ソニーの情報流出が止まらない。25日、グループの携帯電話会社ソニー・エリクソンから約2千人分の情報流出が発覚。地域も業種も超えて世界中のグループ企業が狙われる。傘下に銀行や保険会社も抱えるソニーが、ハッカーらの標的になったとの見方が強まる。 ■サイト防御の甘さ標的に 新たな流出はソニー・エリクソンのカナダ法人が運営するウェブサイトから。利用者名、メールアドレス、暗号化ずみパスワードだ。流出したとされる情報はネット上にさらされた。 4月下旬にオンラインサービスで約1億人分の個人情報が流出したソニー。ゲーム配信、ネット接続、音楽配信の関連会社そして携帯。不正侵入や攻撃を受けた場所も米国やカナダ、ギリシャ、タイに広がる。 一連の攻撃は著名ハッカーをソニーが提訴したのが伏線だと見られている。「インターネットの自由」を掲げ、アノニマスを名乗るハッカー集団がこれに抗議。関与は否定するものの攻撃や