収益向上を最優先とするビジネス戦略の観点からは、情報セキュリティに対する取り組みは“足枷”と見なされてしまう傾向があります。しかし、企業にとって情報セキュリティに対する取り組みは、普遍的かつ恒久的でなければなりません。また、経営、コンプライアンス、社員教育といったトータルな視点でとらえることが重要であり、そのうえで現実的なセキュリティ対策を設計・実装・運用していく必要があります。それを実現するためには、その役割を担う情報セキュリティ専門家の育成が不可欠となります。 「THE SECURITY INSIGHT 2009」では、資産としての情報を守るために企業はいかにしてリスクに対峙すべきかに焦点を当て、情報セキュリティ専門家にはどんなスキルが求められるのか、実効力を持った情報セキュリティの取り組みに必要なものは何かを明らかにします。