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ブックマーク / aidiary.hatenablog.com (11)

  • ラングトンの自己複製オートマトン - 人工知能に関する断創録

    ついにやった!ループが自己複製をしている。 ラングトンの日記(1979/10/26) ラングトンの自己複製オートマトンは、ラングトン・ループ(Langton's Loops)と呼ばれます。ライフゲームと同じ二次元のセル・オートマトン空間上でループが増殖していきます。下が増殖の様子を撮影した動画です。もっとよくみたいときは後で掲載するPythonスクリプトを実行してみてください。 この自己複製するループは、クリストファー・ラングトン(Christopher Langton)という人が提案しました。ラングトンは、人工生命(Artificial Life)という研究分野の創始者です。 こういう複製はトップダウンでルールを与えれば簡単にできます。たとえば、腕を10ピクセル伸ばしたら左に90度曲げるを繰り返し、ループが完成したら切り離す。でもこれではまったく面白くない!ラングトンのループのすごいとこ

    ラングトンの自己複製オートマトン - 人工知能に関する断創録
    memecy
    memecy 2012/01/24
  • Amazonの書籍情報をテーブルビューに表示する - 人工知能に関する断創録

    Amazon Web Serviceで書籍情報を取得する(2008/12/20)のつづき。iPhoneで書籍を扱うアプリを作りたいなぁと思ってるってはなし。 Amazon APIを使えば、キーワードを使って書籍情報を検索し、検索結果をXMLで取得することができる。前はPythonで書いたのだが、Objective-Cで書いてみた。検索ボックスにキーワードを入力してSearchボタンを押すとAmazonの書籍タイトルをテーブルビューに表示するみたいなのを作った。まあ基形。 Amazonが返すXMLをパースしなくちゃならないのだが、iPhoneではNSXMLParserというSAXパーサ(頭からシーケンシャルに読み込む方法)しか使えないらしい。DOM(木構造を作る方法)が使えないのはメモリをたくさん使うからじゃないかと思う。SAXは使ったことなかったのでSeismicXMLというiPhone

    Amazonの書籍情報をテーブルビューに表示する - 人工知能に関する断創録
  • Queen Ericaの本を読んだ - 人工知能に関する断創録

    iPhone デベロッパーズ クックブック 作者: Erica Sadun,株式会社クイープ出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2009/02/12メディア: 大型購入: 20人 クリック: 474回この商品を含むブログ (60件) を見る このに乗ってるコードを片っ端から打ちまくってiPhoneで実行させていた。おかげさまでだいぶ作り方がわかってきた。このはクックブックって書いてあるけど基レシピも充実しているのではじめてiPhone開発する人にはよさそう。 著者は、Interface Builderが嫌いらしく、スケルトンのコードを全部削除してmain.mたった1つにまとめる書き方をしている。最初はとっつきにくかったが、何度も同じコードを書いているとInterface Builderが作るスケルトンの意味もわかってきてよかった。次は、↓を読む予定。 iPhon

    Queen Ericaの本を読んだ - 人工知能に関する断創録
  • 理性の限界 - 人工知能に関する断創録

    理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書) 作者: 高橋昌一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/17メディア: 新書購入: 54人 クリック: 285回この商品を含むブログ (176件) を見る 地味だけど非常に面白かった。理性の限界を 選択の限界(アロウの不可能性定理) 科学の限界(ハイゼンベルクの不確定性原理) 知識の限界(ゲーデルの不完全性定理) の3つに基づいて解説している。それぞれ、経済学、物理学、数学の分野のテーマ。タイトルからして非常に難解な話かと思ったのだが、司会者、会社員、大学生、運動選手、カント主義者、数理経済学者、実験物理主義者、論理学者などなど一般人を含む多様な背景を持った人物群のディスカッション形式ですすめているので流れはスムーズでわかりやすい。カント主義者の脱線と司会者のやり取りに思わず笑ってしまった。 3つとも非常に衝撃的

