptライブラリ ここでは、サイズの小さなAjax/JavaScriptライブラリである「mootools 1.0」(以下、mootools)の機能や使い方について解説する。mootoolsは、バージョン1.0がリリースされたばかりのライブラリで、ドキュメントが充実していることが特徴の一つである。 このmootoolsは、Valerio Proietti氏によって開発が続けられているAjax/JavaScriptライブラリである。The MIT Licenseのもとで、オープンソースソフトウェアとしてリリースされている。オブジェクト指向にのっとって開発されたモジュール形式のライブラリで、ダウンロード時に構成ライブラリを選択し圧縮率を指定して成果物を取得できるという特徴がある。 百花繚乱のAjax/JavaScriptライブラリ Ajax/
2006年の暮れに、Appleの開発者向けサイトから、「Dashcode」のベータ版がリリースされた。Dashcodeとは、Mac OS X Leopardで登場する予定のDashboardウィジェット開発環境のことである。2006年に開催されたApple主催のデベロッパー向けカンファレンス「Worldwide Developers Conference」(WWDC 2006)では、大きな話題にもなっていた。 今回公開されたのは、そのベータ版であるが、現行のMac OS X Tiger上で動作する。どうやらDashcodeの開発はTiger上でも行われており、正式なリリース前に、広くフィードバックを募りたいようだ。ちなみに、Dashcodeの正式版はLeopard対応版のみのリリースとなり、Tiger上で動作するベータ版は今年の7月15日で期限切れとなる。 今回リリースされたDashc
Internet Explorer 7日本語正式版 Internet Explorer 7(IE7)の日本語正式版がリリースされた。現在はまだダウンロードしてインストールする必要があるが、2007年4月をめどに、Windowsの自動アップデートで「優先度の高いアップデート」として配布される予定だ。「IE7ではWebページの表示が崩れる」といった問題が出る場合、それまでには対応を済ませておきたい。 そこで本稿では、IE7 beta2のCSS実装検証を元に、IE7日本語正式版における変更点やバグをまとめる。また、IE6以下との下位互換やモダンブラウザとの互換性を保ちながらバグを回避する方法、CSSハックについても検証する。 新規対応機能一覧 未対応機能一覧 修正済みバグ一覧 未修正バグ一覧 CSSハック一覧 参考 CSS実装徹底検証! そこが知りたいInternet Explorer 7 なお
Web2.0的サイトのグラフィック表現 一昔前、左右にフレームを切ったページ構成がWebサイトの主流だった頃、凸状に見える表現のリンクボタンをよく見かけました。ハイライト/シャドウ表現をうまく組み合わせて疑似的に立体に見せたボタンは、「なんかIT」な香りがして、さまざまな企業の「ホームページ」に採用されていたものです。 時は流れて「IT」という言葉も今更恥ずかしい気がする今日この頃。ここ数年ネットを賑わすキーワードに「Web2.0」があります。これも多少の「今更」感が無きにしもあらずではありますが、Web制作・アプリ開発などに携わる方にはまだまだ避けては通れないキーワードであることは確かです。 そのサービスの有効性やAjaxの技術的なお話などはその道の専門の方々にお任せするとして、この連載ではWeb2.0的なサービス・サイトでのグラフィック表現にスポットを当ててみたいと思います。 その昔、
米Microsoftから2006年5月、Internet Explorer 7(IE7)beta2がリリースされた。IE7は2001年にInternet Explorer 6(IE6)がリリースされて以来、5年ぶりのアップデートとなる。このメジャーアップデートでは、CSSの標準規格への準拠やバグの修正、未対応だった機能への対応などが期待されている。 IE7 beta2では、CSS2.0のセレクタや「fixed」による固定位置表示、すべての要素に対する「:hover」の指定などに対応しつつ、XML宣言の記述によって発生していた問題が修正されるなど、要望の大きかった部分への対応・修正が行われている。 しかし、フロート(回り込み)関連や、プロパティを組み合わせたときに発生する細かなバグに関しては修正されていない部分も残っており、正式版リリースまでにどのぐらい修正されるかが注目される。 一方で、
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