半導体製品商社のR社。不景気の影響から商談が激減していた。そこで過去の営業データを活用してマーケティングを行うことになったが、R社にはそれに必要なスタッフがいなかった。さてR社はどうやってマーケティングチームを編成したらいいのか。 データベース・マーケティングの失敗要因のひとつに、スキルのみに焦点を当て、農耕型・狩猟型といった気質を踏まえずに組織作りを行うことがある。 そこで今回は、気質を踏まえた組織作りについて、R社の症例をもとに考えてみた。 「農耕型」気質と「狩猟型」気質 データベース・マーケティングを強化するということは、会社の販売戦略に「農耕型」の要素を組み込むことを意味する。売るための戦略的な仕組み作りとは、求められるスキルや気質を理解した上で、組織を作っていくことにほかならない。 畑を開墾し、種を蒔き、忍耐強く育てる「農耕型」の気質を要求されるマーケティング部門と、ほんのかすか
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