P2Pファイル交換ソフト環境では、情報漏えいにつながるウイルスや著作権上不適切なファイルなどのコンテンツが多数流通しているといわれています。 今回、2008年初めに実施したP2Pファイル交換ソフト環境のコンテンツ流通実態調査(*)の中から、マルウェアの流通について紹介したいと思います。 結果要約 マルウェアは、約20ファイルに1つ 流通量が多いアーカイブファイル(zip、lzh、rar)に限定すると、マルウェアは約5ファイルに1つ マルウェアのうち、フォルダなどの安全なコンテンツに見せかけた「アイコン偽装」を行っているマルウェアは約9割 既知マルウェアの7割が情報漏えいを引き起こす「Antinny」とその亜種 最新の状態にあるウイルス対策ソフトの導入は、P2Pファイル交換ソフトの情報漏えいに一定の防止効果あり