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ブックマーク / courrier.jp (25)

  • 世界中の「出生率上昇のためのバラマキ」にはどれほど効果があるのか | 給付金は増えていく一方だが…

    世界に広がる少子化 30年ほど前、東アジア諸国の政府には、女性が身体的に妊娠可能な年齢になったことを喜ぶ理由があった。当時、韓国では、女性がそれまでと同じように行動すれば、出生率が平均1.7人まで下がると見積もられていた。1970年には、出生率は4.5人だったにもかかわらずだ。 東アジア全体で、政治家たちは10代の妊娠を劇的に減少させることに成功した。この一世代のうちに、出生率は驚くほどうまく減少した。だが、それはあまりにもうまくいきすぎた。出生率はいまなお下がり続けているのだ。 現在、妊娠可能な年齢の韓国人女性が、上の世代と同じように行動したと仮定した場合、生涯に産む子供の数は、0.7人だと見積もられている。 2006年以降、韓国政府はGDPの1%に相当する、およそ2700億ドル(約42兆円)を少子化対策に費やしている。それは子供がいる世帯への減税やマタニティケア、さらには政府後援のお見

    世界中の「出生率上昇のためのバラマキ」にはどれほど効果があるのか | 給付金は増えていく一方だが…
    matone
    matone 2024/06/19
    “ヘテロセクシュアルのカップルで男性が育休を取得したケースでは、次の子供を作ることが少なくなるという。男性たちが思っていたよりも育児に向いていないと自覚してしまったがゆえかもしれない”
  • 哲学者スラヴォイ・ジジェク「セックスのファストフード化が加速している」 | 「抑圧」の反対は「鬱」である

    スラヴォイ・ジジェク(75)にインタビューするのは、筆舌に尽くしがたい体験である。哲学者、精神分析家、文化理論家、政治活動家、ロンドン大学バークベック人文学研究所インターナショナル・ディレクター、そしてスロベニア共和国の元大統領候補である彼との会話では、一つのテーマから別のテーマへ次々と飛んでいく。だから、対談者はなんとかして置いてけぼりにされないようにしなければならない。ジジェクは、ユニークで予想がつかないのだ。 「剰余享楽」とは ──あなたは『為すところを知らざればなり』(※原題副題は「政治的要因としての享楽」)、そして『快楽の転移』をすでに書いています。そして今回、『剰余享楽』を発表しました。なぜ、このテーマに関心があるのですか? 戦争や人種差別、そのほかの多くの恐怖をめぐって何が起きているかを理解するためには、まさに享楽に注意を払わなければなりません。私は、享楽を「喜び」としてのみ

    哲学者スラヴォイ・ジジェク「セックスのファストフード化が加速している」 | 「抑圧」の反対は「鬱」である
    matone
    matone 2024/05/19
    私たちは国家が人々を拷問していたことを知っていますが…公にされてきませんでした…ロシア連邦保安庁やロシア警察は、逮捕者の耳をどのように切るかといったことまで公表…拷問は、受け入れられるものになっている
  • ヨハン・ノルベリ「社会正義の実現には、もっと多くの資本主義が必要だ」 | 長期的に見れば「成長こそがすべて」

    ヨハン・ノルベリ(50)は根っからの楽観主義者で、その主張を裏付ける論拠を持ち合わせている。古典的自由主義とグローバル化の熱烈な擁護者であるこの歴史学者は、ある意味、心理学者のスティーブン・ピンカーの系譜に連なり、「私たちは最善の世界に生きている」と主張する。 スウェーデン人のノルベリは、多くの人にとってシステムを推進する原動力である「利益の追求」を、「俗悪」なものだと考えている。彼が関心を寄せているのは、もっと「美しい」もの、つまり、より良い世界を創ることなのだ。 米ワシントンにあるシンクタンク「ケイトー研究所」のシニアフェローを務めるノルベリは、『資主義宣言』(未邦訳)という挑発的なタイトルをつけた新著で、「読者の注意を文化戦争から逸らし、私たちの未来にとって重要な問題へと引き戻す」ことを目指している。スペイン紙「エル・パイス」が彼にインタビューした。 ──あなたは、社会正義の実現に