    理性の限界 - 人工知能に関する断創録
  • フレーム問題に関する断想 - 人工知能に関する断想録

    ロボットにつけるクスリ―誤解だらけのコンピュータサイエンス 作者: 星野力出版社/メーカー: アスキー発売日: 2000/01メディア: 単行購入: 5人 クリック: 60回この商品を含むブログ (13件) を見る 突然だけどこの面白かった。フレーム問題、記号着地問題、行動AI、進化的計算、ゲーム理論、創発、チューリングテスト、自意識、自己言及など人工知能の哲学に関する興味深い話題がほとんど網羅されている。あと著者がSF好きとあって人工知能に関するSFもたくさん紹介されている。説明がかみくだかれていてひじょーにわかりやすいので人工知能の哲学的側面に興味がある人はこれから入るとよいかも。このの後半にフレーム問題に関する学生の質問へのプロフェッサー星野の回答がある。ちょっと思ったことがあるのでメモ。 フレーム問題っていうのは、人工知能の難問の1つで簡単に言うと「ある問題を解くために、無関

    フレーム問題に関する断想 - 人工知能に関する断想録
    memecy
    memecy 2008/09/03
    /「無視するコスト」は「ハッシュ」ではなく「イテレーション」まわりの云々なんだろうなとか
  • 無限に上昇するカノン(バッハ) - 人工知能に関する断創録

    ゲーデル・エッシャー・バッハの序論を読む。バッハのフーガ、エッシャーの絵画、ゲーデルの定理をもとにこれらの背後にある「不思議の環」という概念を考えましょうという内容。 不思議の環とは、ある階層システムの段階を上へ(あるいは下へ)移動することによって、意外にも出発点に帰っている現象のこと。不思議の環には無限の概念が内在しており、環は無限の行程を有限の手段で表現する手法になっている。 まず、いきなりカノン、フーガ、リチェルカーレ、主題、声部、対位法・・・と意味のわからない音楽理論の用語が頻出するわけだが、下の解説動画を見たら何となくだけどわかった。カノンってのは要するに「カエルの合唱」とか「森のクマさん」なのね。フーガも似たようなものだけど重なり方にバラエティがあるようだ。リチェルカーレはフーガの昔の呼び方。 この章で解説されているバッハの「音楽の捧げもの」もCDを借りて聴いてみた。分析的な聴

    無限に上昇するカノン(バッハ) - 人工知能に関する断創録
    memecy
    memecy 2008/03/03
    対位法とか色々書いてるらしい
  • Reward Punish - 人工知能に関する断創録

    働くみんなのモティベーション論 (NTT出版ライブラリーレゾナント) 作者: 金井壽宏出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2006/10/13メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 110回この商品を含むブログ (26件) を見る モティベーション(動機づけ)を扱った心理学を読んでたところReward Punishという面白い概念を知った。Reward Punishとは、外発的動機づけ*1に過度に依存することの弊害を指す。 報酬は罰になる 報酬は人間関係を破壊する 報酬は理由を無視する 報酬は冒険に水をさす 報酬は興味を損なう 報酬は使い出したら簡単には引けない 報酬はそれを得るための手抜き(最短ルート)を選ばせる pp.147-148 罰はあんまりよくないイメージがあるけど、報酬も使い方を間違えると毒になるってことですね。家で犬を飼ってるんだけれど、ジャーキーが

    Reward Punish - 人工知能に関する断創録
  • 思い出工学 - 人工知能に関する断創録

    私事だけど23年間住んできた家がついに取り壊された。もうぼろぼろであちこち壊れてて建て直さないと危険なような家だったけどけっこう愛着あったなぁ。壊された残骸を見てると少し悲しくなる。 家の中には思い出があふれてた。柱の背比べの線、ドアにクレヨンで書いた絵、ふすまの穴、天井の雨漏り跡。家をあさるととうに忘れかけていたなつかしいものが山ほど出てきた。一つ一つに思い出がつまってて記憶がよみがえる。記憶はすべて脳に入っているけれどモノというトリガーがないと引き出せないみたいだ。 前に思い出工学という話を聞いたことがあったのだけれど、これに関する技術はとても重要になる気がする。 私たちは、「思い出工学」の名の元に、 私たちにとってどのような情報が思い出として貴重なのか 情報を思い出として保存するための工学的な支援の仕組み についての研究をしています。家という閉じた空間から生まれる密な情報のやりとりを

