19日の東京外国為替市場は、スコットランド独立の賛否を問う住民投票で反対派の勝利が決まったことで市場に安心感が広がって、比較的、安全な資産とされる円を売る動きが強まり、円相場は、一時、1ドル=109円台半ばまで値下がりしました。 円安の影響は、小売店にも広がっています。 東京都内に4店舗を展開する練馬区のスーパーでは、輸入物の牛肉や豚肉の店頭での価格が、1ヶ月前と比べて2割ほど値上がりしているということです。 牛肉は、アメリカの干ばつの影響で、また、豚肉は伝染病の流行で、それぞれ供給量が減少して、もともと値上がりしていたところに円安が追い打ちをかけている状況だということです。 また、中国産のたけのこの水煮の価格も先月と比べて2割程度高くなっているということです。 さらに、これから輸入が本格化するアメリカ産のレモンやグレープフルーツも前のシーズンと比べて値上がりする見込みだということです。