来日したノキア シーメンス ネットワークス本社CEOのラジーブ・スーリ氏が記者会見を開いた。同氏によれば世界は今、SNSの普及などにより「エンゲージメント・エコノミー時代」という新しい時代に突入しかけているという。 ノキア シーメンス ネットワークス(NSN)は2012年5月31日、CEOのラジーブ・スーリ氏の来日に合わせて、記者会見を開催した。今回の来日は、日本の顧客や行政関係者などとの意見交換を目的としたもの。前日の30日には、移動通信関連イベント「ワイヤレスジャパン」の基調講演(アジアワイヤレスサミット2012)で講師も務めている。 会見ではまずスーリ氏が、「エンゲージメント・エコノミー時代に向けて」と題し、通信市場の動向とNSNの戦略についてのプレゼンテーションを行った。エンゲージメント・エコノミーとは、高性能なデバイスと高速ネットワークの普及により劇的に変化しつつある社会の姿を表