保健所が行う新型コロナウイルスの濃厚接触者の感染経路を調べる「積極的疫学調査」について、東京都は、一時的に高齢者施設などに重点化していましたが、感染者数が減少してきたことから対象を再び広げ、クラスターの早期発見と感染の再拡大の防止につなげたい考えです。 都内で感染が急激に拡大し業務がひっ迫した保健所の負担を軽減させるため、都は、先月22日、濃厚接触者の感染経路を調べる「積極的疫学調査」を高齢者施設や医療機関などに重点化して行うよう通知していました。 ただ、その後、感染者数が減少していることをうけて、都は、調査の重点化の通知を廃止し、保健所の状況に応じて調査の対象を再び広げるよう新たな通知を出しました。 例えば、3密の条件がそろうなどリスクが高くクラスターが起きているおそれがあると判断したケースなどでは積極的に調査します。 一方で、クラスターを早期に見つけるために効率的な調査をするよう求めて