    ヨハン・ノルベリ「社会正義の実現には、もっと多くの資本主義が必要だ」 | 長期的に見れば「成長こそがすべて」
    matone
    matone 2024/05/13
    それでいいのか? “スマホの通知機能が3日間切れていた…かなり気分が良くなっていたのに気づきました。世界中で起きている殺人や戦争、テロなどの情報にすぐにアクセスしないだけで、ずっと落ち着いた気持ちに”
  • 義足のアーティスト片山真理が語った「自分の障害には興味がない」理由 | “感動の物語”を求めるスペイン紙の記者はたじたじ…

    義足のアーティストとして知られる片山真理がスペインでの作品展示をきっかけに、現地紙の取材に応じている。 記者は、片山に障害があるという点に着目し、いわゆる“感動の物語”をまとめようとしていたようだが、こうした「思い込み」を持って取材に向かうことの危険性を痛感したと正直に記している。片山はいったいどんなコメントをしたのだろう? 現代の巨匠を彷彿とさせる作品 アーティスト、歌手、そして注目の新星でもある片山真理の子供時代については特筆すべきことが二つある。一つは、家庭のなかに裁縫が根付いていたこと。「母も祖母も曾祖母も裁縫をしていました。私はその技術を受け継ぎました。鉛筆を持つよりも先に、針と糸を使っていました」と、片山は説明する。 スペイン・マドリードで展示されている片山の写真は、ふんだんに装飾が施され、パンクのテイストを帯びたブラックジョークが効いている。自身を題材にしたこれらの作品群は米

    義足のアーティスト片山真理が語った「自分の障害には興味がない」理由 | “感動の物語”を求めるスペイン紙の記者はたじたじ…
    matone
    matone 2024/05/07
    “ステレオタイプを壊そうという闘争意識や、身体の差異を隠そうする習慣はありません。作品に登場する自分は、自分ではないと思っています/適切かどうかはわかりませんが、あまり自分の障がいには興味がない”
  • イスラエルを批判する「言論の自由」がドイツでは法的根拠なく奪われている | パレスチナ連帯は反ユダヤ主義なのか?

    2023年10月7日のハマスによるイスラエルへの大規模攻撃以来、イスラエルを一貫して支持してきたドイツ政府。同時に、国内でのパレスチナ人に連帯しようとする動きも封じられようとしている。それはイスラエルに反対するユダヤ人であっても同様だ。ドイツでいま何が起きているのだろうか。 イスラエルの安全はドイツの「国是」 ホロコーストで約600万人のユダヤ人を組織的に殺害した過去のあるドイツは、第二次世界大戦後、イスラエルを軍事・財政面などで一貫して支援してきた。さらに「決して繰り返さない」というスローガンの下に、国内ではユダヤ人に対する加害の歴史が積極的に教えられてきた。そうして過去を克服し、人権と民主主義を重視するのが、1990年に東西ドイツが統一されて以降、国家のアイデンティティとされたのだ。イスラエルとの特別な関係が強調され、「イスラエルの安全は、ドイツの国是」とされた。 2023年10月7日

    イスラエルを批判する「言論の自由」がドイツでは法的根拠なく奪われている | パレスチナ連帯は反ユダヤ主義なのか?
    matone
    matone 2024/04/23
    わけがわからないにも程がある “イスラエルや米国に逃れたホロコースト生存者の子孫がドイツに戻ってきて接するのは、そこでホロコーストの罪に向き合うためとして、自分たちを貶めてくる人たちなのです”
  • 大谷翔平の「違法賭博」関与の可能性は? なぜ水原通訳は「前言を撤回」? | 米メディアの報道から読み取れること

    米メディアの報道から読み取れること 大谷翔平の「違法賭博」関与の可能性は? なぜ水原通訳は「前言を撤回」? 日語と英語を変幻自在に操る水原一平の通訳は高く評価されていたが… Photo by Rob Leiter / MLB Photos via Getty Images

    大谷翔平の「違法賭博」関与の可能性は? なぜ水原通訳は「前言を撤回」? | 米メディアの報道から読み取れること
    matone
    matone 2024/03/22
    “なぜ大谷は…直接ボウヤーに送金する手段を選んだのか?…水原は、大谷は金のことについては「僕を信用していなかった」と答えている。「彼は僕にその金をまたギャンブルにつぎ込んでほしくなかったのです」”
  • 国が衰退しているのは明らか─それでも日本人の「平和ボケ」はいまも健在 | どうしてそんなに無頓着?

