世界的な課題に挑戦するため、かつての学生起業家が現場に戻ってきた。 1995年にウェブ制作・開発を手掛けるイエルネットを学生起業し、その後ソニーや楽天で活躍した本間毅氏が手掛ける新たなスタートアップについて本誌に語ってくれた。 「HOMMA」が取り組む課題は「家」。Redefining our standard of livingとサイトに記された通り、人生の中で最も重要な衣食住のひとつの未来像を作るという意欲的なプロジェクトだ。再度の起業は一切考えてなかった本間氏をスタートアップの世界に戻したのはひとつのきっかけからだった。 「家を購入しようと考えたんですが、作るのに数年かかる。数年ですよ。日本でも数カ月でできるのに。しかもすごく高い。それでなんらかのソリューションがあると思って調べたんですがない。それで考え始めたのがきっかけです」 しかし本間氏は起業の世界に「再登板」を決断するまで2年