「山本太郎」とは呼びたくない?−。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が日本人2人を殺害したとされる事件を受け、テロを非難する国会決議を全会一致で採択した5日の衆院本会議。提案者となった全会派を代表して登壇した林幹雄議院運営委員長が、慣例となっている提出会派の読み上げを省略し、「提出者を代表いたしまして」と名乗る一幕があった。 実は直前の議運理事会で、提出会派に加わった「生活の党と山本太郎となかまたち」を念頭に、与野党が「個人名を読み上げるのは問題だ」との認識で一致していた。議員の間では「衆院なのに参院議員の山本氏の名前が出るのは違和感がある」(自民党中堅議員)などの声もある。議運理事会では今後の課題として、協議を続けることになった。