    進む少子高齢化、成長しないどころか後退しはじめた経済、そして頼りにならない政府──そんな危機迫る状況にもかかわらず、なぜか日国民は落ち着いているようだ。その“不思議”を米紙「ニューヨーク・タイムズ」が解説する。 数十年間ほとんど成長をみなかった景気が、いまや後退段階に。減り続ける人口、昨年の出生数は過去最低。政治が硬直しているように思われるのは、事実上権力を握っているのが一党であり、どれほどスキャンダルまみれになろうと、不支持率が高まろうと、その状況に変わりがないからだ。 でも、ご心配なく。ここは日、悪い情報はすべて相対的なものだ。 まあ見てみよう。日みたいな現状ならば、社会的荒廃の兆候、たとえばゴミの散乱、路面の穴ぼこ、ピケライン(ストやデモの際に張る監視線)等々を想像するだろうが、それはまず見当たらない。安定ぶりとまとまりの良さはいまも驚くほどで、破滅が差し迫っている感じはほとん

    国が衰退しているのは明らか─それでも日本人の「平和ボケ」はいまも健在 | どうしてそんなに無頓着?
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    matone 2024/03/17
    “自民党は今回もまた切り抜ける可能性が高そうだ。理由はひとつ。有権者が本気で関与しないからだ。「…市長が誰か知りませんし…ネットで見るニュースといったら、動物園の赤ちゃん誕生のニュースなどですね」”
  • エマニュエル・トッド「いま私たちは西洋の敗北を目の当たりにしている」 | 西側諸国は「何も見えていない」

    西洋の凋落を証明する「3つの要因」 ──2023年に弊紙から受けたインタビュー「第三次世界大戦はもう始まっている」が、今回の新著を書くきっかけになったと伺っています。すでに西洋は敗北を喫したとのことですが、まだ戦争は終わっていませんよね。 戦争は終わっていません。ただ、ウクライナの勝利もありえるといった類の幻想を抱く西側諸国はなくなりました。このの執筆中は、それがまだそこまではっきり認識されていなかったのです。 昨年の夏の反転攻勢が失敗に終わり、米国をはじめとしたNATO諸国がウクライナに充分な量の兵器を供給できていなかった事態が露呈しました。いまでは米国防総省の見方も、私の見方と同じはずです。 西洋の敗北という現実に私の目が開かれたのは、次の三つの要因によるものでした。 第一の要因は、米国の産業力が劣弱だということです。米国のGDPにはでっちあげの部分があることが露わになりました。私は

    エマニュエル・トッド「いま私たちは西洋の敗北を目の当たりにしている」 | 西側諸国は「何も見えていない」
    matone
    matone 2024/02/22
    “非西洋世界から見たとき、私たち西洋諸国の新しい文化は、とても正気には思えないのです…そもそも私たち西洋の生活は、低賃金で旧第三世界の男性や女性や子供を働かせて成り立っているわけですから”
  • ポーラ及川美紀社長が語る「配慮や優しさも『壁』になる」の意味 | 自分や誰かのキャリアの壁を「作らない」ために

    「部署、年齢、性差、当に数え上げればきりがない壁が組織のなかにはある」。クーリエ・ジャポンが立ち上げた、働く女性を応援するコミュニティ「PARCOURS(パルクール)」のキックオフイベントで、株式会社ポーラの及川美紀社長はそう話しはじめた。だが、彼女にとってのキャリア最大の壁は、意外にも「家族の壁」だった。 子育てをしながら数々の現場・役職を経験し、ポーラ初の女性社長として指揮をとる及川社長に、イベントでは聞ききれなかった、具体的かつプライベートな「壁」エピソードを語ってもらった。 「家族と向き合う」という形をした壁 ──早速ですが、及川さんにはこれまでのキャリアのなかで、退職を考えるほどの壁はあったのでしょうか。 「退職を考えるほどの壁か」と言われるとそこまでではないのですが、「このまま続けられるだろうか」と不安になったのは、社内の壁よりも「家族の壁」のほうでした。 娘が小学校1年生の

