面会続けた老教授が明かす「中川智正死刑囚」最期の言葉と「VXガス論文」への固執（新潮社 フォーサイト） - Yahoo!ニュース

日本を震撼させた一連のオウム真理教事件から約30年、教団幹部7人の死刑が執行された。そのうちの1人である中川智正元死刑囚と個人的な交流を続けてきた台湾出身の毒物学の権威、米コロラド州立大学のアンソニー・トゥ（杜祖健）名誉教授（88）が、筆者の取材に応じ、最後の面会時の様子などを明かしてくれた。 「先生もお元気で」 最後の面会は今年4月、中川元死刑囚が東京拘置所から広島拘置所へ移送されて間もなくだった。当時から移送は死刑執行の準備のためだろうと見られていたが、トゥ教授がこう振り返る。 「中川元死刑囚はいつも私が来るのを楽しみにしているようでした。私も彼からサリンやVXガスの実際の製造法や利用法について話を聞けることは、専門家として有難いことだった。死刑執行が近いことは彼も予想していたようですが、この時も過去の面会時と同じく死刑を怖がっている様子はありませんでした。『先生もお元気で。これが最後

[gabill]

後世まで自分の生きた痕跡を残すには、何かを作る、何かを変える、何かを壊すの3種類の方法がある。何かを作るってのは大変だけど、論文を書くことはその中でもかなり有効な方法だと思う。

[myjiku]

「死刑囚は、判決が確定してしまうと新しい相手と面会や文通ができなくなる。」事実なら不当では。

[maxk1]

印税全体の中の20％分って意味かも（低すぎ？

[lalupin4]

本人の主観的には「実験」だったんだろうな。

[Diomedeidae]

Anthony T. Tuさんと聞くと科学英語writingの本が真っ先に思い浮かぶんですが、こういった活動もされていたんですね。

[Ereni]

7/12「彼はよく、事件を起こしたことを反省し、悪いことをしたと話していましたが、どこまで本心からの言葉なのか、私には判断ができません。ただ、麻原に対してはまだ畏敬の念を持っているように思いました」

[mindattractor]

冷静さを失っている滝本弁護士 https://anond.hatelabo.jp/20180713125349 混乱や遺恨を残さないためには、有識者などの第三者も交えて、関係者が今後の対応策について協議するべきでしょう。滝本弁護士の希望は、オウム残党の解散

[shinichikudoh]

殺人者が関与している本を読むつもりはないけれど、医師免許を持つ人間が化学兵器による無差別テロに加担したことが恐ろしい。

[paravola]

1994年、トゥ教授は、サリンやVXガスなどの化学兵器に関する論文を寄稿した。それに注目したのが、化学兵器開発を画策していた教団幹部だった／「頭脳は抜群です」

[Hagalaz]

科学と倫理について考えさせられるなあ...

[bokmal]

「せめて自分の知識を世の中に役立てたい」と「自分に『先見の明』があったと世の中に知って欲しい」は裏表だが、後者がやや勝っていた印象。

[heroyoukey]

その明晰な頭脳を人類の進歩に活かせればどんなに良かったか。何を出版しても結局は人殺しだ。

[ga_kun]

中川死刑囚の「歴史に名を残したい願望」が見え隠れする。

[ikura_chan]

科学って懐深すぎるってあの論文記事じみて思った。

[dadapon]

医師として、科学者として最後に残っていた良心を、こういう形で発露した、ということなのだと思う。そういう意味であれば決してむなしい人生ではなかった。

[luxsuperpoor]

満足そうですねえ。刑ってなんなのかね…

[blueribbon]

「1994年9月、トゥ教授は…『現代化学』に、サリンやVXガスなどの化学兵器に関する論文を寄稿した。…土谷正実元死刑囚に中川元死刑囚らも協力し、論文を参考にして原材料を集め、VXガスを作成したとされる。」

[STARFLEET]

印税12〜8%でその2割ってことだろうな。

[death6coin]

“本の内容そのものは早い段階で完成していたが、死刑執行までは公表しないことが中川死刑囚の希望だった。タイトルは『サリン事件死刑囚 中川智正との対話』。本の売り上げにあたる印税の20％は、中川死刑囚の遺族に

[goldhead]

"ただ、麻原に対してはまだ畏敬の念を持っているように思いました"

[SOLTALLOW]

“本の売り上げにあたる印税の20％は、中川死刑囚の遺族に渡されることになっている”　例外的と言っていい印税率だと思う（普通は著者10％）けど、海外著者（トウ教授）の存在と、内容や事件性への配慮なのかな