北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、米国全体を射程に入れたとするミサイルの発射後、北朝鮮の核プログラムが完成したと宣言した。 国営の朝鮮中央通信(KCNA)は29日、北朝鮮が技術を改善させた新たなミサイル「火星15」の発射に「成功」したと発表。金委員長が試射を見届けた上で、「われわれは最終的に国家核戦力の完成という歴史的偉業を達成したと誇りを持って宣言した」と伝えた。 KCNAは「これは最も強力な大陸間弾道ミサイル(ICBM)であり、設定したロケット兵器システム開発の完成という目標を満たすものだ」と報じた。北朝鮮は米国に対抗する核兵器を開発したと述べた上で、自らの国益を侵害しなかった国に脅威を与えるものではないと主張した。