    ポーラ及川美紀社長が語る「配慮や優しさも『壁』になる」の意味 | 自分や誰かのキャリアの壁を「作らない」ために
    matone
    matone 2024/01/21
    娘がギャン泣きに泣いて駄駄をこねているときに(夫が)やってきて「そろそろわかりなよ…それだけお母さんにとって、仕事は大事っていうこと…あなたのことは大好きだし、本当に愛してるから、そこは間違えないで」
  • 中国で死後に結婚させられた少女に国中が同情「冥婚を根絶すると誓う」 | 冥婚に関する中国の法律は曖昧なまま

    死んだ娘を138万円で「嫁がせる」 死者と生者を、あるいは死者同士を結婚させる「冥婚」。これをめぐる事件が、中国の山東省で話題になっている。 ことのきっかけは2022年12月、16歳の少女がビルの9階から転落死したことだ。中国紙「グローバル・タイムズ」によると、彼女は経済的な理由から養子に出されていた。「2005年にが予期せぬ妊娠をし、一家が経済的困難に陥ったため」だったと実の父親は語っている。 娘が亡くなったことを受け、この父親が「娘は養父母による虐待を受けて自殺した」と主張。さらに少女は死後、すでに亡くなっていたとある少年と冥婚するよう手配され、その対価として養父母は6万6000元(約138万円)を受け取っていたというのだ。 捜査の結果、冥婚の取り引きはたしかにあったという。だが少女が虐待されていたこと、あるいは冥婚を目的とする「意図的な殺人や死体冒涜が起きていたこと」を示す証拠は不

    中国で死後に結婚させられた少女に国中が同情「冥婚を根絶すると誓う」 | 冥婚に関する中国の法律は曖昧なまま
    matone
    matone 2023/11/30
    おぞまし過ぎ“儒教では伝統的に…子供が若くして亡くなると、一族の財産は相続されることなく途絶えてしまう…亡くなった子供たちを「あの世で結婚」させれば家系を存続させることができる──そう信じられている”
  • イスラエル・ハマス戦争を「Z世代のアメリカ」はどう見ているのか | 国際政治学者の三牧聖子氏に聞く

    新著『Z世代のアメリカ』で「アメリカのダブル・スタンダードを批判する若者たち」に光を当てた国際政治学者の三牧聖子氏に、米国の若者たちはいま起こっているイスラエルとハマスの戦争をどう見ているのか、話を聞いた。 パレスチナにより共感する米国のZ世代 この7月に出版した『Z世代のアメリカ』では、2023年3月にギャラップ社が米国で実施した世論調査を紹介しました。 イスラエル・パレスチナ問題をめぐってどちらにより共感するかという問いに対し、民主党支持者のなかでパレスチナに共感すると答えた人が、イスラエルに共感する人と回答した人を10ポイント以上も上回ったのです。過去20数年超、同じ世論調査を続けてきて初めてのことでした。 イスラエルが建国されて以来の米国との「特別な関係」を考えても、米国内で広く共有されてきた親イスラエル世論に照らしても、特筆すべき変化です。 1948年にユダヤ人国家としてイスラエ

    イスラエル・ハマス戦争を「Z世代のアメリカ」はどう見ているのか | 国際政治学者の三牧聖子氏に聞く
    matone
    matone 2023/11/21
    “バイデン政権は、今回のハマスによるテロをうけて、イスラエルに対する追加軍事支援143億ドルを含む補正予算を議会に要求しています。イスラエルの1年間の軍事予算が約230億ドルですから、大変な額の支援です”
  • 巨大テック企業があえて「自粛」した技術が、世に放たれようとしている | 顔認証技術から考える倫理的ハードル

    数年前、巨大テック企業のエンジニアたちは、カメラで捉えた相手の顔を認識し、名前を表示するツールを開発した。だが、かのシリコンバレーもそのときばかりは、素早く実用化して環境を変えることをしなかった。 それからしばらく経ったいま、大企業の支配を受けないスタートアップが、その技術を世に出そうとしている。この状況は、技術をどう活用するかという倫理的な議論や法規制が必要であることを浮き彫りにする。 すでに完成されていた技術 2017年初頭のある日の午後のことだ。カリフォルニア州メンロパークにあるフェイスブック社の会議室で、エンジニアのトマー・レイヴァンドは、野球帽の端にスマートフォンをくっつけた状態で座っていた。そのスマートフォンは、ゴムバンドによってカメラを外に向けた状態でしっかり固定されていた。 このばかげた帽子フォンは、きわめて不格好だったが、未来の青写真であり、そこにはごく一部の社員しか知

