広島は「路面電車の街」である。玄関口である広島駅から原爆ドームや安芸の宮島などの観光地はもちろん、八丁堀や紙屋町の繁華街、瀬戸内海へ繰り出す広島港などを結んで市街地を縦横に走る。市民の日々の暮らしから観光まで、広島という町を語る上で欠くことのできない交通機関なのだ。その総距離は、8系統19.0km(その他、広電西広島~広電宮島口間を結ぶ鉄道区間が16.1km)。もちろん日本国内の路面電車では最大規模である。 【写真】原爆ドームのヨコを走る広電 と、ここで他の都市を見渡してみると、広島の路面電車の規模が突出していることが改めてよくわかる。東京都内をかつて走っていた都電は今では荒川線を残すのみだし、名古屋や京都、大阪、福岡などの大都市からはとうの昔に姿を消した。いったいどうして、広島は路面電車の町になったのだろうか。そこには、広島市民たちの路面電車に対する思い、そして1945年8月6日のあの惨
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