「カップヌードル」から防虫剤の主成分が検出され、記者会見を行う日清食品の中川晋社長(右)ら(24日)=佐々木紀明撮影 「日清食品」などが製造したカップラーメンから防虫剤成分が相次いで検出された問題で、同社は24日、東京・新宿の東京本社で記者会見を開き、神奈川県藤沢市で今月23日に判明したケース以外に、今年4月以降、同社に寄せられたクレームのうち、21件から防虫剤成分のパラジクロロベンゼンやナフタレンが検出されていたと発表した。 同社は、藤沢市のケース以外は「製造時に混入した可能性は低く、保管時ににおいが移った可能性がある」との見解を示しているが、この見解の是非を判断できないとする専門家もいる。 同社によると、今年4月以降、「薬品のようなにおいがする」といった苦情が全国から相次ぎ、このうち日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区)が日清食品に製造を委託した4件から、最大92ppmのパラジクロロベ