また、図1-3は、届出開始から2014年12月末までの修正完了件数の年ごとの推移を示しています。過去、修正を完了した件数が最も多かったのは2009年の1,401件でした。2014年は、ソフトウェア製品が140件、ウェブサイトが633件の合計773件でした。2014年はソフトウェア製品の修正が、最も多く完了した年となりました。これは、本制度が開始してから10年が経過し、「製品開発者の脆弱性に対する理解が浸透してきた」ためと考えられます。 1-3. 連絡不能案件の取扱い状況 本制度では、連絡が取れない製品開発者を「連絡不能開発者」と呼び、連絡の糸口を得るため、まず最初に当該製品開発者名等を公表しています(*6)。製品開発者名を公表後、3ヵ月経過しても製品開発者から応答が得られない場合は、その後製品情報(対象製品の具体的な名称およびバージョン)を公表します。それでも応答が得られない場合は、情報提