2024年ごろから、AIがエージェント化することによる業務アプリビジネスの崩壊、すなわち「SaaSの死」が予見されていた。今年1月に登場した米Anthropicの「Claude Cowork」は、その予見をより強化する格好の材料となった。 今後コンピュータを使う、という行為が変わるかもしれない。まずはコンピューティングの歴史と、今起こっていることを簡単にまとめてみる。 かつてDOSの時代は、アプリは特有の顔を持っておらず、全ての操作はコマンドを入力することで呼び出していた。コマンドラインはテキストではあるが自然文ではなく、決められたフォーマットから少しでも外れると動作しない。 しかしその後コンピュータはGUIを獲得し、画面上にあるボタンやメニューを、マウスとカーソルを駆使して1つずつ押してやることで、コンピュータに指示を与えることができるようになった。人間にとっては、どこに機能があるのかと

