運輸収入、前年度を上回る フラワー長井線、3年ぶりに 2008年05月05日 09:30 山形鉄道(長井市、若狭嘉政社長)が運行するフラワー長井線の2007年度の運輸収入が、3年ぶりに前年度を上回ったことが、同社のまとめで分かった。観光客の増加が高校生の落ち込み分をカバーした形で、同社は「利用者数は下げ止まりの傾向。これを機に少しずつでも上昇させたい」としている。 同線の07年度運輸収入は1億7501万3000円で、06年度比0.1%増となった。運輸収入が前年度比プラスになるのは、廃線の危機に揺れ存続運動が巻き起こった04年度以来。ただ07年度の乗車延べ人員は75万9666人で、同じく1.8%減少した。 “主力”である高校生らの通学利用は前年度比2.9%マイナスと相変わらず減少傾向が続いているが、通勤通学以外の普通利用は同じく4.7%増加。うちツアー観光客は1万5000人余りと