    巨大テック企業があえて「自粛」した技術が、世に放たれようとしている | 顔認証技術から考える倫理的ハードル
    matone
    matone 2023/10/06
    “スナップショットから、その顔が写ったほかの写真をオンライン上で見つけることができる。名前、ソーシャルメディアのプロフィール、そして、わいせつな写真などの決して公開したくない情報まで明らかにできる”
  • 米誌が注目する日本企業の「残業禁止令」は出生率アップに貢献するのか | 働き方改革がもたらす生産性以上のメリット

    岸田文雄首相は、激減する日出生率を「国家の危機」と呼び、歯止めをかけるべく奔走する。このまま出生率が上がらなければ、2040年までに1100万人もの労働者が不足するリスクがある。 そんななか、日の大手企業で進む「残業禁止」の施策が、出生率アップにも寄与する可能性がわかってきた。米誌「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」が、実際に企業の取り組みとその効果を取材した。 残業禁止で生産性が大幅アップ 2010年、岡藤正弘は伊藤忠商事のCEOに就任した際、国内の大手商社と競合できるよう、生産性の向上を最優先事項にすえた。 しかし岡藤のアプローチは、型破りなものだった。20時以降の業務を禁止し、よほどの例外を除き、社内から残業を取り払った。警備員と人事部社員が都内にあるオフィスを見回り、残っている社員に帰宅するよう注意する。 デスクにしがみついている社員は皆、翌朝早めに出社してタスクを終わらせる

    米誌が注目する日本企業の「残業禁止令」は出生率アップに貢献するのか | 働き方改革がもたらす生産性以上のメリット
    matone
    matone 2023/08/20
    はい解散。“育児には時間もお金もかかる。商社は、日本でもっとも給与の高い職種の一つだ。2023年の記録によると、伊藤忠商事の社員の平均年収は1730万円。日本全体の平均年収の約4倍だ”
  • なぜ政治家や起業家には「大学教授の息子」が多いのか | ゼレンスキーやマクロン、ネタニヤフなど…

    世界中の政治家や起業家に「大学教授の息子」が多いことをご存知だろうか。実はこの事実は偶然ではなく、「とある理由」が隠されている。英紙「フィナンシャル・タイムズ」のコラムニストがその不思議なメカニズムを解説する──。 彼らはみんな「大学教授の息子」たち FTX創設者のサム・バンクマン=フリード、ラッパーのカニエ・ウェスト、そしてウクライナ現大統領のウォロディミル・ゼレンスキー。彼らに共通する点とは何か? それは、みんな大学教授の息子なのだ。 かくいう私の父も文化人類学を50年間教えていた学者だ。政治からIT業界に至るまで、我々のような人種がいま世界の多くを動かしている。 では、どうしてこのようなことが起こったのだろうか? そして、ここに含まれない読者のあなた方は、この事態をどの程度憂慮すべきなのだろうか? 「大学教授の息子」の一団に名を連ねるのは、エマニュエル・マクロン(フランス現大統領)、

    なぜ政治家や起業家には「大学教授の息子」が多いのか | ゼレンスキーやマクロン、ネタニヤフなど…
    matone
    matone 2023/04/16
    “より根本的なこととして、こうした両親たちの仕事はそもそも知力の無駄遣いに思えるということもある。たとえばマクロンの父親は神経学者だが、猫のくしゃみの研究をしている”
  • 米紙が報じる 福島第一原発の「処理水」と太平洋諸国をめぐる厄介な関係 | 「安全な水なら、東京に捨てればいい」

