「ショックです」「寂しい」-。JR船橋駅南口の西武船橋店(船橋市本町一)が、来年二月末で閉店することが明らかになった二十五日、同店で買い物をした市民らには驚きが広がった。運営するそごう・西武によると、跡地は「複合施設化を含め再開発を検討中」としている。 (保母哲) 西武船橋店は一九六七年九月に開店した。鉄筋コンクリート造り地上十階、地下一階建て。九八年八~十月には隣接地に別館・ロフト館(七階建て)がオープンし、店舗と駐車場を備えたロフト館とを合わせ、売り場面積は四万二千四百十四平方メートル。二〇〇四年八月には全館改装オープンした。 売上高は開店後、増えていたが、一九九二年二月期の五百五十一億円をピークに減少傾向。二〇一七年二月期は百六十九億円に落ち込んだ。閉店理由を、そごう・西武社長室は「隣接の東武船橋店と競合し、近隣には新しい商業施設が開設されるなどで、不振が続いたため」と説明している。