    思い出工学 - 人工知能に関する断創録
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    memecy 2007/02/19
    記憶と「懐かしい」の関連性という問題
  • 忘却 - 人工知能に関する断創録

    われわれはしばしば、何かを忘れてしまった、想起できないという経験をするが、忘却は長期記憶貯蔵から情報が消失してしまったために生じるのであろうか。あるいは、情報は存在するが検索することができなくなってしまったのだろうか。 これに関しては面白い実験が紹介されている。まず、何かを被験者に記憶させる。その後、一方の被験者はそのまま普通に生活させ、他方には睡眠をとらせる。数時間後、どちらの被験者がより記憶をとどめているか?というもの。 結果は、「睡眠をとった方が記憶をより留めている」となった。これは、起きている被験者は精神活動をしてしまい、新たに得られた情報によって古い情報の検索が困難になっているためと説明されている。寝ていれば、精神活動が抑えられ、記憶が上書きされないということらしい(テスト前日には必須だ)。つまり、検索失敗説が今のところ有利。 次に、コンピュータは忘却機能を持つことに意味があるだ

    忘却 - 人工知能に関する断創録
    memecy
    memecy 2007/02/02
    検索領域の縮小。フレーム問題?
  • 本能はどこまで本能か - 人工知能に関する断創録

    能はどこまで能か―ヒトと動物の行動の起源 作者: マーク・S.ブランバーグ,Mark S. Blumberg,塩原通緒出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/11メディア: 単行購入: 4人 クリック: 49回この商品を含むブログ (22件) を見る 能という言葉は、科学的には少なくとも九つの意味をもっている。 生まれた時点で(あるいは特定の発達段階で)存在するもの 学習されないもの 使われるようになる前から発達しているもの いったん発達すると変わらないもの その種に属する全員(少なくとも同じ性別、同じ年齢の個体ならすべて)が共有するもの 独特の行動システム(たとえば狩猟採集など)に体系化されるもの 独特の神経モジュールの支配を受けるもの 進化の過程で適応するもの そして、保持する遺伝子の違いによって個体ごとに差が生じるもの これらのうちの一つの用法が、かならずしも他の用法

    本能はどこまで本能か - 人工知能に関する断創録
  • くーまん - 人工知能に関する断創録

    ソフトバンクの910Tっていう携帯の機種に変えたところくーまんという面白いアプリがついてた。携帯の待ちうけ画面にくーまんというキャラクターが表示されいろいろしゃべるのだ。そのしゃべる内容が多彩で面白い。何か日時、季節、操作履歴など見て話す内容を決めているようなのだ。 たとえば、朝起きて携帯見ると「今起きたでふか」、夜見ると「夜更かしすると朝起きられないでふ」、「お化け怖くないでふか?」、携帯ゲームやったあとに見ると「くーまんもゲーム大好きでふ」、音楽聴いたあとに見ると「くーまんも音楽好きでふ」、メール出したあとに見ると「想いが届くといいでふね」、特に何もしてないときは「しりとりしようでふ、メロンパン、あっ」。他にもいろいろ。 もう1ヶ月くらい使ってるんだけどまだ新しいことしゃべっててなかなか面白い。ただ残念なことにこっちに頻繁に質問してくるのに返事を聞こうとしない(というかそもそもそういう

    くーまん - 人工知能に関する断創録
    memecy
    memecy 2006/12/11
    文字列だけで和んでしまった。このアプリは間違いなくくーまん
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