    政府は、福島第一原子力発電所の処理水を太平洋に放出しようとしている。それに強く抗議するのは、害を被りかねない太平洋諸国の人々だ。米「ニューヨーク・タイムズ」紙は、この海洋放出によって、太平洋諸国と緊密な関係を築こうとしてきた日の努力が危うくなると指摘する。 福島第一原子力発電所では2011年の壊滅的なメルトダウン以来、原子炉の冷却を維持するため職員たちが毎日、100トン以上の水を壊れた原子炉に注入している。その後、高濃度の放射性物質を含んだ水は浄化処理され、発電所の周囲に迷路のように並んだ1000基以上もの白と青の貯蔵タンクに流し込まれる。 水は過去10年あまり、このタンクに保管されてきた。だが、もうタンクには130万トン以上が溜まっており、これ以上、保管できる場所がなくなってきている。そこで2023年春から夏頃、日は他国もそうしているように、トリチウム以外の放射性物質については安

    米紙が報じる 福島第一原発の「処理水」と太平洋諸国をめぐる厄介な関係 | 「安全な水なら、東京に捨てればいい」
    matone
    matone 2023/02/13
    “広島と長崎の2つの都市で核兵器による残酷な経験をした日本が、なぜこれ以上、核廃棄物で私たちの太平洋を汚染しようとしているのか…太平洋に暮らす私たちと、私たちの島々に核戦争を仕掛けるのと同じことだ”
  • 26階建てビルの中にブタ数十万頭─中国で「超高層養豚ビル」が操業開始 | 「病気が発生すれば、山火事のように広がるかもしれない」

    年間120万頭を出荷 中国湖北省鄂州(がくしゅう)市の郊外に、巨大なマンションのような建物がそびえ立っている。26階建てのこの建物は、オフィスビルでも家族向けマンションでもない。年間120万頭の豚を処理することができる養豚施設だ。単一の建物としては世界最大の養豚施設となっている。 豚肉は中国で最も人気のある動物性たんぱく質であり、同国ではその膨大な需要に対応するため、こうした高層の養豚施設が増加している。 鄂州市のこの施設は10月、3700頭の種豚たちとともに操業を開始した。その隣には、同じ外観と規模を持つもう一つの豚舎が完成間近となっている。施設内の温度や空調はコントロールされており、ボタンひとつで3万以上ある自動給餌スポットから豚たちに餌をやることができる。

    26階建てビルの中にブタ数十万頭─中国で「超高層養豚ビル」が操業開始 | 「病気が発生すれば、山火事のように広がるかもしれない」
    matone
    matone 2022/12/09
    “豚の排泄物からバイオガスを生成し、施設内での発電や水の加熱に使用することが可能だ。職員は建物に入る前に消毒と検査を複数回おこなう必要があり、次の休みになるまで豚舎を離れることができない決まり”
  • 10年付き合った恋人に「実はトランスジェンダーなんだ」と打ち明けられた日 | 取り残された私、本当の自分へと変化していく彼

    自分はLGBTQ+の人々を理解し、支援もしている──そう考えていた筆者だったが、恋人にトランスジェンダーであることをカミングアウトされると、大きな混乱と悲しみに襲われる。一筋縄ではいかないその複雑な感情に、筆者はどのようにして折り合いをつけるのだろうか。 人生が変わった夜 10年付き合った彼氏に「なんでいまだにプロポーズしてくれないの」と問い詰めたのは、それが午前3時で、私がお酒をたくさん飲んでいたからだ。 私たちは強い絆で結ばれていて、幸せで、当に愛し合っていた。だから、彼がいつまでも何も言ってくれないのは、素面のときでも馬鹿げているように思えたし、酒が入るとますますそう思った。 私がいつまでも聞き続けたから、彼のなかでプツンと糸が切れたのだと思う。彼が私に秘密を打ち明けたのは、そのときだったからだ。 目が覚めると、彼はいなかった。私は彼のWhatsAppのステータスを、まるで病気で苦

    10年付き合った恋人に「実はトランスジェンダーなんだ」と打ち明けられた日 | 取り残された私、本当の自分へと変化していく彼
    matone
    matone 2022/10/29
    こういう形でパートナーを喪う人を「トランス未亡人」というらしい。日本でもこれから増えるだろう。ある意味死別よりも辛いかもしれない。この筆者は周囲の手助けと自身の努力で状況を脱することができたが。
  • イーロン・マスクとランチをしながら「ツイッター買収の本音」と「怒りの原因」を聞いてみた | 「テスラは持続可能なエネルギーの到来を20年早めた」

