現代経済学の直観的方法まず、書籍の帯に書かれた次の一言に着目。 『私は30年前にこの本のベースとなる論考に出会い大きな衝撃を受けた。』 そして、後書きの一文に着目。 『足かけ20年の形で本書の書籍化に関わっていただいた・・・・』 つまり、この本のベースは何と30年前から存在していたのです。 30年前から密かに出回っていた、言ってしまえばごく内輪向けのテキストが、 廃れることなく少しずつ加筆・修正を繰り返し、ついに公に書籍化されたというのがこの本なのです。 ・・・ちょっと異例の経緯だと思います。 考えてみてください。この30年間、経済の世界でどれほどの激動があったことか。 その間、多少の修正はあれど、芯が全くブレていない。正直、それだけでも驚きです。 私がこの内輪向けのテキストを最初に読んだのは2001年ごろ、19年前になります。 そして、“布教活動”を開始したのが10年前です。 rikun