    「ツイッター」を買収して「言論の自由」を獲得しようとしたり、ウクライナ戦争を終わらせるための“和平案”を提案したりと、何かと話題に事欠かないイーロン・マスク。もちろん、火星開拓への執着ぶりは変わらない。現在「ダイエット中」のマスクと英「フィナンシャル・タイムズ」紙の記者が、ランチをした。 イーロン・マスクとのディナーは、テスラでのドライブから始まった。テキサス州の州都オースティンで、私はマスクの2歳半の息子Xと並んで後部座席に座る。午後7時くらいだった。案の定、Xはぐずりだした。向かう先はマスクお気に入りのメキシコ料理店「フォンダ・サン・ミゲル」。 その前に私は同僚と、コロラド川のほとりに建つ「ギガファクトリー」を案内されていた。この巨大な生産工場で、テスラの最新小型スポーツ多目的車(SUV)の「モデルY」が生産されている。モデルYは世界で最も売れているテスラEVで、マスクを長者番付の首位

    イーロン・マスクとランチをしながら「ツイッター買収の本音」と「怒りの原因」を聞いてみた | 「テスラは持続可能なエネルギーの到来を20年早めた」
    matone
    matone 2022/10/29
    “加齢の問題は解決すべきではないと言う。「人が死ぬ、というのは意味のあることだ。独裁者スターリンに一体どれだけ長生きしてもらいたいと思っているんだ?」確かにその通りだ”
  • フランスでいじめの加害者が「10年の拘禁刑」に処されるようになった背景 | 法律を運用するうえでの問題は?

    フランスで、学校でのいじめを「犯罪」とする新法が3月2日より施行される。被害者の自殺・自殺未遂があった場合、加害者には最大で10年の拘禁刑が科される可能性がある。フランスの法学博士・弁護士が、新法制定の成果と今後の課題を仏紙「フィガロ」で解説した。 ネットいじめの深刻さを認めない当局 学校でのいじめはいまに始まった問題ではなく、被害者の数も何百万人といる。数字を見ると頭がクラクラするほどだ。 フランスでは毎年、約10人に1人の子供が学校でいじめの被害に遭っているというのだ。学校に通う児童・生徒の数が1200万人だとすれば、いじめの被害者は100万人を超す計算になる。もちろんこれはフランスに限られた話ではない。ユネスコによれば、学校でいじめられた経験がある児童・生徒は世界全体で30%を超えるという。 フランスの行政法の判例を見ると、公立学校でいじめられた子供が自殺した場合、教職員がいじめの事

    フランスでいじめの加害者が「10年の拘禁刑」に処されるようになった背景 | 法律を運用するうえでの問題は?
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    matone 2022/04/24
    日本も参院選の争点にしてみては?“学校でのいじめには厳罰化で対処する…被害者の自殺・自殺未遂があった場合は3~10年の拘禁刑。被害者や加害者が当該学校に在籍中かどうかは問わない。罰金は4万5000~15万ユーロ”
  • 学位のジェンダー格差がアメリカで過去最大に “非大卒男性”が直面する「絶望的な社会構造」 | 現代の若い男性はなぜ大学を放棄するのか

    在学生の「男女比4:6」でギャップが過去最高に アメリカでは1980年以降、大卒者の数は男性よりも女性の方が多い傾向が続いていたが、「学位のジェンダー格差」はこの5年ほどで加速し、過去最大になっている。 米紙「ヴォール・ストリート・ジャーナル(以下、WSJ)」が掲載した非営利の研究グループの最新データによれば、アメリカの大学に在学している学生の男女比は4:6。女子学生の数は過去最高になっているという。学位を持つ女性が増えることは「社会の発展につながる」とポジティブに見られているが、問題は男子学生の減少である。 学生数自体は5年前と比較して約150万人減っており、「男子学生の減少が著しい」。特に白人男性の減少が顕著だと書く。入学者数を増やしている名門・人気校でもこの傾向は強いようだ。

    学位のジェンダー格差がアメリカで過去最大に “非大卒男性”が直面する「絶望的な社会構造」 | 現代の若い男性はなぜ大学を放棄するのか
    matone
    matone 2021/09/25
    白人男性は生まれながらに下駄を履かされているという過去の常識にとらわれたままの制度設計が、現在の彼らの悲惨な状況を生み出しているということか。記事を読む限り、確かに手遅れかもしれない。